何年も押入れに取り置いたものを手放せたのはなぜ?

押入れから出したときには
まさか手放すとは
思っていなかった〇〇〇。

ちょっと出してみるだけ…と
思っていたはずが手放すことに。

使わなくなったものも管理していないと
手放すタイミングは
なかなか訪れないんだな~、と実感。

きょうは、長年手放せなかったものを
思いがけず手放すことになった話です。

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「私」の時間を大切に。
時短家事で暮らしはラクに楽しく♪
暮らしのアドバイザー土井けいこです。

 

 

うちには、
キッチンやクローゼットから
使われなくなったものや
買ってはみたものの
合わなかったものなどを
仮置きする場所があります。

日に何度も通る廊下の
すぐそばの押入れの一角です。

そこを「不用品かな?
集中管理ステーション」
と呼んでいます。

先日今年2回目の
「不用品かな?
集中管理ステーション」
の点検。

点検する前は
思っていなかったことが
一つ一つ手にしてみると
すんなんり
どうしたらいいのかが
決まっていきました。

漠然と頭の中で
どんなに思いを巡らせても
どうしたらいいか
答えは出てきませんね。

ていねいに手に取るしかないんです。

毎日使うものと手放し予備軍を
ごちゃごちゃにしていては

存在を忘れたものが
日常の中に紛れ込んだままに。

 

さて、仮置きとは言っても、
今回手放すモノの中には
何年も押入れの一角で過ごしてきたものが
含まれています。

一角のものを全部出して、
「集中管理ステーション」を
空にしてみたら…?

押入れに戻そうと思うものが
ほとんどありませんでした。
ようやくタイミングがきたようです。

押し入れから出したものを
手放し先別に分けます。

さらにアイテム別に
分けて紙袋に。

 

押入れから出したときには
まさか手放すとは思っていなかった精米機。
ちょっと出してみるだけ。
プチプチに包んでみるだけ。
…そう思っていたのですが…。

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↑この細長いプチプチは窓の断冷用=不用品

 

精米機を使わなくなったのには
いきさつがあります。
あの年の夏から秋のできごとを思い出して
切なくなって…。

だから、梱包するだけと思ったのに、
包んでいるうちにだんだん「手放すんだな~」
と思うようになっていくから不思議。

プチプチに包んでいるうちに
「もういいかな?」と思えたんです。

決めるんじゃないんです。
決まっていくんです。

ともかく、
全部出して手を触れるって大事です。

あ、全部って、押入れ全部じゃないですよ~。
慣れた(?)私も半間の上半分だって
ひと仕事ですから。

絶対大がかりにしてはいけません。
範囲を小さく小さく区切るのが
中途半端に終えてくたびれるのを
防いでくれますから。

そうそう、気合なんか入れてませんよ。
ふと、
「ここだけ出してみようかな?」
って感じです。

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出して、触れて、目で確かめて
いつでも運び出せるばかりに梱包して…、
そうしたら「もういいかな?」
と思えました。

ほかにもそう思えたものがありました。
押入れを開けるたびに目にしていたけど、
手放そうとは思えませんでした。

やっぱり手で触れて
モノの存在を感じることが大事なんですね。

 

 

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戻したものは宿題。
宿題は、メモに大きく書きました。

気持ちは決まっているのに
タイミングを逃してしまった
「手放す夏物衣類」。
来年春まで仮置きです。

気持ちもものもまぎれてしまわないように
次の行動を大きくメモ。

メモのひとつは冬物で、
自分で着たいけれど
たぶん着る機会こないと思われる冬物1点。

似合うそうな人(本当はその人に着てほしい)
に声を掛けて
それでダメだったら年内にリサイクルショップへ。

あ~、やっぱり潔くない(笑)。

 

 

押入れに空間ができました。
ここには、再びうちのあちこちから
ものが集まってくるはず。

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↑写真の水色の袋の中は、収納工作に使う板切れとか
やはり工作の材料に皮革。
赤い袋はガムテープやマジックと、
細々した仮置き物を入れるつもりの空の袋。

 

ものには手放すタイミングがあると思います。
タイミングを待った方が
気持ちよく手放せます。

それには、
「どうしていいかわからないモノ」は
日々の暮らしに必要なものとは分けて
管理する必要があります。

管理って難しいですか?
ごちゃごちゃを分けること。
分けたものを出して、
手で触れてものの存在を感じること。
それを繰り返すこと、それが管理。

日々の家事がすんなり回って行くには
使わなくなっているものの管理が欠かせません。

使わなくなっているものを管理することは
明日をよくしていくことだから。

 

 

《追記》
お古で申し訳ないと思う気持ちは私にもあります。
だけど、意外なものが
人に求められたり喜ばれたりすることもあるんです。
手放してみないとわからない。
私もお古を買ったりもらったりしますから、そう思います。
使わなくなったものや使いこなせないものを
抱え込まずにどこかで生かされるかもしれない手放し方をするには、
受け取り先の情報を自分で日ごろから集めておくことも必要なこと。

 

 

 


posted : 2016年10月17日