好きな家事、嫌いな家事?淡々とまんべんなく、暮らしはコツコツ、ゆっくり育ててゆく

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“暮らしはラクに楽しく”
暮らしのアドバイザー
土井けいこです。

ていねいな暮らしのための
時短家事をお伝えしています。

前回は
野菜の下ごしらえの話でした。

きょうは、
暮らしを育ててゆく話です。

つばたしゅういちさんと
つばた英子さんの本
『ききがたり ときをためる暮らし』
を繰り返し読んでいます。

この本の話題
ここで取り上げるの2回目ですね。

おふたりの暮らしを描いた
ドキュメンタリー
『人生フルーツ』2回観ました♪
じわじわ~っと沁みています。

 

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■いい具合に暮らしてゆくには?

好きなこと、楽しいことは
夢中になって
とことんやってしまいがち。

いい具合に進めていくには
どうしたらいいのか?

英子さんは
日々の営みとして
畑仕事を続けていくのに
目いっぱいやってしまわないように
じぶんなりに時間を
制限されている。

好きなことばかりに
夢中になっていては
身体を壊してしまう?

きょうだけでなく
明日も明後日も
淡々と暮らし続けていく
知恵を教わった気がします。

 

最近の私のことですが、
ほかにも
やらなくちゃいけない仕事があるのに
原稿を書くことばかりに
エネルギー使っていることに
気がつきました。

よくないなーと思ったんですね。

それで気がかりな仕事を
原稿より先にやってみたんです。
できました!

やってみたら
思っていたほど
難しいことではなかった。

やってみないとわからないことが
ありますね。

やりたいことこそ、時間を決める。

そればかりに
エネルギーを使ってしまわずに
まんべんなく淡々と力を注ぐ。

これは暮らしを育ててゆく
大事なポイントのようです。

↓コンテナの隅っこでカタバミ
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■好きな家事、嫌いな家事

映画の中の
英子さんがつくる
保存食がたくさんはいっている
冷凍庫を見ていて

30代前半のバングラデシュでの
暮らしを思い出しました。

当時の家では
両手を広げたくらいもある
箱状の大きな冷凍庫で食品を管理。

住みはじめは
食材の調達ができなくて
慣れない食材で
2時間かかってもうまくできなく
日々のごはん作りで泣いていました。

そのうち、苦心しながらも
食材を調達できるようになって
昼夜関係なくボランティアさんたちに
ごはんをつくるように。

任務ではなかったですよ。
自分の意志でやっていましたから。

ときをためたかな?^^

急な来客は頻繁。
20人くらいの食事作りも
よくあることでした。

バングラでは、
一年の半分は
使っている家具がカビるくらい湿度が高い。
食品の管理には気を遣いました。

乾季はものすごく乾燥して
青い空が黄色くなり
家の中は床一面に土埃が積もり
目が痛くなるほど。

そういう時季は
日に何度も床の雑巾がけ。

お手伝いさんとケンカして
やめられちゃって
自分ですることに
なったんですけど。(笑)

身体はきつかったけれど
床掃除を
イヤだと思った記憶はないですね。
必要でしたから。

家事を好き嫌いで分けると
自分が辛くなります。

苦手なことは苦手なこととして
淡々とやってみる。

淡々とやってみると
見えてくることがきっとありますから。

家事をどんな気持ちでするのか。
すごく大事なこと。

あ、食器洗いイヤイヤやっていた私は
30代後半でした!(汗)(笑)

↓植木鉢に置いた一粒の栗が育っています

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■木々の成長に暮らしを重ねる

いまの住まいに暮らして
そろそろ20年。

阪神淡路大震災のあと
3年かけてようやく探した
賃貸集合住宅。

ベランダに面した
大きな窓を開けると
森の中にいるかと思います。(笑)

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苗木から育った オリーブの木が3本。
両手を広げるほど大きく育っています。

グミの木は幅2メートル超えて
高さは3メートルにもなって
天井につかえて切りました。

ことしは3粒実がなっていて
毎日観察。
アハハ~、わずか3粒~♪

いつまで暮らすかもわからないにのに
木々が茂って楽しく困っています。(笑)

野菜は作っていないけれど
私なりのベランダガーデン。

ベランダの木の成長を見ていると
私の暮らしも
少しずつ育ってきているように
感じます。

自分たちでできる範囲で
ベランダガーデンとともに
暮らしを育ててこれたとすれば
年月に感謝です。

↓50センチ四方のコンテナで育つグミの木

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■じぶんでやるから
  見えることがある

日々繰り返す家事も
折々の手入れも修繕も

自分の手で身体を動かして
頭もいっぱい働かせます。

私、60歳になって
日々新しい家事習慣を増やしています。

少しの時間で
切り上げるからか
続いています。

「きょうも身体が動く…
うれしいなあ~ 」って思います。
不調の日もあるので…。

一年前、ためてしまった
レンジフードの汚れを
毎日数センチずつ拭いて思いました。

毎日繰り返すことに意味がある。

本や映画の中のおふたりから
じぶんの基準で静かに生きる
強さを感じます。

自分で考えて
自分でやってみる。

それを基本に
無理をしすぎない。

おふたりの日々の営みは忙しい。
気持ちよく忙しそう。

大事なのはそこだと思いました。

 

↓鳥の糞から?南天の蕾。背景はどんぐりから育ったコナラ
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きょう食べたものは
きょうの力だけでなく
10年後のじぶんをつくるのですね。

そうか、
いまの暮らしは
10年前のじぶんの結果なんですね。

日々の営みがじぶんの
=未来を作ってゆく。

畑の土づくりと同じかな~?

「コツコツ」「ゆっくり」
まんべんなく淡々と♪

 

《追記》
講座の受講生さんが
映画『人生フルーツ』の予告編を
教えてくれたことが
本を読むきっけです。
ありがとうございます。

2012年発行の本。
今ごろですが、映画も見ることができて
よいタイミング。
もう一回観たいと思っています。

 

 

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posted : 2017年5月22日