“転ばぬ先の杖”の、難しさ。大雪情報でもハイヒールで出勤するのは、正常性バイヤス?

私」の時間を大切に。

こんにちは。
暮らしのアドバイザー土井けいこです。

 

昨日の東京の大雪。
ニュースで
ハイヒールで歩く人が!

東京の人は
雪に慣れていないから?

2013年の成人の日の大雪。
2014年1月、2月も関東は大雪だったはず。

きょうは
「備えるタイミング」を取り上げます。

大雪も地震も
備えが進まないのはなぜでしょう。

 

■大雪の中
革のブーツで凍える足元

5年前の成人の日、
東京で大雪だったのを覚えているのは
その日東京にいたから。

羽田に向かうモノレールから
外を見ていたらアッという間に
建物が見えなくなるほどの
激しい雪に。

飛行機は欠航。
モノレールが止まらないうちに
都内に戻って山手線に。
倒木のため途中の駅で電車が止まって…。

かろうじて友人の家にたどり着いて
ホッとしたのでした。

後日沁みだらけのブーツの
シミ取り代金7,000円。(!)

そこから私の大雪対策は進んだ?!

 

■やっと、ようやく安心を購入!

寒さと怖さと、痛い出費で
防水防寒靴を買いに行ったけれど
気に入ったのがなくてあきらめて…。

その翌年の2月。
関東で、生活がマヒするほどの
かなりの降雪。
関西では雪からみぞれに。

その日、
懲りない私は革のブーツで外出。

足元がものすごく冷たくて後悔…。

その翌月。
予算はオーバーしたけれど
雪の日以外も履けるゴアテックスの
ブーツに出合って、購入。

↓4年履いて中敷きボロボロに

春になっての雪対策でしたが
さすがに迷うことは
ありませんでした。

二度も“痛い思い”をして
ようやく対策に至った私です。

 

■備えがある心強さ

うちの近くに橋があります。
この時季、小雨の夜は
橋の上は下からの冷たい風で
アイスバーンに。

歩き方をいくら注意しても
わずかな傾斜で滑って歩けない。

ところが
はじめてゴアテックスのブーツで
歩いたとき
ブーツの靴底の滑り止め効果のすごいこと。

しっかり靴底がアイスバーンをキャッチ。
あの安心感は忘れません

ゴアテックスのブーツを買って以来、
冬、東京に行くときは
いつ雪が降ってもいいように
防水防寒滑り止めブーツで安心。

あたたかい日は
ちょっと辛いですが。(笑)

↓冷え込む夜、霰(あられ)で地面が真白に
寒くて?霰がピンボケ(笑)

 

■注意喚起の限界

昨夜、SNSの投稿で
知人がハイヒール姿の人を見てハラハラ。
「ニュースなど、大雪の際の注意喚起は
もっと具体的に」と、いっていました。

ほんとうにハラハラするし、
注意喚起も同感です。

そうなんですが、
この度の大雪で
転んだ人、寒さに震えた人、
次も同じことするかもしれません。

だって、私もそうだけど
“転んだ痛さ”は、大ケガをしない限り
忘れるのでは?

のど元過ぎれば熱さは忘れるのです。

防寒靴に限らず
「寒さ」「痛さ」「怖さ」
「ハッ」とした感覚を忘れないためには
どうしたらいい

わたし、日常生活で
「ヒヤリ」と、することがよくあるので
どうしたらいいのか
自分にも問いかけています。

↓黒いネックウオーマーは
帽子にもなるタイプ
軽いナイロン手袋は脱いでも
しまい場所に困らないフック付き

↓ワゴンセールのムートンの手袋500円
あったかくて転んでも手をケガしにくい?

 

人間は、滅多にない危険は
意識の外に遠ざけるものだそう。
正常性バイヤス。

滅多にないことに
出費や手間をかけるのは難しい?

大雪情報の日に
ハイヒールで出かけるとどうなるか。

タンスの前で寝ていると
地震が起きればどうなるか。

イメージするのも難しい?

きょうはそんなことを思って
「備え」について取り上げました。

 

 

*追伸*

雪道も滑りにくくて軽い長靴が
ほしい!!

履き心地が軽くて折りたためる、
という
クロックス
レインフロー トールブーツ。

どうなんだろう?

持っても軽くてたためれば
出先で雨が上がったとき持ち歩きがラク。

わたしの長靴は農協で買った
農作業用。
たためるけど重たい。

↑私の作業用雨具/ポンチョとゴム長靴

雨靴は大雨で出先で慌てて買った
ショートタイプ。
やっぱり長いのでないと
だめですよね。

 滑べりにくくて履きやすい長靴がほしい。
でも機能性と同じくらい
「気に入る」というポイントが
むずかしい。
それ、備えと関係ない!

そうこうしているうちに冬の大雨とか。
そんな日は外の仕事はいかないことに
したいけれど…。

 

 


posted : 2018年1月23日