キッチンから使っていないものを出そう。食器、どこからどう減らすか。無防備な背後と顔の正面から

 

こんにちは。
“暮らしはラクに楽しく”

暮らしのアドバイザー 土井けいこです。

「今日を大切に」する
時短家事&減災収納を、
お伝えしています。

キッチンは作業する場所。
それにうちのような
幅が狭いキッチンでは
イザ!というとき
逃げ場所もないです。

使っていないものを
限られた空間に置くのは
安全の面でも作業の面でも
どう考えても
デメリットばかり。

前々回は、
棚に置いたものの滑り止め対策。

前回は、収納の扉対策。

今日は、
キッチンのキケンを
特に感じる場所から
ものを減らした実例です。
前々回の記事の写真はこちら。↓

 

■調理中は
背後に無防備
な自分に気づく

大阪北部の地震は朝8時前。
キッチンコンロ前で
ひとり卵焼きをつくっていた人も
いたかもしれません。

食器が割れたという人から
「びっしり詰めていたから」
という声も聞きました。

その声から
扉の地震対策をしても
総量を減らさないと効果がないと
気づきました。

だからといって
やみくもにもの減らそう
というわけではありません。

もし「強い地震が起こったら」と
そのときキッチンにいる自分を
具体的にイメージ・・・。

そうしたら、
対策を取るポイントが
よりはっきりしてきました。

調理台やコンロに向かっているとき
あなたの背中には何がありますか?

うちの場合、
コンロに向かって立っているとき
背後には食器棚があります。

↓減らしたあとの状態

 

私に限らず
調理しているときは手元に集中していて
自分の背後が
無防備になっていないだろうか?

しかも(毎回繰り返しますが)
うちはオープン棚で
引き出し家具の上に棚を置いています。

※オープン棚の対策は
最後に追記しています。

 

■観察の意識と目で
食器棚の前に立って気づくこと

食器を手に取るとき
食器棚の前に立ちます。

そこで、
いつのもように前に立って
一歩引いて観察すると
気づくことがあります。

目の上の高さに
大きめの器を置いていました。

その状態はこちら↓

 

顔にものが飛んでくると
人間はとっさに目を閉じる!

せめてコンロ背後の
目の高さの棚2段を空にします!

毎日確実に使う
小さな器だけ戻すとなんだか安心。

 

次は、
背後にはならない
棚の左半分を点検。

 

落ち着いて観察すると
たま~にしか使わないものや
使っていないものが。

三段全部空にして
毎日使っているものだけ
戻してみると
「え~!」と思うほど
少ししかないことが発覚!

 

食器棚の左半分は
コンロから外れているので
顔の位置に置いていた日々使う
大きな器は左側に移します。

 

うちのように
オープンではなくて
扉があるとしても

取り出すときは扉が開いています。

顔から上に置くものは
せめて軽いものを。

 

■よく使うものは
思う以上に限られている

ものを減らすときは
タイマーを10分セット
時間を小さく区切って
ラクに振り分け

感情を入れる前に
「動き」に焦点を当てて
棚に残したいものを淡々と確認です。

個別の事情とか好みは考えずに
とにかく使用頻度が低いものを
まとめます。

来客時に使う汲み出しなど
目的がはっきりしているものは
キッチンの引き出しの
【容器】の引き出しに仮収納

 

いきなり捨てるかどうか
白黒つけるという話ではなくて
とにかく食器棚には
よく使っているものだけにしたい。

3回ほど絞り込みを繰り返し
さらにキッチンから出すものが
増えました。

眺めてみれば
愛着のあるものばかりです。

 

愛着があるものだから
キッチンから外しても
すぐ処分!ではないのです。

ダイニングの扉付収納などに
移して保管。

(もし、
ほかに「置き場所がない」としたら
段ボール箱などにまとめるのも
安心感につながるはず)。

キッチンから外したものは
日を置いて気持ちを落ち着けて
もう一度3秒ルールで点検

 


棚の食器を減らしてみると

安心感とともに
気持ちよさも感じています。

「棚の手前に置いたものしか
使っていない」
と受講生さんからよく聞きます。

今回の点検で
使うものって

思う以上に限られている。
これが実感です。

さみしくなるくらい(笑)
棚スカスカ。
棚を組み立て直して
高さを10㎝ほど低くします。

組み立て式の棚は安全対策もラク!

 

■地震後の片づけの辛さを
少しでも小さく

一瞬にしてそれまでの暮らしが
壊れるのが大地震。

日々使っているものや
愛着のあるものが
地震で壊れるのは辛いです。

それじゃ、忘れていたようなものは
壊れても辛くない?

そうかなあ?

どういうものでも割れてしまえば
あと片づけは
しなくてはいけないのです。

気持ちや身体が
揺さぶられ不安なとき
それはしんどいこと。

できることなら
その辛さを体験してほしくない。

いや、
起こり得ることとして
食器に限らず収納物を減らすことで
即安心感を得て取り出しやすくする
そう考えてはどうだろう。

ものを減らすことは安心感だけでなく
日々の暮らしやすさにも
つながっているのだから。

 

限りある空間。

少しでも安全に
日々の動きもスムーズにするためにも
使っていない食器や道具を
キッチンから出す。

ものを減らして
少しでも安心感を得たい。

そういう意識で食器棚を見ると
手を触れていない
(動いていない)ものが
思う以上にあったのです。

 

《2021/02/20追記》

オープン棚は
23年前からできる範囲で
対策しています。

①家具のずれ対策
引き出し家具の床面四隅に
10センチ角厚み2センチの防振マット

②棚のずれ対策
棚板縦板の家具との面に強力両面テープ

③食器の飛び出し対策
・棚板の手前を1センチ上げて斜めに取り付け
・食器の下や食器を載せたトレイの下面に滑り止め

棚の背後には
あえて筋交をいつけていません。
棚の強度を上げると
食器が飛び出しやすいと考えています。

棚がグラグラ揺れることで
揺れ受けて地震の力を
のがす働きを想定しています。

 

 

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posted : 2018年6月25日