仕事場の収納がようやくいい具合になってきました。
スタジオの収納扉の中が、
紙袋や空き箱で「わかりやすく」なって、
結果的に、見た目もスッキリと収まりました。
紙袋、目的をもって使うと100均収納グッズより役に立つ!
「私」の時間を大切に。
時短家事で暮らしはラクに楽しく♪
暮らしのアドバイザー土井けいこです。
仕事場のキッチン下とクローゼットの
扉の中の収納をしまい直し、しました。
今回の改善、テーマは扉の中を「わかりやすくする」。
収納グッズは買わずに、ひたすらわかりやすさを追求。
スタジオにある
ものをしまえるものといえば紙袋と空き箱くらい。
これが、
「収納グッズ」と意識して使ってみてびっくり!
紙袋は放り込みに使われやすいけれど、
サイズもいろいろで、
目的をもって選ぶとかなり使える収納グッズです~。
↑紙袋と籠と壁に掛けたマイバッグ、どんな類(たぐい=くくり)のものが入っているのか、わかるのが大事
「わかりやすく」というと、
欠かせないのが、
ひとつ1つの紙袋になにがしまわれているのか
わかるようにするということ。
…というと、
しまったものを全部書き出してしまいそうですが、
細かく書くとかえって文字・視覚情報が多くてわかりづらい。
中にしまってあるものとメモが違ってしまったり(笑)。
そもそもメモを読むようではダメ!
メモ(ラベル)は補助的な役目なんです。
「わかる」しまい方は、
扉を開けたとき、目が泳がない。
わかりやすいって、そういうこと。
さらにいえば、扉を開けなくてもしまってあるものが
おおよそが把握できているってこと。
把握できているってことは、
頭の中に地図が描けていて、
紙袋の中身が(大まかに)画像で頭に浮かぶってこと。
紙袋ごとに【くくり】があることで、
ほかの情報(もの)が目に入らず、マスキングされるので、
目指す【くくり】の袋にサッと手が伸ばせます。
だから目が泳がないのです。
ここからは実例を詳細に紹介。
幅10センチ奥行20センチの小さな紙袋を使って、
細かなものは、アイテム【くくり】で分けてわかりやすく(↑)。
真ん中、【ペン】と表記。
実際には、はさみもマジックも付箋もいろいろ入っています。
中は紙コップを2個使って立ててしまってありますから、
袋を覗くと必要なものが(見えて)わかります。
事務用品と書くより、
【ペン】の方がパン!とものが浮かぶ。
脳が反応するのです(笑)。
それがわかりやすさ。
ガムテープ、両面テープは、それぞれ種類をいろいろあり、
使う目的、役目が違うので別々に【アイテムくくり】で分けます。
自宅から持ち込んだ
かごやバンカーズボックス(白い段ボール製の箱)。
以前からありましたが
活用できていなくてただのしまい場所でした。
空き箱、紙袋の活用に影響されて、
すでにあった収納グッズを、
わかりやすい【くくり】に活用!
4月の末に押入れをリフォームした後のしまい方では、
紙袋も箱もとりあえず放り込む使い方でした。
そういうしまい方をすると
後で探し物をしまくることに(涙)。
片づけのプロではあるけれど、
キッチン下もクローゼットも何度も何度も片づけて、
必要なものがだんだんわかってきて
どういう【くくり】だとわかりやすいかも
片づけるたびにだんだんわかってきて、
ようやく「わかりやすく」なりました。
ところで、キッチン下の紙袋はメモがありませんよ?
大丈夫なんです。
クローゼットの棚と違って、
上から中身が見えますから。
ひもは紙袋が取り出しやすいように
中に折り込みません。
【スプレー類】【重曹など粉状】【その他】、
わかりやすい【くくり】になっています。
無印の袋の中は【カセットコンロのガスストック】。
無印の隣にはカセットコンロがあり
関連収納というわかりやすさも。
湿気の多いシンク下に紙袋は即席利用
見た目のきれいな収納を目指すと
その時限りの美しさになってしまいがちです。
扉の中、見た目が整っていたとしても、
中がわからない状態というのは
なんとなくよくない影響があるような感じ。
扉の中がわかる状態になっていると
心が落ち着くような気がします。
100円ショップで収納グッズを買う前に、
紙袋、空き箱など手持ちのものを利用して
バラバラの収納物を
わかりやすい【くくり】収納にまとめてみませんか?
《追記》
今回の収納改善は、
じつは、『減災収納』講座の実例として見ていただくためにしました。
紙袋は、わかりやすい【くくり】の役目をはたしてくれるだけでなく
もう一つの大事な役目を果たしているんです。
『減災収納』講座のレポートは次の機会に。
posted : 2016年9月22日