うちには非常用の食品備蓄はなし。いつもの食品管理が”もしも”に役立つと思うから

非常食は買って安心?
管理してこそ安心です。
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暮らしのアドバイザー土井けいこです。
今日は、
いつもの暮らしがラクになって

”もしも”の時も役に立つ『減災収納』。

食品庫の収納改善と
食品の在庫、期限の管理を
取り上げます。

いつも使いながら
在庫と期限を気にかけていると
期限切れが近いことに
気がつけて
欠品の補充も早めにできます。

 

まずはうちの
食品庫の収納改善の話から。

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缶詰類の積み上げが
課題と思っていました。

キッチン収納改善の時
ステンレスラックが余って
余ったラックを使って
缶詰の積み上げ解消を
思いつきました。

乾物は引き出しだと
ものが埋もれて管理しにくい。
引き出し外してトレイにすると
ものが埋もれません。

管理の目で見ると
いろいろ気がつきます。

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トレイにすると
棚の間隔を狭められます。
缶詰・びん詰類の棚の位置を下げられて
ラックの上のものも
出し入れしやすくなります。

19年ぶりに棚の位置を替えました!↓
右がアフターです。

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棚の位置を変えるために
乾物類を出して入れ直し

その作業は在庫を目で確かめて
手で触れて体で覚えることに

あれこれ触ることで
改善点、方法が浮かび
新たな課題にも気づけます。

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生協さんから乾物類が届いて満杯に。
そういうときも全部見えるように
入れ直しながら目と手で記憶。

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トレイ左【主食になるもの】
トレイ右【袋入りのいろいろ】

 

食品庫の中は
棚ごとにどんなものをしまうか
ザックリとしたルールがあります

だから新しいものをしまうとき
空いてるところに
適当にしまう、
突っ込むはNG。

これは
家じゅうの収納に共通する
ルール
です。

入らないときは点検時。
その時、時間がなければ
適当にしまわずに
その辺に出しっぱなしにせずに
エコバックに入れて
目立つように扉の取っ手に
引っ掛け仮置き。

 

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↑期限が近いものは
期限が一目でわかるようにメモ。

ものをしまうときは
開けたら全部見えるように。
わかるように。

先日の冷蔵庫の記事
ポイントは同じです。

食品庫にある水は
早く消費するもの。

長期保存も含めて
嵩張る水はほかの場所に分散管理
適当にあちこちにしまい込みはNG。
しまい忘れのもとです。
いつも開閉する場所に
水の保存場所のメモを貼ります

乾物を入れていた引き出しは
食品以外の消耗品を管理するのに
使うことにしました。↓

ちょっとしまい方が雑。
見た目は雑でも
一応全部見えるようになってはいます。

見た目を整えるのは
次のステップとします。
引き出しのシールに前の名残(笑)。

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↑(左)【ケガ/高熱】のくくり
大型絆創膏、包帯
湿布、温熱シート
氷枕、水枕など

(中)【電池/電球】のくくり
各サイズの電池ケース単位購入
ボタン電池
電池の残量チェッカーなど

(右)【その他消耗品】
おもにキッチンで使うもの
ホイル、ジッパー付き袋など

食品以外の消耗品も
もしもの時役立つもの。

期限のメモなどに使う
筆記用具のそばには
マッチとライターも。

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食品など消耗品の
管理場所をどこにするかは
とても大事。

食品の点検をラクにするには
いつも通る場所がいいです。
通るたびに開けて見るから。

洗面所とトイレの間収納を
食品や消耗品の
管理置き場所にしているのは
管理がしやすいから。

キッチンの奥や
頭より上への収納に
しまえないことはないけれど
あえて通路に収納。

 

なにがどこにどれくらいあるか
把握できていると
ふだんの暮らしも
”もしも”の時も安心です。

非常食を
期限切れにしてしまったら
買う量の調整だけでなく
管理のルールを意識すること

点検のタイミングをふだんの暮らしに
取り入れるといいですね。

だけどルールは決めただけでは
役に立たないです。
ルールがなしくずしになる時は
ルールの見直し時です。

なにが
どこに
どれくらいあるか
わかるように。

身体で覚えていないものは
いざというとき思い出せません。
それはないのと同じこと。

 

今日は、
暮らしがラクになる
『減災収納』でした。

 

 


posted : 2017年1月23日