「『減災収納』という暮らし方」短期集中連載始まりました。

 

こんにちは、
暮らしのアドバイザー土井けいこです。

今日から約2週間、
「暮らしがラクになる『減災収納』」の短期集中連載です。

阪神・淡路大震災のあと
私が長年続ける『減災収納』という暮らし方を
『時短家事』でもお伝えしていきます。

こちら『時短家事』は、記事内容は同じですが
画像を増やしています。
いつもご覧いただいているかただけにスペシャル版です(笑)

日々『土井けいこの時短家事』で
暮らしがラクに楽しくなる家事の工夫や気づきをお伝えしていますが
じつは、「時短家事」と「減災収納」は
つながり重なっています。

時短家事は、暮らしをラクに楽しくしてくれるだけでなく
サバイバルにも生かされるんです。

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撮影/藤岡信代

 

不安を安心に変える、『減災収納』とは?

 

台風の多発など自然災害が続いて、
なんとなくざわついてしまうのは
私だけではないと思っています。

特に突然襲われるのが地震。
だから、地震に備えることは、
命を守り、住まいと暮らしを守るために欠かせないこと。

地震対策って安全のため。
もちろんそうなんですが、
あえて言えば、
私は地震対策は安心感を得るためだと思っています。
絶対安全はありえないから、です。


講座では、受講生から地震への不安の声とともに、
「どこから何をしていいのかわからない」
という声も聞きます。

不安なのは、いつあるかわからない、
ということだけでなく、
対策をとっていないからでは?

そうはいっても、
今日のごはん支度や仕事に気を取られていて
ついあと回しにしてしまう、
ということもありますよね?
それもよくわかります。

人の心理は多くの場合、
「最悪の事態は自分には起こらない」と思いたいものだそうです。

私も阪神・淡路大震災を体験する前までは、
そう思っていたのかもしれません。


対策をできないでいる人がいる一方で、
極端な安全策をとる人もいます。

東日本大震災を関東で体験した人が、
自宅で体験した揺れの恐怖感から、
家の中のモノすべて床に置くようになったそうです。

よほど怖い思いをされたのでしょう。

でも…、不安の中で不便な暮らしを続けることは、
暮らしをよい方向に導かないと思います。
いつの間にか元の暮らしに戻してしまっているかもしれません。

家具やモノを最小限しか持たない暮らし方もあります。

家具よる危険がなく、揺れで物が飛び散らないので
安全対策に有効ですね。
けれど、精神性を伴わない「最小限の暮らし」は続かないでしょう。

すべて壁面収納にする方法は、
地震対策としても掃除のしやすさでも有効ですが、
暮らす人の価値観に合っていなければ
やがてものは床にあふれるでしょう。

誰かの暮らし方のまねや過剰な我慢は続きません。

地震はいつ起こるかわからない。
だから地震対策は一時しのぎではいけない。
続けなければ意味がない
のです。

いつかの大がかりな対策ではなく
小さな対策でも今すぐすることに意味がある。

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水切りかごを空にしておくと、翌朝が気持ちよく地震の被害軽減にも

 

私は、講座で出会う対策をとれないでいる受講生の皆さんに、
地震対策だけにフォーカスするのではなく、
具体的に暮らしを改善する大切さをお伝えしています。

愉しむことをあきらめず、
安全と快適さとの折り合いをつけながら暮らす。

そうすると、「備える」意識が自分の中に根づいて

備えに対する感覚が日常化され、安心感が生まれるのです。

暮らしがラクにまわって、家事が楽しくできて
そこに安全への視点がある
それが私が長年実践してきた
減災収納 』という暮らし方
です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA※2枚目以降の写真撮影/土井けいこ

日常を大切に、暮らしを管理することが地震対策の始まり

では、『減災収納』は具体的にどのように進めていくのでしょう。

まずは暮らしを点検することから始めます。

私は見て愉しみたいものは、『出して置く』という暮らし方をしています。
置きっぱなしではありませんよ(笑)。

繰り返しますが、
私は地震対策のために
暮らしを愉しむことをあきらめたくないんです。

季節の移り変わりとともに
見て楽しむものを入れ変えて、
掃除や片づけをしながら暮らしの点検をしているんです。

切花や植物、額を「ここ」に出しておきたい。
そう思いながら花びんやかごのほこりを拭いつつ、
でも置いたら危ないな~とセンサーが働いたら、
置き場所や置き方を工夫しています。

