暮らしのアドバイザー
土井けいこです。
暮らしはラクに楽しく♪
「私の時間」を大切にする時短家事と
暮らしがラクになる「減災収納」を
お伝えしています。
*
「家族がリビングの
あちこちにものを置いて
散らかってしまう…
言っても片づけない…」
家族がリビングに持ち込むものは
いろいろあると思いますが
まずは上着から確実にひとつ一つ
散らかりを解消していきましょう。
今日は、ソファーや椅子に
上着が置きっぱなしの対策として、
フックで仮置き場所を
作る事例を紹介します。
■上着を置きっ放しにする
理由
帰宅して真っ先にリビングに向かい
リビングでかばんや荷物を置き、
上着を脱ぐ…。
手からものが離れる瞬間には
すでにほかのことに
気をとられているのかな?
それでどこでも
置いてしまうのでしょうか?
上着の片づけ場所が
各自の部屋の場合は、
そこまでの距離が
実際より遠く感じて面倒なのかな?
長年の習慣でなんとなく
置くのでしょうか…。
「片づけて…」と言っても
言葉が届かないのは
きっといろいろ絡まっているんですね。
それなら言うよりも
上着を脱ぐ場所の近くに
フックで仮置き場所を作るのが
散らかり解消にははやい!
根本解決ではないですか?
う~ん…それでも
フックに掛ければ
置きっ放しの散らかりが一つ減り
イライラの原因が一つ解消します。
■壁とドア、垂直面利用で
置きっぱなし散らかり解消
うちのカウンター下には
耐荷重10キロまでの
石膏ボード用クロスピンフックを
つけてあります。
フックは
ふだん別の用途に使っていますが
上着と手提げを掛けてみました。
耐荷重OK。
フックが大きいので
掛けやすいです。
フックのつけ位置を
テーブルより下にすると
幼稚園年長さんから
使えそうですね。
低い位置のフックは
じつは大人にも便利なんです!
腕を高く上げなくていいので
動作がラクです。
壁にキズをつけない
粘着タイプやプッシュピンを
使うのも方法です。
↓モップなどの一時置きピンに
ハンガーを掛けてみました
うちでは
引っ掛け場所を玄関すぐにつくって、
上着類をリビングに
持ち込まないようにしています。
あ、リビングに
上着が置きっ放しになるのは
玄関の近くに上着などを
掛ける場所がないからかな?
それなら即フックをつけましよ。
ドアに掛けるフックは
ドアの厚みに合わせて選ぶのが
ポイント。
玄関からリビングへの通路のドア↓
ほとんどのドアに
ドア用フックを掛けてあって
上着やバッグなどの
仮置き場所として
とても便利に使っています。
玄関からの通路には和室への
引き戸があり、
出入りのじゃまにならない位置に
鴨居用のピンを打ち付けるタイプの
フックを取り付け。
丈の長いコートの一時置きや
来客時のコート掛けにも
便利に使っています。
鴨居など、
高くて手が届きにくい場合は
紐やS字フックを使って
高さを手の届く位置まで調節。
■行動のクセを知って
フックで対策
スーパーから戻って
食卓や椅子に手提げを置き
脱いだ上着を椅子の背に
掛けることはありませんか?
シンク下の扉にフックを掛けると
手提げや買ってきた食品が
サッと仮置きができます。
無印良品横ぶれしにくいフック(大)↓
仮の引っ掛け場所がないと
私はついそのへんに
置いてしまうんです。
先日講座でエプロンの仮置き場所
が話題に。
「なんとなく
そのへんに置いてしまう…」
私の場合、エプロンを外す場所が
キッチンと脱衣所なので
両方にエプロンの
引っ掛け場所を作っています。
脱衣所のドア=脱衣所側↓
手からものが離れる場所の近くに
フックをつけておくと
ラクに片づきます。
自分の行動のクセ、
家族の行動パターンに合わせて
引っ掛け場所をつくると
置きっ放しが防げるかもしれません。
それから、
フック使いの大事なポイントは
フック一つに掛けるものは一つ
を原則に。
せいぜい
同時に置く上着と手提げ
がそれぞれ一つ。
そうでないと仮置き=一時置きの
意味がなくなります。
一つのフックに上着二枚は絶対NG!
同じアイテムがふたつということは
前のを片づけていないということ。
つまり新たな置きっぱなし場所になっている!
そういう場所をつくらないために
フック一つにもの一つ、
このルールは重要です。
■自分の快適のための
引っ掛け収納
置き場所を作っても
意識がなければ片づけ行動には
結びつかないものです。
そういうわけで
家族に片づけ場所を知らせても
行動が変わらないことも
盛り込み済みに。
自分のものは自分で片づけるのが
基本ですが、
まずは、視覚的な快適を目指して
フックで散らかりを
一つでも減らしませんか。
家族の片づけ習慣と
自分の快適のためを
分けて考えると気持ちがラク。
ものが置きっ放しになる
すぐそばに引っ掛け場所をつくるのは
じつは自分の気持ちスッキリのため。
次の日、
上着の持ち主が引っ掛け場所から
ものを手に取りますよね。
もしかしたら意外に早く
すんなり誘導策に
のっかってくれるかな?
*
今の時期、
テレビは新番組がいっぱい。
お子さんたちは新学期。
大人も子ども気分一新。
新しい片づけ方法を取り入れるには
よいタイミングですね。
フック活用で
なんとなく置いてしまう対策をとって
散らかり状態を
一つずつ解消していきましょう。
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posted : 2017年4月5日