不安は、具体的にやってみることで安心感に変わる。キッチン収納扉の地震対策

 

ずっと気になっていた調理台下扉の地震対策。
ようやく安心感を得ることができました。

予定していた部品は取り付けられなかったけれど、
代わりの対策で私は安心感を得ています。
もっと早くにしていれば、
安心感も早く感じられたんですよね。
なかなか取り掛かれなかったのはなぜ?

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

暮らしのアドバイザー土井けいこです。
「暮らしがラクになる『減災収納』」8回目。

ふだんの暮らしに役に立ち、
災害時にも役に立つことをお伝えしています。

 

 

地震対策。
自分が気になっていることを
対策をとることで安心感が得られる

それを体験して、
「暮らしがラクになる『減災収納』」を伝えている私ですが、
それでも、なかなか実行できないことがあります。

 

戸当たり桟(↓写真の白い枠部分)
のラッチを調理台の下の扉に付け替えたい。
そう思って部品を買って4か月たってしまいました。

ようやく、ひょんなことで、
タイミングがやってきました。
さ、取り付けですよ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

4か月たって、ようやく取り付けなのですが、
うまくいかず、くじけそうになりながら(笑)
自分を励まして(笑)、

何度かやり直して…結局、ダメでした(涙)。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ネジ留めして桟の部品と扉に浸けた部品が
噛み合わない。

説明書に、
開き戸にパッキンがついている場合はつかないことがある」
と、書いてあります。

扉にはパッキンがついています。
だから、商品の問題とは思っていません。

失敗も参考になれば、と思います。

 

戸当たり桟がない場合、両面テープタイプ(↓)。これは取り付けは簡単です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

今までのラッチは、阪神・淡路大震災の時の
シンク下ラッチと同じで、
引っ張ると扉が開くタイプ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

引っ張ると簡単に開くということは、
地震の揺れで中のものが扉に押し寄せ
扉は勢いつけて開き、ものが飛び出してくる
ということ。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

シンク横の調理台ですから
扉の前に立っている時間は短くない。イヤ長い。

しかも中に重い割れ物がしまってあり、
だから、地震対策をしなければと思っていました。

それで、ともかく部品を準備。
あとは取り付けるだけ…で4か月も過ぎた。

パッキンのこともあって、
つけるのが難しい、と思っていたんですね。
たぶん。

 

結局、「震護くん」は諦め、
戸当たり桟の幅(奥行)が足りない分、
戸当たり桟に手持ちの板をネジで止めて、
プッシュラッチを取り付け。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

プッシュラッチは引っ張っても開きません。
言葉の通り扉を押して開けるタイプ。

観音開き扉で、試しに片方だけ閉めて

中から強く押してみましたが
扉は開かない。

扉にものが強くぶつかれば当然開いてしまいますが、
それでも今までの無防備なラッチよりはずっと
私には安心です。

 

ちなみに、
スタジオ(仕事場)のキッチンシンク下収納扉には
マグネットタイプのラッチがついています。
中には掃除道具しか入っていませんが、
早く取り替えたいです。

マグネットラッチは
中から指1本で軽く押しただけでも

扉が開いてしまいますから。

 

最近の住宅設備や家具は、
地震対策が進んでいるので
はじめから対策済みとは思います。

築年数の経っている住宅のキッチン、
購入後年数の経っている食器棚などは
確認して対策をされるのが安心です。

 

キッチンの開閉が頻繁な扉にプッシュラッチをつけた。

なのに、長年の習慣で、
つい扉を引っ張って開けようとしてしまいます(笑)。

そのたびに開かない扉に気づき
安心感を得ています。

 

プッシュラッチは取り付けは難しくはないです。
もっと早くにしていれば、
安心感が
もっと早く手に入れられたんですよね。
なんで、もっと早くにしなかったんでしょ?
○○でなければという思い込みと、
こだわりがありました。



すぐできる対策はないかな?
ラクにできる方法はないかな?
いつもアイディアを探すことを心がけていると
できることも方法も見つかる
はずです。

完璧じゃなくても
すぐできることを見つける。
そしてやってみることが大事

ひとつやってダメでも、
あきらめないことも大事だと思っています。

そうそう、
観音開きの場合は、冷蔵庫用のやS字フックで
安心感が得られます。
手数は慣れますから大丈夫。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

【お知らせ】

地震対策が気になりながらできていない人のための講座
『暮らしの困りごと解決/減災収納編』

阪神・淡路大震災を体験して21年。
あれからずっと続ける暮らしの工夫。
暮らしがラクになる収納の工夫は、
地震被害軽減対策にもなります。

※詳しくは「暮らしがラクになる『減災収納』をご覧ください。

 

 


posted : 2016年9月8日