埃が溜まった入りたくない部屋。処分と改善を繰り返して快適に!

 

“暮らしはラクに楽しく♪”
暮らしのアドバイザー 土井けいこです。

「今日を大切に」する時短家事と
暮らしがラクになる『減災収納』を
お伝えしています。

今日紹介するのは
掃除がしにくくて埃が溜まって
入りたくない部屋になっていたのを
快適な空間に変えた
わが家の仕事場の実例です。

2012年(平成23年)5月大型連休。
準備を進めてきた
仕事部屋の問題解決を目指して
大改造を実施。

その3か月前、
寝る前10分ほど半月間、
本棚に「残すもの」を半減目指して
振り分け作業を淡々と続行。

捨てることが目的ではなくて
快適な空間にするために
本棚を3本外す必要があって
そこに向かっての作業。

結果として本や雑誌を300冊処分。
この話は以前に記事にしました。

今日は、
300冊の代わりに得た空間と
その後の7年間をレポートします。

 

■入りたくない部屋の
絡まった問題をほぐす意味

入りたくない部屋の要因は
いろいろありました。

絡まり合った問題を
何度も何度も丁寧に
紙に(箇条書きではなく)絵のように
書き出したところ根本的な問題が
見えてきました。

問題のうちのひとつ。
掃除がしたくないのは
どうしてなんだろう?

何しろ窓の前に大きな机があって
窓が開けにくいので風が通らない。

本棚や収納で通路が狭くて
掃除機が通れない。

窓に手が届かないなら
手が届くように机の奥行を狭めよう。

通路が狭ければ
本棚の奥行を浅くしよう。

壁が本で埋まって息苦しく感じるなら
壁が見えるようにしよう。

そこから本を減らすことに取り掛かりました。

背の高い本棚もなくして床も広々。
リフォームしたわけでもないのに
快適空間に。

ちなみに2012年改善前は
机の奥行は75センチでした。

表に出ている問題の陰には
いくつもの改善できることが
隠れています。
問題をほぐすとそれが見えてきます。

 

■机の奥行を
75センチから60センチへ
さらに50センチで快適倍増


↑2018年秋の改善で無印良品折りたたみテーブルを設置
色が違っているのは講座のスタジオで使っていたため日焼け

奥行75センチのときも60センチのときも
1990年(平成2年)に購入した収納家具の上に
天板を載せて使っていました。

机の下の床が見えなくて
掃除もできなくて
ほかで使いようもなく
収納家具は平成29年秋ついに処分。

現在、机の奥行は50センチ。

足元にものがなく
自由なスペースがあることは
快適なことなんですね。

足元に収納があると
ものを置いてしまい
なんだか窮屈で掃除もできなくて
負の連鎖でした。

ワークスペースは小さくなりましたが
奥行きが浅くなった分
置いたものに手が届きやすく
パソコンまわりが機能的になって
散らかりません。

机の面積が広ければ
仕事がしやすいと思っていましたが
そうではなくて
わたしの場合はデスクが広ければ
散らかり面積が拡がるだけでした。

 

■床面積は同じでも空間は広々

部屋の真ん中に大きなテーブルは、
120センチ×75センチ。
2012年の大改造で窓際から外した
の机(天板)を利用したもの。

打ち合わせ、講座、
資料を広げての作業など
多目的に使えるスペースを確保。

部屋の真ん中に大きなテーブルがあっても
2012年の改造で棚を狭くしたので
通路が広くなり
壁だけでなく床も広々。
通路が広いと人が動きやすいです。

にも関わらず
掃除は掃除機をほとんど使うことなく
膝をついて雑巾がけをしています。

それなら狭くてもできた?
広々気持ちがいい空間で動きやすいから
拭き掃除がしたくなるんです。

 

■使いにくい家具が悩ましい

↑2018年3月

元々棚(キッチンも玄関も)は
25年以上前から
LB1000シリーズというシステム収納※を
使っていて
暮らしの変化に合わせて組み替えて
使っています。

↑事務コーナーの棚/本棚上積み部分を使用(2017年4月)

専用の金具とネジで組み替えできるので
2012年の大改造でも
本棚の上積みを外して
外した棚板を
事務コーナーに使いまわし。

その後の小さな改善でも組み換えを
何度も行っています。
(二枚の写真を見比べると
棚の高さが変わっています)。

↓2018年10月改善

部屋の真ん中に置いた
テーブルの写真をもう一度。

これが置けたのは
2012年の改造のとき、
中途半端で使いにくかった収納と
大型事務用コピー機を
思い切って処分したため。

テーブルは
20年以上前に買った
スチールの組み立てパソコンデスクの上に
天板を載せて使っています。

壊れていないものが使いにくいのは、
最初の買い物を間違えたのが原因?
形がある家具や収納が
使いにくいと実に悩ましい。

だけど、
平成2年に買って
27年間も使いにくいと思いながら
長いこと処分できなった収納家具を
処分して
パソコンデスクを入れ替えて
足元に空間ができたときの快適さ!

処分をためらっていた気持ちを
忘れさせてくれました。

もう少し処分が早くてもよかった?
これはタイミングなんだと
思っています。

「本が捨てられない」
「食器が…」「洋服が…」
という声を講座の受講生さんから
よく聞きます。

ものを捨てることを目的とする作業は
なかなか取り掛かれなくて
取り掛かってもしんどいです。

快適な空間を手に入れるために
何をしたらいいのか
そこから考えると
することが見えてきます。

==========

【今日の内容に関連した記事】

【こちらの記事もおススメ】

▼2012年の本300冊手放すまでの過程と
手放し方

※LB1000シリーズシステム収納メーカー発売元

 


posted : 2019年5月2日