暮らしはラクに楽しく♪
暮らしのアドバイザー 土井けいこです。
桜前線は、いまどのあたりでしょうか?
昨日のニュースでは
北海道北見で大粒の雪でした。
北国にもあたたかな春がはやく訪れますように。
私の住む関西は
住宅街のすぐ近くの野山に
五感が揺さぶられるような春の息吹が。
今日は、
この春の植物たちとの出逢いの話です。
↑一枚目の写真と同じ日
違う木は若葉が「生まれたばかり」で赤い
■モミジの若葉と
花の赤のコントラスト!
うちの窓から見える森は
直線距離で500メートルほど。
歩いて20分くらい。
森へ行く途中、
谷川沿いの坂道を15分ほど登ります。
右に住宅が立ち並び
左に幅2~3メートルの谷川。
このあたり、
「もみじ谷」と言うだけあって
もみじの木が細い谷沿いに何本も続きます
↑夕日の中のモミジの葉と蕾の色のコントラスト
モミジの芽吹と蕾の色鮮やかさが
とにかくすごかった!
毎年、山桜の花が満開になると
谷川沿いを上っていますが
今年ほどモミジの若葉と蕾の
色のコントラストに出逢ったことがない。
あれ?
去年までは
桜の季節とモミジの芽吹きが
ズレていたかな?
モミジにカメラを向けていると
そばに住む人が話かけてきます。
その美しさを話題に
見知らぬ人と立ち話し。
その人…我に返って
恥ずかしそうに
玄関に駆け込んでしまいました。
今年のモミジの新緑は
そばに住む人が自慢に思うくらい
ひときわ美しかったのです。
■モミジの花発見
赤い小さな蕾の中に花が咲いています。
白いめしべの先が
クルンと開いていますね。
なにか役目(働き)があるのかな?
↑この写真は曇りの別の日に撮影
陽射しのあるなし
時間帯で葉の色が違って見えます
モミジも種類があって
判別はむずかしいようです。
たぶんイロハモミジ
ということにしますね。
イロハモミジ?の蕾は
すごく小さいです。
え~と、仁丹の粒くらい。(笑)
小さな花をよくよく見ると
二種類発見。
↓白いめしべが1本の花は雌花とか?
↓おしべがたくさん(8本?)あるのは
雄花だとか?
植物の世界は不思議がいっぱい。
■森でも雄花と雌花に出合う
イロハモミジの並木が
終わると谷川は行き止まり。
その先は森が広がっています。
森の中を進んでいくと小さな花に出合います。
何年か前、
花を見つけたときは
自分だけの特別な発見のような気がして
ウキウキ♪
調べて見るとよくあるアオキの花でした。
でもね、花びらが4枚と思ったら
5枚のを見つけたことも
ありましたよ~♪
↑雄花
アオキの花も雌雄で違うんですね!
花のつき方も違います。
雄花の方が茎に縦に
花がいくつもついて
雌花の方は花がまとまっています。
ありふれているかもしれないけれど
それまで知らなかった小さな世界を知ることは
ものすごくワクワク♪
雌花↓
■コバノミツバツツジの魅力
繰り返しますが
私は植物には詳しくないです。
それでも観察は楽しい。
「なんだろう?」
とカメラに収めて、
うちに帰ってから調べます。
そんな私も
コバノミツバツツジだけは
おなじみなので
見まちがえない(たぶん)。
20年以上も前のこと。
いまの前に住んでいたところには
裏山がありました。
4月後半、おにぎり持ってハイキングへ。
その時満開だったのが
コバノミツバツツジ。
ビビットなピンクのアーチをくぐったのを
覚えています。
それ以来コバノミツバツツジは
脳裏に刻まれました。
今年のコバノミツバツツジは
びっくりするような気温の高さで
3週間も早く満開に。
↓桜の季節4月1日近くの森で撮影
色鮮やかなコバノミツバツツジは
誰が見ても美しいですよね?
↓夕日を受けて透明感を増す花
桜やクスノキの大木の下で
コバノミツバツツジの
じゅうたん?
でもね、私が好きなのは
花より葉っぱ。
名の通り三つ葉。
愛らしいと思ってしまいます。
見間違えないのは
葉っぱに特徴があるから。
森の中には
コバノミツバツツジの小径が。
今年3月末からの気温の高さで
4月の森は
ミモザのおしまいの黄色と
桜色とツツジの開花の時期が重なり…
窓から「山」を見てるだけでは
わからない世界が広がっていました。
*
モミジの花は
たぶん毎年咲いていたんです。
私が知らなかっただけ。
知らないって
もったいないことですね。
植物に限らず
知らないことの方が多いのです。
知らなかったことを知ることは
楽しいことです。
子どもの頃は誰もがそうでしたよね?
大人になると知る楽しみから
遠ざかるのかな?
まだまだ楽しみはある!?
しかも近くにある?!
posted : 2018年4月16日