レシピを見ながら料理を作るデメリット。時間がかかる、楽しくない、レシピに追いかけられる!

講座で「料理に時間がかかる」とお悩みを聞きます。
お話を聞いていると原因が浮き彫りに。

時間がかかる理由はいくつかあると思うのですが
きょうは、「レシピを見ながら料理を作っていると時間がかかる」を取り上げます。

 

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あなたの時間を大切に。
時短家事で暮らしはラクに楽しく♪
暮らしのアドバイザー土井けいこです。

 

料理をレシピ見ながら作るとどうなるでしょう?
文字情報を目で追いかけて、
手がおろそかになって、料理の流れが止まってしまう。

作り方を確かめるたび流れが止まって、
加熱の進み具合、調味料を加えるタイミングなどもどんどんズレて、
料理の味、出来上がりにも影響大。
料理に時間をかけないためには作る前にすることがあります。
まず、頭の中に流れをイメージしておくこと。

優秀なオリンピック選手も、
動き出す前に頭の中でイメトレをしていますよね。

いきなり料理を作り出すって
脳(自分)に無謀な指令を出していることなのかもしれません。

昨日も言いましたけど、
ごはん作りの前に「なに作ろう…」って考えて、
作る料理を決めて、
それが作りなれていない料理だと、
流れが頭の中にイメージできていません。

イメージできていない料理をレシピを見ながら作るって、
「作業」をしている途中で
レシピを読む「お勉強」のスイッチに切り替わることですから、
すごく脳(自分)が混乱すると思うんです。

 

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この夏、初めて梅ジュース作りにトライ。簡単ですが、それでも前もってイメトレ。

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それでは作りなれた料理ばかり作ればいいのか?

私が作りなれない料理にトライするときにしていることがあります。
ポイント(調味料も)だけ抜き書きしたメモを作り、
そのメモを目の高さに貼って調理にかかります。
(作りたい料理を決めるまでの方法は昨日の記事に書きました)

OLYMPUS DIGITAL CAMERAテレビで見た料理をメモすることもあります

 

自分の字で書いたメモは、料理中に確認するのに目がラクです。
雑誌の活字と違って情報も最小限ですから、
見やすくて、安心感があって、
書き出すことで一度頭に入っているので、
初めて作る料理もかなりスムーズに。

メモの時間がないですか?
メモを作る時間は頭の中に流れを描くイメトレ効果もあり、
すごく意味のある時間です。
ここは省かないほうが結果的に時短料理に。

料理は流れが大事です。
だから、本を見ながら料理を作ってはいけない、と思っています。
たま~に、のんびりレシピ見ながら…ってときもありますけど(笑)。

 

講座の参加者がいいました。
「朝目が覚めたとき、あれして、あ~してって、
布団の中でイメージしてから起きて動き出したら、起きてからの家事がはかどります!」って。

そうそう!それなんですよ。

段取り、流れをイメージ化ができれば
スムーズに作業がはかどって「時間がかかる」と思わなくなります。

一方、レシピに頼って料理を作る
レシピの指示に従って、レシピに動かされている感じがしませんか?
料理が楽しくできないとすれば、そのせいもあると思います。

「時間がかかる」と思うのは
実際に時間かかってしまっていることもありますが
時間の質もあるのかもしれません。

 

 

 

追記
時間の質をよくして楽しく時短する料理するポイントは
ほかにもありますので、また取り上げます。

二日続けて、レシピに頼ると料理の力がつかないこと。
レシピに頼ると料理に時間がかかるだけでなく
料理の時間の質が下がる、ということを書きました。

料理はラクに楽しく♪
作りなれた料理を大切に、新しいレシピにも楽しくチャレンジしましょ♪


posted : 2016年8月11日