時短家事で
「私」の時間を大切に。
暮らしのアドバイザー土井けいこです。
暮らしがラクに楽しくなる家事、
収納の工夫、片づけ方を
お伝えしています。
きょうは、
大型連休に向けて
暮らしの見直しの話です。
野山は新緑へ、
暮らしも新旧交代の季節。
今月からお弁当作りが
始まった人もいれば、
終わった人もいるのでは?
長年勤めた仕事に
区切りをつけた人もいれば
引越しした人も。
どの人も4月は
新しい暮らしになれるので精一杯の
ひと月だったのではないでしょうか?
■大型連休こそ
いつもできない
暮らしの見直し
子どもが巣立った親は
ぽっかり空いた部屋と
お弁当作りやごはん作りに忙しかった日々を
いまどんな気持ちで
振り返っているでしょう?
私が巣立った後の親の気持ち、
どんなだったか…と、
察することができなかった
当時の自分をいまは思います。
新しい暮らしが始まった人は
いままでのモノや収納の使い方
配置を見直すのに、
ゴールデンウイークは
とてもいい機会です。
捨てなくてもいいのです。
暮らしを点検し、
片づけることは
気持ちを整える時間にもなります。
そして新たな暮らしの
基盤づくりにもなります。
■住みながらリフォーム
したような大変な一年
新たな暮らしを受け入れる
態勢づくりをしないまま
ことが進むと
大変なことになります。
私の場合、
一年前ホームページをリニューアルして
何の覚悟もないままで
新たな日々が始まりました。
バタバタの一年で、
まるで住みながらのリフォームのようで
いや、オリジナルの一戸建てから
メーカー住宅に住み替えでした。
よくわからないまま
走っていた(住み始めた=書き始めた)
ことに
いま、あらためて「よくまあ…」と
思っています。
転居はもちろん、
入学、進学で
ライフステージが切り替わる時は、
長年住み慣れた家でも
環境は大きく変わります。
今月からお弁当作りが始まった人は、
お弁当箱の置き場所を
確保しましたか?
今までの密閉容器の中に
いれていませんか?
復職で通勤を再開した人は
通勤に着る服と普段着が
混ざっていませんか?
本当は新しことが始まる前に
新たな環境を受け入れる態勢が
できているのがいいのでしょうけれど
始まってみなければわからないことも多いもの。
ほんとうに。。。
しみじみ実感。
■ポツンと残ったお弁当箱
あるキッチンの目立つ場所に
お弁当箱が置いてありました。
てっきり毎日使っていると思いましたが
違っていました。
何年もそこに置いたままだったそうです。
小さな子供が成長する段階では
新たなものがどんどん入ってくるでしょう。
新しいことに目も気持ちも奪われ
過ぎたことにまつわるものは
忘れられ、そのままに。
私も偉そうなこと言えません。
仕事部屋の一角に
資料が箱ふたつ入っています。
一つは一年前に終えた
18年続いた仕事の残骸、
ラジオ番組の資料です。
録音も取り置いてあるので
紙ものは丸ごと廃棄してもいい
とは思うのですが…。
できないですよね。(笑)
…それにしても、
この一年一度も手を触れていません。
定年退職を去年迎えた方は
スーツ類の整理をそろそろ始めても
いいのかもしれません。
置いたまま時が過ぎれば
もっとややこしい「塊」に
なってしまいます。
■埃の積もった資料を
処分する時間
つい数日前のこと。
記事で「3つのくくり」(塊)のことを
書いたことがきっかけで
デスク横にホーページの拠点が
一年経ってようやくできました。
新たな拠点をつくる過程で
収納を見直していたら
目に入ったのが
使いそうで使われない資料…。
ラジオの仕事のように
最終回があるわけではなく
いつの間にか使われなくなった資料です。
↓実際はこれの倍以上あります…
仕事はいつの間にか切り替わっていて
長年使ってきた資料が
「過去」のものになっていたのです。
世の中がお休みモード入る頃
私は大量の資料を
淡々と振り分けて、
処分しているかもしれません。
18年間のラジオの資料も
埃が積み始めた長年の資料も
それなりに目を通して
淡々と振り分けている自分を
今からイメージして、
実行しようと思っています。
↓空いた場所に
埃が積んだファイルボックスが
ありました
30代半ば、神戸へ引越しをして
少し経った頃のゴールデンウイーク。
家じゅうの片づけの見直しに
なんと大型連休のほとんどを費やしました。
その成果はその後の暮らしを大きく変えて
「片づかない」が「片づくに」!
それ以来大型連休は
年に1回の大片づけ週間になり、
「リ・クリエイション週間」
と呼んでいます。
この春、暮らしが新たになった人も
今までと変わらない人も
大型連休は、
暮らしを見直すチャンスです。
posted : 2017年4月20日