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↑2011年5月11日の自宅

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↑2016年8月23日現在の自宅


安全対策というのは
、一度したらおしまいではなく、
暮らしの変化とともに見直したり気づいたりしていくものです。
取り付けた耐震グッズも永久ではありませんから。

センサーが働くと言いましたが、それは意識が働く、ということです。
小さなお子さんがいる親御さんは、
「ここ、こどもにキケン」って意識が働きますよね。
そこに「不便」や「地震で危ない」という感覚を加える感じです。

 

講座『暮らしの困りごと解決サロン』に参加された方が
毎日時間を短く区切って、1か所ずつ片づけることが暮らしの管理の始まりなんですね。それが地震対策にもなる…。漠然とどこからはじめよう、と思っていましたが、リビングやキッチンの片づけを繰り返しながら、耐震グッズも取り付けられそうです。」と言われました。

漠然とした不安を抱えたままでは、
できることがあるのに気がつけません

暮らしを点検すると
いろいろなことに気がつける
ようになります。

点検はすなわち管理です。
「管理」って、むずかしそうですか?

モノの量は、「これ」でいいのか?
置き場所は、「ここ」でいいのか?

そういう意識をもって暮らしをチェックするのが管理の始まりです。
暮らしを管理し続けると考え方の矛盾や自分のムダな動きにも気がつき
時短家事にもなります。

気がついたことを意識の片隅に置いておくと
改善のタイミングがいつの間にか訪れるのです。

毎日の家事が少しずつですがどんどんラクに楽しくなって、
地震対策も具体的に進んで、安心感が確かなものになっていきます。

掃除や料理など家事の力をつけて時短家事を身につけることも
ためたものの処分で判断力を鍛えることも
ことが起これば役に立つ、サバイバルスキルなんです。

どこから対策をとったらいいのか…と
漠然とした不安な思いでいる方にこそ、
暮らしがラクに楽しくなる『減災収納』という暮らし方
をお薦めします。

いつ大きな地震によって「暮らし」を失うことになるかわからない
だからこそ、日常を大切にしながら、
できることから順に備えていきませんか

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明日は、私が『減災収納』という暮らし方を始める
原点となった体験をお話しするとともに
地震後の室内の被害状況の写真を掲載します。

 

 

《お知らせ》


■漠然と地震対策しなくちゃ、と思っている人のための講座
『暮らしの困りごと解決/減災収納編』
※「減災収納」の詳細は、こちらをご覧ください。

9月17日(土)@北大阪急行緑地公園駅近く(服部緑地公園前)
10時半から12時半

参加費2500円(税込)
資料代378円(税込)…小冊子「居心地のいいキッチン」をご持参の方は不要

定員…4名

《参加者の声》
★Iさん/30代
することが分かって漠然とした不安がなくなった。
特別なことをするんじゃなくて、日々の暮らしの中で意識を持つことが具体的な地震対策につながることが分かった。毎日の「10分片づけ」から始めようと思っている。

講座のお問い合わせ・お申し込みはこちら↓

講座のお申し込みはこちら

■講師プロフィール/暮らしのアドバイザー・土井けいこ

30代、神戸製鋼関連会社で、家事コーディネーターとしてお客様の暮らしをサポート。同時にヘルパー研修、市民公開家事講座企画・講師を担当。「聞き取り力」「家事力」「講座力」を鍛えられる。1995年、阪神・淡路大震災に遭う。独立。家事、掃除、片づけなど「暮らしの困りごと解決」の講座講師歴21年。自治体、企業、カルチャー教室で、講座講師1000回数以上。雑誌自宅取材記事掲載多数。雑誌読者の家改善実例多数経験。著書『「収納が苦手」な人のための片づけ術』(主婦の友社)。片づけ、掃除をテーマに、新聞各社の取材を受ける。フジテレビ、在阪テレビ各局出演。ラジオ出演。長年、自宅講座を開催。2015年、大阪服部緑地公園前に『暮らしの工夫を体感する~リビングスタジオ208』を作り、講座『暮らしの困りごと解決サロン』を開いています。
『土井けいこのdo!だより』では、暮らしの工夫・実例を毎日配信中。

 


posted : 2016年8月23日