“暮らしはラクに楽しく♪”
暮らしのアドバイザー 土井けいこです。

「今日を大切に」する時短家事と
暮らしがラクになる『減災収納』を
お伝えしています。

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「週に一度、新鮮野菜が宅配されたら
身体にも料理のチャレンジにも
いいと思って。
だから何が入っているかわからない
野菜セットを頼むの…」と
いっていた人がいました。

宅配の野菜セット。
旬の野菜がいろいろ入っていて
ほんとうにお得。
慣れない野菜が入っているのも
勉強になりますよね？

そうともいえません。
筍が入っています。
えらいこっちゃ！（笑）

夜、それに気づいて
筍を前に
「億劫」ともう一つの気持ちが
少しの間せめぎあいます。

 

■季節の野菜宅配
ありがたいけどたいへん～！

「春の野菜、いいな～」と
生協さんに野菜セットを注文。

一週間後、昼間に届いて
台所にドサッと置いたまま
デスクワーク続行。

夜になって
さあ、（ビールのための）晩ごはん。
今日はつくりたい料理があるのですが
くたびれきって
頭も身体も動きません。

そんなとき、野菜セットの袋の中に
新聞紙に包んだ
ゴロゴロしたものがあることに
気づきました！

（だからね、
野菜セットは
何が入っているかわからないからね、
それを楽しむ余裕がないときは
面倒なことになるって言ったでしょ）。

ウソ～！
まさか、筍～！！
鮮度勝負の筍！
どうするのよ～！！！

「億劫」ともう一つの気持ちが
少しの間せめぎあいます。

 

■経験値が少ないと億劫になる

疲れていたこともあるけれど
ほんとうは筍を茹でた経験が
数えるほどしかないので
ハードルを高く感じるのです。

そもそも
筍って孟宗竹の新芽だそうで
北限は東北南部らしい。

北国育ちは竹藪だって
関西に来て初めて見たのです。

なじみがないと
筍に限らずだれでも
反射的に
すごく大変そうに
思ってしまいますよね？

しかもくたびれていますから
なおのこと…。

そのとき思いました。
「ものは考えよう。
茹でるってことは一時間コンロの上に
お鍋載せて置けばいいってこと」。

 

■農家さんの姿が見えた！？

退くか進むか、やるかやらないか
今日か明日か…
二つの気持ちがせめぎあって
すぐに「ものは考えよう」って
思ったのはなぜ？

新聞を広げると
米ぬかが入っていたんです。
農家さんの姿が一瞬浮かんだかな？

茹でたての筍のおいしさを
知っていながら
「明日に持ち越せないな～…」
という
気持ちもありました。

せっかくの機会なのに
今日のうちに経験しないと
意味（味も）半減です。

このとき、
コトコト1時間茹でた後
冷めるまでの時間を
計算に入れていなくて…。

できあがりが
日付が変わる1時間前になるとは
思っていませんでした。

 

■明日へ持ち越す？
持ち越さない？

この日の野菜セットには
小松菜、青梗菜、ホウレンソウ、
蕨も入っていました。

晩ごはんの間に、
水に浸けた野菜は復活。

筍を茹でている間に
野菜を洗って
明日にでも（いつでも）
すぐに料理できるように
加熱時間を考えて切り分けます。

にんじんも注文していて
こちらは土付きのまま
野菜保存袋（鮮度保持Pプラス）に。

Pプラスは葉物野菜だって
洗ったり切ったりせずに
そのまま入れても大丈夫。

とはいえ、
昼間から台所に放ってあって
どうせ冷蔵するなら
水に浸けて瑞々しく戻して
洗って切って
すぐ使えるようにした方がいい！
と、思ってしまいました。

くたびれてはいたけれど
今日やるか明日にするか
五分五分のときは
した方が気持ちがいいことを
体験的にわかっているんですね。

筍を茹でようと思ったのも
そういう気持ちもあった
気がします。

 

■一日を笑顔で終える

筍が茹で上がるまで
思ったより時間はかかりましたが
冷めるまでの時間、
休憩できました。

そういうひとときも
いいものですね。

あと１時間で日付が変わる…
というころ
無事にできました！

数えるほどしか経験がないことを
夜遅くにくたびれてからする…。

しかし！
やればできるものですね。

あたたかい筍の皮をむくと
いい香りです。
薄いところをお味見。

美味しくって
つくりたい料理が浮かび
ヨレヨレだったはずなのに
いつの間にか
笑顔になっている自分に気づきます。

あ～、こういう気持ちで
一日を終えるっていいな～。

がんばってよかったです。

 

《追伸》
野菜の保存方法は
いつも下ごしらえするとは限りません。
迷わないときは、
洗わずにそのまま
Pプラスに入れて冷蔵です。

だけど…洗って切っておくと
いいことがいろいろありますから
するのがおススメです。

何度もお伝えしていますが
なかなか信じてもらえませんが（笑）
Pプラスは、
切っても鮮度保持効果は
変わりません。

もう一つ。
その日にせずに
翌日に持ち越すと
きっとエンジン掛けるの
大変だったはずです。