キッチンの地震対策。「倒れた食器棚に挟まれる!」「出口を冷蔵庫が塞ぐ!」。そうなる前に転倒防止対策を!

 

 

 

“暮らしはラクに楽しく♪”
暮らしのアドバイザー
土井けいこです。

阪神・淡路大震災で被災してから23年間、
暮らしが快適になる工夫と
地震対策の折り合いをつける
『「減災収納」という暮らし方』を
提案しています。

9月6日北海道での地震。
揺れが小さかった地域に住み
家具の地震対策をしていなかった人からは
「どうせやっても…」という声も。

大阪北部地震で
家具に挟まれて
奇跡的に脱出できた体験談が
自分の身に起こり得ることとして
受け止められてほしい…。

家具の転倒防止策が
なぜ必要なのか伝わりますように。

なにがキケンで
どこをどうすれば
少しでも安心感が持てるのか
行動のきっかけになることを願って

今日は、
6月の大阪北部地震の
すぐ後に書いた地震対策記事を
食器棚と冷蔵庫に絞って
書き直しました。

 

■体験した人の「声」を
自分に置き換えないのはなぜ?

以前にも書きましたが
大阪北部地震の後、
震源地の近くに住む人の体験を
聞く機会がありました。

並列型のキッチンで
「食器棚を背に立っていて
調理台と
倒れてきた食器棚に挟まれたまま
動けなかった…」

しばらくして
どうにか手が届く位置にあったものを使って
なんとか自力で脱出…。

聞いていると
脱出できたのは奇跡的でした。

もしも脱出できないとしたら?
家族が帰宅するまでそのまま?

もし家族が何かの都合で
留守だったら?
ひとり暮らしだったら…?

大阪北部地震は
朝8時少し前でした。

キッチンにいた人も多かった時間帯。
食器が割れた被害を多く聞きました。

地震対策をしてあった食器棚でも
被害を防げなかったという事例も
聞きました。

よく聞けばそこには
理由がありました。

「まさか自分が…」。
そう思うのが人間なんだと思います。

いや、人間は自分の身に降りかかる
イヤなことは
ありえないことと思いたい
ものなんですね。

 

■食器棚地震対策の基本

食器棚地震対策、基本は3つ。

①扉に地震対策ラッチなどで食器飛び出し防止策
②ガラス扉の場合は飛散防止フィルムを貼る
③食器棚の上部と床面に転倒防止策
もしくは突っ張り棒を利用※

突っ張り棒のポイントはふたつ。

突っ張る位置と
天井と家具の板による補強。

突っ張る位置を間違えると
効果なし!!

板は突っ張る部分(天井や家具の上部)に
点でかかる地震の力を分散するのが目的。

いままで
突っ張り棒は使ってきませんでしたが
もし使うなら
板をかませて2本ではなく4本
安心と「被災者の声」↓を読んで
思っています。

平成11年神戸市観光・ホテル旅館組合発行
「あのとき役に立った私の知恵
〜神戸からのメッセージ」から

家具の手前にくさび状のプレート
はさんで家具を壁側に若干斜めに
持たれかかる状態にする場合、

くさびはグッズがなくても
新聞紙をたたんでも段ボールでも
できます。

レンジ用の収納家具など
突っ張り棒が使えない
中途半端な高さの場合
専用のグッズを準備するまでの応急策に。

 

■冷蔵庫の対策を急いだ理由と
対策の順番

うちの冷蔵庫は数年前まで
腰高の業務用のカウンタータイプでした。

一般的な家庭用の冷蔵庫に
買い替えて初めて
冷蔵庫の転倒防止策をしました。

冷蔵庫の置き場所は
キッチンの出入り口。

キッチンにいるとき
自分の身長より高い冷蔵庫が
出口を塞いだら
確実にパニックになる!

大急ぎで壁に手持ちの板を打ちつけて
専用のベルト(別売)を使って壁に固定。

↑かごは小さなフックで
冷蔵庫の上から落ちない工夫

もっと丁寧にきれいにつけたらよかった(汗)。

冷蔵庫が入り口にあるので
倒れてキッチンに閉じ込められたら
パニックになる自分を想像。

とにかく安心したくて
見た目を考えずに
つけてしまいました!

ところで
冷蔵庫転倒防止用ベルトは
すべてのメーカーで
別売りせずに
付属品として本体に含めて
販売してほしいです。

別に買うって
1つハードルになりますから。

ベルトで壁に固定するこの方法
家具や本棚の
転倒防止策にも使えます。

転倒防止で危険を回避し
扉対策とセットで
収納物の散乱による
片づけの負担軽減と
非常時の食べ物確保に。

 

■冷蔵庫対策は
サッとできることがある!

その後扉に「キャビネットストッパー」を
つけまして
去年くらいから開閉のひと手間に
慣れてきたところです。

今回冷蔵庫地震対策で
新たに施したのが床対策。

洗濯機の足にかませる
滑り止めグッズを利用。

ゴムを挟むときは
ひとりでもなんとかできました。

地震の衝撃を
少しでも吸収してくれたら。

ビルの免震技術の発想を
ささやかにアレンジ。

うちの場合
床がコルクでクッション性があるので
滑り止めグッズを使いました。

 

かたいフローリングの場合は
床との間に大きなサイズの
ゲルシートを挟んで粘着力で
転倒のタイミングを遅らせる
ことも一つの方法。

持ち上げるながら
一人で貼るのは
むずかしそうです。

冷蔵庫の底にキャスターつきの場合は
椅子用の滑り止めも使えそうです。
写真の右側↓は事務椅子の
キャスター滑り止め。

 

■目的限定のグッズが
入手できない場合の事前の策

目的を限定したものが
ネットでもホームセンターでも
売られています。

もし品切れ…という場合
ほかにも使えるものを
試してみるのも方法と思います。

メーカーは
「製造物責任法」もありますから
目的外の使用を禁止します。

だからといって
自分で考えて工夫することを
あきらめないで。

このたびの北海道の地震では
揺れが小さかったところは
住宅の倒壊より
停電・断水の被害が大きく
そこに報道も集まっています。

そのせいか
家具などの地震対策へは
関心が薄いのかな?

「どうせ…」という声。
そこには「めんどう…」という気持ち?
その陰には
「自分には起こり得ない…」
と思いたい気持ちもあるんですよね。

深夜未明の地震だったことと
その後の停電で
家具対策には関心がいかないのかな?

暮らしの困りごとは
発想のストレッチで解決。

何度もいいます。
ゼロより1の実行。
それをさらに次の実行へ。

それでも
「どうせ…」と言っていた人も
具体的に何をすればいいのか
イメージしてみると
すぐにできる対策を思いつきました。

今日の記事が
できることがあることを
思いつくきっかけになりますように。

 

【書き直した記事から↓】

「見せる収納」でも今すぐできる、あるものでできる、食器&キッチングッズの地震被害軽減対策

【関連記事】

今日の記事の内容とダブっていますがこちらの記事も参考に。
扉の地震対策ラッチについて詳しく紹介しています。↓

”ゼロより1”の食器棚対策で不安と地震被害を小さく。キッチン収納扉耐震ラッチ、冷蔵庫ベルトなど扉と転倒防止対策

ワレモノ食器の減らし方の記事。↓
キッチンから使っていないものを出そう。食器、どこからどう減らすか。無防備な背後と顔の正面から

突っ張り棒の取り付け位置と
天井を補強する方法の記事を探しました。
リンク貼ります。

 


posted : 2018年9月14日