アイテム別収納をやめる。「いつも使う物」とそれ以外を分けるメリット

本日はオンライン講座でした。

受講生さんの
キッチンのお困りごとを聞いていて
記事で取り上げるだけでなく
長年やってきたラジオのように
マイクに向かうお話で
考え方を解説をしたい気持ちに。
(今はそういう発信が
自分でできる時代ですね)。

こんにちは!
暮らしのアドバイザー
土井けいこです。

「今日を大切にする」時短家事と
暮らしがラクになる「減災収納」
をお伝えしています。



オンライン講座では
送られてきた写真を見て質問。

コンロの右脇のラックに
スパイスが並んでいる
(アイテム別収納)ので
消費期間を訊きました。

消費スパンが短いものだけ
ラックに置いてほかは冷蔵庫へ。

空いた場所にコンロでよく使う
常温調味料を置くことに。

アイテムでまとめると
一見わかりやすいようで
使わないものが溜まりやすいです。

しかも使わないものが溜まって
スペースが占領されていても
気がつきにくい

今日は、日々使うものと
そうでないものを分けて置くと、
管理がしやすくて
結果的にスペースもものも活用される…
という話です。

↓前回の記事

文字情報をしっかり読みたいときは
音読が沁み込みやすいといわれています。
台所しごとがスムーズいかないという方は
ぜひ音読を。

 

■使いやすくわかりやすく
使わないものが溜まらない
収納の考え方

日々何度も使う道具と
使う場面が限定されたものは
同じ場所にないほうがいいです。

それは、日々使うものは
目に入るもの(情報)が少ない方が

わかりやすいから。

【日々使う粉系調味料と香辛料】が集合

作業をするキッチンでは、
道具も調味料も
使うためにあります

使うとは活かすこと。
だからこそ
日々使うものとそれ以外を分けて
見やすくまとめます。

置き場所を分けると
わからなくなるという声も聞きます。

それは、
置き場所を考えずに
空いているところに
しまい込むから。

前回
「しまえそうな場所を探すのはNG」
いいましたが

ムダな動きが多いのも

しまった場所を覚えていられないのも
同じことが原因。

バラバラにあちこち置くからですが
そんな置き方をするのは
収納スペースとものを
管理する意識がないから
なんですね。

さらに思い込みもあります。

スパイスの例は
スパイスは揃えて置くものだと
思い込んでいる?

スパイスラックには
スパイスを入れるもの
という二重の思い込み

の結果かもしれません。

アイテム別収納は
わかりやすそうですが
管理をしなければ
使わないものが溜まりやすく
ものもスペースも生かされません。

【アイテム】で
一か所にまとめるのがわかりやす
という人もいます。

訊いてみると
そういう方は時々点検をして
使わなくなったものを
取り出しているそうなんです。

点検することは
スペースとものの管理の基本
です。

 

■日々使う食器類と
そうでないものを分ける理由

さて、
わたしの愛する食器たちは
キッチンではなくダイニングです。
多くてキッチンに入らない(笑)
だから分ける…わけではありません。

入居時、
はじめから
ダイニングに食器を置くために
家具を選び
同時にキッチンには最小限の
食器を置くと決めていました。

日々使うものと目的限定のものは
手に取る回数が全く違います。

もし食器がキッチン一か所に
集まっているとしても

その中で
日々使うものとそうでないものは
分けます
お皿が6枚あって
4人家族なら4枚と2枚は分けて

各アイテムの2枚は【予備】として
一か所にまとめます。

するとどちらも使いやすく
管理がしやすくなります。

この方法は
地震対策の一つになる
とも考えています。

なので
うちではコップもカップも
日々使うものとそれ以外は
置き場所を分けています。

【目的別】で分けると
どんなものがどこにあるのか把握しやすく
管理がラクです。

 

■お鍋を大きさで分けると
スペースもものも活かされる

調理道具やお鍋にも
大きさと形と
使う回数の違いがあるので置き場所を
分けています。

うちでは日に何度も使う
道具と小さな片手鍋は
ハンギング。

そのため【出して置くもの】は
目にして心地よく
ぶら下げてじゃまにならないもの
ばかりを選んでいます。

ぶら下げると形がじゃまになるものは
扉の中に【しまって置く】管理法です。

そうすることで
コンロ下のお鍋スペースは
一個置きが可能になり
見やすく取り出しやすいです。

もし、日々使うお鍋全部を
コンロ下にまとめるとしても
重ね置きは2個が限度。

片手で一個持ち上げて
下のお鍋を取り出すとしたら
二個が限度ですから。

用途限定のもので必要なものがあれば
コンロ下から外して
別の場所に置くと
日々使うものが取り出しやすいです。

キッチンは作業する場所で
アイテムが多い場所。

なので分けることで
管理しやすくなれば
結果的に(各収納スペースも)
ものも活かされます

 

■年に一回使う道具の置き場所を
忘れない仕掛け

取り出しやすく収納するため
【目的限定のもの】は
それぞれのアイテムの塊から外して
一か所にまとめる…。

そのとき
【たまにしか使わないもの】を

開かずの扉にしまうのはNG!

例えばおせち料理や
来客時に使う大きなお鍋、
バットやボウルなどは
時々見る料理本やレシピカードなど
の棚の上を利用。

料理本を手にするたびに
上の道具類が目に入りますから
わからなくなることは
ありません。

ちょっとした仕掛けで
ラクに管理することができます。

【アイテム別収納】って
わかりやすそうですが
収納が苦手な人が
ものを抱え込む要因になりそうです。

日々使うものと
目的限定のものを分けて置くのは

効率だけを優先しているのでは
ありません。

手入れされた道具が
使いやすくバランスよく
いい具合に置かれていると
ものがイキイキ
見ていて楽しい。

しまいっぱなしの
開かずの扉がないと
見えなくてもすがすがしく感じます

そういう空間は入りたくなるし
イヤイヤ始めるのと違って
作業も楽しくできます。

居心地のいい場所で
使いやすい道具を気持よく使えたら

台所しごとは
ラクに楽しくなります。

 

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【こちらの記事もおススメ】




↓食器を分けて置く方法

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posted : 2020年1月31日