フック使いのアイディアは頭と指先から。収納改善のポイントは五感とPDCA

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前回の記事
鍋つかみの置き場所を例に
思い込みと慣れについて取り上げました。

きょうはその続編で
収納改善の考え方です。

 

“暮らしはラクに楽しく♪
暮らしのアドバイザー土井けいこです。

「私」の時間をたいせつに。
ていねいな暮らしのための
時短家事をお伝えしています。

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■大きな目的に向かって
KAIZENでわくわく♪

以前受講生さんから
「(土井は)
思いつきでやっていると思っていましたけど
すごくよく考えているんですね」
と言われたことがありました。

今回の鍋つかみの置き場所を変える
小さな改善も
思いつきのようで
実はそうじゃない?!

思い込みが外れた途端
たぶん頭はいままでの経験総動員して
フル回転したと思うんです。

鍋つかみ、「ここ」がいい?!
移してみる。
どうかな?
新たな改善。

業務を円滑に進める手法の一つで
PDCAサイクル
という考えかたがあります。

Plan=計画
Do=実行
Check= やったことを評価
Act=改善

PDCAを循環させ続ける。

気まぐれに思いつきのようで
意外と頭も使っている?

暮らしにくさを改善して
より暮らしをよくしていく。

このホームページのタイトルは
【暮らしはラクに楽しく】

これって、何気ないようで
忘れてはいけない暮らしの大きな目的。

私が大事にしたい時短家事は
目先のラクをするためではありません

大きな目的に向かって
時間を大事にするために
小さなムダをなくしていきます。

小さなムダ気づいて
改善点を目で捉えて
改善の実行中は指先から感覚を得て
身体も頭も
いっぱい使います。

それはとても創造的で
わくわくするひととき。

たぶん脳が活性化
しているから?!

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■フック選びと
フックのカスタマイズ

はじめはとりあえず、
近くにあったフックを使て
ものの位置を変えることを優先。

次のステップは
変えてみて
問題点を出すこと。

パイプに掛けるフックは
外れにくくて
左右に動きにくいフックがいい。

左右に動かないように…といえば
無印良品横ぶれしにくいフック。

大小あるので
まずは大きい方を
ほかの場所から持ってきて試します。

ゆるすぎる。

 

横ぶれ防止には
パイプの直径に合わせるのがいいことは
学習済み。

それにパイプから外れないのもポイント。

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ペンチで狭めて
外れないようにして使います。
P8297870_LI (2)

外れにくなりました。

 

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■指先使いで
片手でもできることに気づく

はじめは両手づかい。
左手でフックをおさえて
鍋つかみを利き手で引っ掛けたり
外したり。

何かの拍子で
片手で指先を使って
掛けたり外したりできることに
気づきました。

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フックの先を親指で押す。↓
フックからを滑らせるように押し出す。

3本の指先で
つまむように二枚の鍋つかみの紐が
手に取れるのです。

この間1~2秒。

P8307880 (3)_LI

 

もっと簡単な方法発見!?
二本の指でフックを挟んで
手前に押し出せば
するっとフックから外れて
ワンタッチでキャッチ。

なん~だカンタン。
指先使っていると
いろいろ気づきます。

頭の中だけで思考しても
こういう改善策には気づけませんね。

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掛けるときは
フックを中指で押さえながら、
ヒョイ。↓

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先日に続いて、もう一度両手使いの写真を。
あらら…。
ムダな動作でしたね。

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■アイディアはふかふかな
頭の中の畑から湧いてくる

慣れは、
頭の畑をかたくして
思い込みはさらにかたくしてしまいます。

慣れと思い込み…前回の記事参照

畑の土がかたいと
植物の芽は出ませんね。

頭の畑をふかふかにするには?
手をよく使うこと…ですよね。

フック選びは
家の中にあるもので
試してみました。

条件を頭の中にピックアップして
「なにかないかな?」と頭の中で検索。
これは思考とは違うんです。

検索は耕す感じ。

検索で
これまでの経験から
適したフックを選び出して
実際に試す。

さらに使い方も試行錯誤。

鍋つかみの引っ掛け収納なんて些細なこと?
暮らしは些細なことの集合体。

こんな小さな収納でも
PDCAの基本は生きています。

暮らしの中の
改善点に気づくには?

前回の繰り返し。

ものに手を触れながら
使いにくさを感じるセンサーを
鍛えていくこと。

「ここでいいのか?」
「これでいいのか?」

自分の動きも含めて
いつも疑ってみることが大事。

 

そして…大きなことに気づきました。
つい最近までの鍋つかみの置き方。
二枚一緒に引っ掛けると
壁でももう少し動作はラクでしたね。

どうして別々だったかな?

思い込みとか慣れが
気づきをじゃましているのを
またしても実感。

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暮らしの中には改善できることが
たくさん眠っているのです。

暮らしがスムーズに回るように
いつも観察を心がけ
アイディアをいろいろな方向から出して
やってみて
うまくいかなかったら
別の方法をためします。

わくわくしながら
暮らしを少しずつよくしていきます。

 

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posted : 2017年9月4日