「時間がない…」が口ぐせになると、願いが遠ざかる?

長く続いた暑さから、
急に気温が下がり、袷のきものが恋しくなっています。

手放そうか思っている帯があって、
手放す前に締めて気持ちを確かめようと
寝る前に着物を着てみました。

着て出かけることは難しくても
うちで着物を着るだけなら何とかなります。

 

ドラマ「とと姉ちゃん」の母親役木村多恵さんの
ゆるい帯をまねて、
帯板なしにしてみました。

結城縮と思しき着物は軽くて着心地よく
無地っぽいのが好きな私には珍しい絣柄です。

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暮らしはラクに楽しく♪
暮らしのアドバイザー土井けいこです。

 

きょうは、できるようになりたいと思ったことを
どうやって実現したか、
それが実現したのはなぜか、
そういう話をします。

 

着物を着たいと思ったのは、
12年前の3月。
それまで着物は人に着せられるものでした。

当時おけいこに励んでいた書道の展覧会会場で、
先輩の着物姿を見たのが
着物暮らしにあこがれる直接のきっかけ。

先輩の着物姿をきっかけに5月6月とふた月、
毎晩寝る前に着物を着て帯を締めることを繰り返し、
7月の書展での着物デビューを目指して特訓。

その間、本を6冊穴があくくらい(笑)
見て読んで線を引いて…、
それでもわかないところがあれば
わからないところをわかるように書いている本を探して…。

独学というのは
試行錯誤の途中に面白さがあります。

習いに行った方が早い?
いや~、語学でもなんでもそうですけど、
予習復習しないと習っただけではなかなか身につきません。

まあ、私は習い事は緊張するので苦手で、
独学の方が自分のペースでできるので
その方がラクなんです。

そんなことを言っている私ですが、
何とか着崩れずにラクに着られるようになってからが、
本番でした。

やはり着物と仲良くなるには
着て出かけて人前に出て、
失敗もいろいろ体験することが大事。

あ、やっぱり語学と同じ。

着物を着て外出するようになってからは、
着物に詳しい人に出会うようになって、
いろいろ教えていただくことも増えて、
そうして独学のすき間を埋めていったのでした。

 

週の半分を着物で過ごして、
仕事も書道のおけいこにも
居酒屋さんで飲むときも
ほぼ着物ででかけ、

着物を着る日々が続いて5年。

始まりが思いがけないかったとすれば
止まるのもまさかのきっかけ。
体調不良・・・・。

 

いまは、着物は時々愉しむものに。
着物が自分で着られるとフォーマルな場面でも
ふだんでも、
着物を着ることが大ごとにならないところがいい。
寝る前の着物は足袋もはいていない(笑)

 

↓冒頭の着物を着た次の日の夜も寝る前に着物。
男物大島を仕立て直したお気に入りです。

あれこれ小物を選ぶのは端折って帯揚げと帯しめは
前の日と同じのを。
これがなかなかいい感じ?

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最近、「暮らしはラクに楽しく」の
プロフィールに貼った写真↓。
前にも「do!だより」で書きましたが

↓白大島は、沁みだらけのをまったく別の機会に2枚買って、
それを洗い張りしていいとこどりして
1枚に仕立て直していただきました。

帯は古布でお仕立て。
古布に出会ったのは近所にあったリサイクルショップ。

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いまの私しか見ていない人は
初めから着られたと思うでしょうか?
はじめはグズグズ〜。

いまも時々グズグズ~になることありますが、
いまは直し方がわかります。

 

着物と仲良くなるには近道なし(笑)。
これ、着物に限りませんね。

本を読み込んでポイントをおさえて回数着ます。
身体で覚えるには練習は欠かせません。
人にそういったら、
「時間がありません」といいました。

時間があってもなくても
あまり関係ないのかもしれません。

それより大事なのは
本当にそうなりたいと心から願っているかどうか。

ただ、時々行動が伴わずに
思いだけが空回りすることってありますね。

そういうとき
「時間がない」って口をついて出てしまうのかもしれません。

「時間がない」といったら
本当にその時間はなくなってしまうそうです。
脳はだまされやすいから(笑)。

「難しい」という思い込み、
あ、これも脳がだまされるんですね。

やる前にできない理由を口にしてしまって、
つい「時間がない」って言ってしまうのかな?

私の場合、できるようになりたいのに
できないことが悔しい。
マケズギライですね。

できるようになったらどうなるか?
と、そこに関心あり。
好奇心かな?

本当はね、どうして着物を着られるようになりたかったか、
そこが大事、と思います。

私は、布を見て触れて纏って、
着物を人生の愉しみにしたかったから。

着られるようになることは始まりだったのです。

趣味であれ、時短家事であれ、
「こうなりたい」に近づくには、
先の自分を具体的にイメージして、
具体的に少しでも動いてみることが欠かせないと思います。

家事ならやってみたらすごくカンタン
ということもあるし、
繰り返して勘所を体で覚えていく
着物と似たようなこともあります。

 

今年、6月7月8月9月…、着物で出かけられませんでした。
それでも夏の間も家では着たんですよ、寝る前に(笑)。

きょうも寝る前に着物を着るかもしれません。
そうしていると
着物で出かけるタイミングもやってくる気がします。

あ、そうそう、
冒頭の帯はまだ手放すかどうか
気持ちが決まっていません(笑)。

 

 

《追記》
今年の1月2月の「土井けいこのdo!だより~モノとのつながり」
に、着物の話をいくつか書いています。
よろしければお訪ねくださいませ。

サイドバーのアーカイブ(過去の年月日)
の下にリンクがあります。

 

着物の「好き」がわかるにも
たくさんぐるぐる寄り道しました。

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↑笹の葉の染めは沁みだらけで3000円、結城の着物でした。
あちこちつないで帯にしていただきましたが、
そんなことまでしてしまうのは、布が好きだからです。

 


posted : 2016年10月14日