近くの森へ出かけて、日常を俯瞰する大切さにあらためて気がつく

 

平日ですが、今日は『暮らしを愉しむ』です。
今日の感動をお伝えしたくて
緊急(笑)近くの森探索レポ。

暮らしはラクに楽しく♪
暮らしのアドバイザー土井けいこです。
毎日窓から見るばかりだった森。
なかなか行けなかったけれど
ギリギリでタイミングが訪れました。

行動を起こして現地で佇んでいると
気づくことがいくつもありました
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クヌギかな?コナラ?
陽射しを受けると
クヌギ?の黄色で森の中が
パ~っと明るく輝くのですよ♪

森(里山)の手入れをする人たちによれば
森が黄金色に輝くのは
毎年というわけではないとのこと。

今年は森が大きな台風の直撃を受けず
晩秋の冷え込み…
葉が色づく条件が整ったそうなのです。

 

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↑常緑樹の緑の中にぼんやり見える朱い実は何でしょう?

↓山桜の落ち葉。
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↓もしかしたら万両?pc076564

 

人間も歳を重ねて味わいを増しますよね。
↓植物の枯れた姿、惹かれます。

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↓ミモザ。蕾?!

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折れたのか、切られたのか。
切り口から「ひこばえ」が。↓

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「ひこばえ」
この言葉を知ったのは
ずいぶん大人になってから。
「ひこばえのような人」と言われて、
意味を知りました。

私なりに訳してみました。
ひこばえのよう=へこたれない(笑)。

 

↓この木の向こうに
私が住む建物があります。
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1998年11月。
消費生活アドバイザー二次試験の翌日。
立ち直れないくらい落ち込んでいた時、
誘われてこの山に登った。
下界を見下ろすと
「うち」がマッチ箱より小さくて
現実がちっぽけに思えた。
ふたを開けてみたら合格でしたが(笑)

 

たまには鳥の目になって
自分が暮らす場所を見るのも必要。

高いところから俯瞰できなくても
とにかくいつもとは違うこと、
何かしてみる。

家の周りをグルグル歩く?
反対周りに歩く。
いつもと違うって刺激になる。

あ、ワタシ一時期、
雨の日は
建物の階段と廊下を
ジグザグウォーキングしていました〜。

体を動かしていると
血行もよくなる(笑)。

 

話が横道ですが。。。

22年前の今頃は
神戸の海のそばに住んでいました。

まさか、ひと月あまり後に
あんな大きな地震が起こるなんて…
あの街を離れることになるなんて…

朝日が射す、小さな部屋の大きな窓から
キラキラ光る海が見えて、
海に太陽が反射して
いつまでも続くくらい
日が暮れませんでした。

西日が射す部屋に暮らすようになった頃は
山沿いの街は日が暮れるのが早くて
海が見えるあの部屋が恋しかった。。。
あれ?書いていて気がつきました。
転勤が多い人はどんなふうに
自分の居場所を作るのだろう?

海がいいの、山がどうなの…
なんて勝手なこと言ってたんだろう。

私は「ひこばえ」(笑)。
置かれた場所で
どこでも(咲かずとも)
生きる、のですよね(笑)

 

↓森の中にある木の保育園?
この木の囲いの中で苗木を育てて
育ったら森に植えるのだそうです。

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今日出かけた森は住宅地のすぐ隣。
「○○の森」と地域の名前がついている里山です。
この里山は、
ボランティア団体が手入れをしているから
私も訪ねることができています。
手入れしない里山は、
たちまち荒れてしまうはず。

 

今日、森へ行って気がついたこと。
行動しないと出会いはないということ。

知ってるつもりと
体験することはものすごく違うってこと。
知ってるつもりだと
その違いがまったくわかっていないことが
わからないってこと。

それから、もうひとつ。
家も暮らしも自分の身体も心も
手入れしないとダメだってこと。

森へ行って
優しくない自分に気がつけたかな?
感謝がない自分にも気づいた?

 

明日から予定が詰まっていて
今日を逃したら
「明るい森」を一生体験できないところでした。

重い身体を引きずるように
谷川沿いの坂道を上って
たどりついた森の中は
窓から見るのとは全然違っていました。

窓から毎日のように
森を見ているけれど、
見てるだけじゃわからないことがあります。

 

追伸
今晩のニュースで明日から寒波とのこと。
黄金の森に佇めるのは
今日がラストでした。
感謝。


posted : 2016年12月7日