素っ気ない築古UR団地の台所に、使いながら命を吹き込む一年

 

 

 

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空っぽの空間をいきいきした場所に


▲2022年夏/住み始めて半年すぎた頃

住みはじめに思ったのは
昭和なクリーム色のタイル壁の
広々感を活かしたい、いうこと。

基本の考えの元
何をどこに置くのか
置かないのか。

離れたところから観て
バランスをチェック。

気づいたことを
あれこれやってみます。

日々使いながら
気づいた使いにくさを心に留めます。

使う道具がいい具合に配置できて
使いやすく
戻しやすく
片づけやすく

なおかつ
掃除のしやすさも…。

お金はかけないけど
頭と手はかなり使います

場所って
人が積極的にかかわることで

いきいきするから。

これは30代前半に暮らした
バングラデシュの住まいで
学んだこと。

 

目指すのは散らかっても
片づけたくなる台所

私の場合、
くたびれると
使ったままにすることが
あります。

そういう自分をダメだなんて
全然思っていなくて。

すぐに片づけなくても
しばらく散らかっていても
いやいやではなく
無理せず動き出せることが大事

壁付け台所は丸見え。
つまり
片づけや掃除をさぼると
その状態も丸見え(笑)。

なので
丸見えは自分を動かす仕掛けでもあり。

台所を居心地よい場所にするには
大事なこと。

 

無理せず動けると
味わえる感覚がある

自然に動き出して片づけ終わった時の
ほどよい疲れ。

自分の中からじわっと湧いてくる感覚。

これをしあわせと思わずして
なんとする?

自然に動いたから感じる感覚

この感覚を積み重ねていると
疲れ切った自分を励ます原動力
にもなるんです。

ものが元の場所に戻り
掃除が終わると
前より台所があたたまる感じ。

居心地のいい台所には
この感覚も欠かせない。

 

居心地のいい台所は
つくるものではない!?

▲2022年冬の初め

約40年の間に
7つの台所を経験。

8つ目の台所を
居心地よくしたくて
ものを足したり引いたり
動かしたり。

使う道具がいい具合に配置できていると
使いやすい。

そういう台所は
立ちたくなるし
使いたくなり片づけたくなり
掃除もしたくなります。

そういう台所が私にとって
居心地いい台所。

そう考えると
居心地のいい台所は
つくるというより

試行錯誤を繰り返して
育てていくことで
できていくのかもしれない。

住み替えたことで
この年齢で
気づくことあり!

ふつうの
簡素な築古団地の台所は
可能性がまだまだありそう。

 

 

何度も何度も自分と対話する
その過程が大事。

数えきれないくらいの
試行錯誤に価値あり

だから
生きている限り
動ける限り
創意工夫を続ける
のです。

すると
台所だけでなく
自分も育つかも!?

(慣れないと
しんどいかもしれないけど)
これは
楽しいぞ!

 

 


posted : 2023年1月17日