時短家事で
「私」の時間を大切に。
暮らしのアドバイザー土井けいこです。
暮らしがラクに楽しくなる家事、
収納の工夫、片づけ方を
お伝えしています。
*
きょうは、
シンプルな管理方法が話題。
プリント類、書類、
すべてのモノ、コト、情報の管理に
使える頭の中がすっきりする方法です。
■人間の脳は
一度に3しか把握できない!?
子どもの進入学。
おけいこ事が増えたので
新たにファイルをつくる。
ファイルを作ること自体は
必要なことですが
ただ作っても管理はできない。
この方法だと
新たな「こと」が増えるたび
ファイルが増えてしまいます。
書類やプリントで
悩まなくてすむようになるには
どんな管理方法があるのか?
脳科学では
人間の脳が一度に把握できる情報は
3つプラス1つと言われています。※
長年整理を繰り返してきて
モノもコトも
だいたい3つの塊だと管理が
ラクにできると感じています。
脳科学のいうことを実感です。
私は【くくり】と表現していますが
要はくくりとはモノ・コト
情報の塊のことです。
■子どもがいる家庭で
見つけた3つの塊
雑誌の収納改善で
テーブル周りの細々したものの
【くくり】探し。
ていねいにものを振り分けていくと
A【子どものもの】(テーブルで遊ぶシールなど)
B【親のもの】(貴重品=印鑑など)
C【家族共通のもの】(ペン・ハサミ・のりなど)
その他(返却する本など仮置き)
となりました。
やっぱり塊は3つでした。
この3つの塊、実にシンプル。
ほかにも応用できますよね。
わかりやすい【くくり】=塊は
ものを振り分けながら
気がつくことが多いので
時間はかかります。
先の事例の方は
4時間ほど要しました。
でも、【くくり】が見つかれば
あとの維持管理はほんとうにラクです。
■わかる【くくり】の
見つけ方
ファイルがたくさんの場合は
ポストイットにファイルの中身を書いて
テーブルの上などで動かして
【くくり】=塊を見つけていきます。
お子さんのいる家庭では
【保管する】書類
【日々入ってくる】お知らせなど
量も多く管理は大変と思います。
だからこそ3つの塊で管理です。
先日の記事で
私の事務の【くくり】=塊の
分け方のポイントは頻度でした。
親が管理しやすい大きな塊を
出し入れの頻度で3~4つ見つけます。
複数のお子さんがいる場合
塊の中を【お子さん】で分けるという
方法もあります。
お子さん別に先に分けると
一見わかりやすそうで
管理が煩雑になります。
■書類も取説も
ひとまとめで3つで把握
中も3つのくくりで一目瞭然
書類というとき
どういうものがその中にあるのか。
何度も見直しをして
くくりを見つけました。
現在のところ
書類は、
「人」(身分証明/健康/お金関連など)
取説は
「住宅」と
「もの」(家電/事務機器/ネット回線契約など)。
「人」「住宅」「もの」
3つとそれ以外のくくりで
管理がとてもラク。
【人】の中は
(「保険」「年金」「役所関係」とそれ以外)。
ここでも3つの塊とそのほか。
「役所関係」には
めったに使わないものを中心に
①マイナンバー
②印鑑証明
③パスポート/免許証(車を手放して以来)
そのほか(NHK、クレカ規約書など)
(税金領収書など)
黒のマステに白抜き文字は
すごく見やすい。
見た目のスッキリが
頭の中のスッキリに。
ラベルを替える前は
白地に文字では情報が目に
ダイレクトに入りませんでした。
保険は人別と保険別を同時に分けます。
証券のサイズがいろいろで
紛失防止のためもあり
めったに出し入れしないので
ポケットファイルを利用。
ポケット一つに一つの保険。
色で人別に。
たくさんの情報も
塊で把握すると本当にラクです。
しかも3つの塊で収納すると
わかりやすくて視覚的にもスッキリ!
*
モノもコトも情報すべて
頭の中は3つか4つしか把握できない。
だからこそ、
どんなにたくさんあるものでも
ごちゃごちゃしているものでも
3つの塊で捉えて、
頭の中をシンプル化。
すると書類の管理だけでなく
頭の中の散らかりが片づいて
新たなものの
片づけ場所も考えなくてもわかって
暮らしがすごくラクになります。
※篠原菊紀著
「生き方上手になるための
片づけ脳の育て方」から引用
➞段取りも分類もストックも
基本は「3」。
3分類を基本にして、
整理や分類を行っていくのが
脳をうまく使うコツです。
▼書類、取説の管理が
ラクにできる考え方を詳しく
書きました。
posted : 2017年4月17日