「私」の時間を大切に。
暮らしはラクに楽しく♪
暮らしのアドバイザー土井けいこです。
「今日を大切に」する時短家事と
暮らしがラクになる『減災収納』を
お伝えしています。
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お掃除の講座で必ず聞く困りごとが、
お風呂の「カビ」。
カビのないお風呂をキープするのは
むずかしくない。
ポイントは先手!
先手を打つには
カビの原因を知る必要あり!
今日はお風呂のカビ対策の
話題です。
■カビの原因、ちゃんと知っていますか?
ちゃんと原因を知らずに
やみくもに洗剤やカビ取り剤を使っても
カビは再発します。
カビとサヨナラするポイントはふたつ。
水分拭き取りと換気扇。
この2つを抑えれば
お風呂のカビの再発はなし!
え?拭き取りって?!
そんな面倒な~。
手を動かすのは1分あればOK!
ただし毎回。
時々サボってもOK。
換気扇はスイッチ入れればOK!
ただし一晩中。
拭き取りはサボっても換気は必須!
カビる→カビ取り剤→再びカビる→カビ取り剤。。。
この連鎖…断ち切りましょうよ。
それには、まずはカビを取るしかない?
そうですね。。。
仕事でいろいろなお宅のお風呂掃除をしましたが、
カビ取り剤使わなくても、
のっているカビは取れるんです。
■お風呂のカビを見ると
即カビ取り剤!の発想はなぜ?
25年くらい前のこと。
担当しているお宅を訪ねると
お客様から
お風呂の天井の黒いカビを指して
「どんな洗浄剤がおススメですか?」
と訊かれました。
天井の黒いカビは
雑巾で拭くとスルッととれました。
モルタルやセメントの目地のカビは
ブラシでこすると6割は取れる感じ。
宿泊先のホテルの浴室で
遭遇するピンクの汚れは
歯ブラシでこすると簡単に取れます。
やってみました。(笑)
手を動かすとたいていの汚れは
取れるんですね~。
問題は、樹脂の目地。
これはこするとキズがつきはがれて
水が溜まりやすくなってカビの原因に。
もし、カビとさよならしたいと
思うのでしたら、
最後に使うカビ取り剤は
スプレータイプよりゼリー状が
液だれしません。
■お風呂掃除ナシ!?
私の場合、
これまではお風呂の壁、床の水気拭き取りに
身体を拭いた後のバスタオルを
使っていましたが、
(こちらに前回の関連記事)
最近は、
お掃除クロスとスクィージーを
使っています。
お掃除クロスの置き場所は
浴槽の手すりに定着
と、前回報告。
スクィージーの置き場所、
いろいろ考えて
入浴中一番見えない場所はドアの横。
これで決まり!?
ドアを開けて出ようとすると
目に入る位置がグッド。
サボって出ようとした時目に入る。(笑)
浴室から出る前に、
バスタオルで身体を拭いてさっぱりしたところで
スクィージーで、
壁、ドア、鏡、床の水気をザッと取っています。
腰高から下の壁、浴槽のエプロン、床は
膝を床についてラクな態勢で
水滴をざっと集めて排水溝へ。
時間にして1分ほど。
その後、浴槽の手すりにかけた
お掃除クロスでザッと拭き取り。
マイクロファイバーお掃除クロスは、
吸水力がタオルの3倍
といわれるだけあって水滴拭き取りに最適。
■くたびれるほどしてはいけない
カビや水あかのもととなる水滴と
飛び散った石けんの泡、
石けんかすなどの汚れも同時に取れますから。
拭き取りはダブル効果。
くたびれるほどきっちり
拭き取ってはいけません(笑)
続きませんから。
ザッと手が届く範囲でOKなんです。
ザッと拭くのにどれくらい時間がかかる?
うちの浴室で、なんと15秒かからない!
腰高から上の壁天井は
ちょこちょこサボっても大丈夫。
下だけ15秒だけでも
身体が動きを覚えるまで毎回続けましょ。
身体が覚えるとラクにできますから。
今年の暮れのカビ取りを最後に
お風呂のカビとサヨナラ!
カビの原因を知って
入浴の仕上げにちょこっと身体と手を使いましょ。
《追記》
蛇口、鏡などの白っぽいカサカサ・ウロコ汚れ。
ザラザラ浴槽の汚れ。
そして今日のカビ。
どれも、
毎回「手を動かす」がキーワード。
『時短家事』では、
お風呂の掃除3回シリーズお届けしました。
posted : 2016年11月29日