「廊下の収納や納戸を使いこなせない…」その理由と使いこなすポイント

 

“暮らしはラクに楽しく♪”
暮らしのアドバイザー 土井けいこです。

「今日を大切に」する時短家事と
暮らしがラクになる『減災収納』を
お伝えしています。

収納が使いこなせないという
問題はなぜ起こるのか…
それはとてもシンプルなことが原因なんです。

今日は
以前投稿した「開けたくなる収納」の記事を
書いた背景である
受講生Aさんの実例とともに
収納スペースを使いこなすポイントを
取り上げます。

 

■収納を使いこなせなかった
理由はシンプル

写真↑は、Aさん宅の階段下納戸改善後
このあとさらに変化は進行形

「開けたくなる収納」の記事を
書いた背景には
講座の受講生Aさんの現状がありました。

1月のオンライン講座を受講した
Aさんのことは
何度か断片的にお伝えしています。

オンライン講座を連続して3回受けられて
その結果、
家じゅうの収納各所の
役目が決まっていない

問題が浮き彫りになり

収納各所の役目を決める
という課題が明確に。

行動プランをつくり提案。

その後プランに添って
Aさんが積極的に動き出しました
ここが、すごいポイントです!)

一カ月余りたって
(ヒコーキに乗って)
当方2月にご自宅を訪問、改善実施。

改善実施は、質問と提案がメイン。
それを繰り返していくことで
結果的に各部屋と収納が機能するように。

今日はその中でも
納戸の事例を取り上げます。

 

■3つの【くくり】で納戸を管理

納戸は入口からL字形。
脚立の奥には階段下がありますが
奥までウォークインできるように
なりました。

オンライン講座のあと
届いた現状の写真には
バラバラとごちゃごちゃにものが
入っていたのですが…。

どうしてそうなったかというと
納戸をどういう役目で使うのか
考えていなかったからです。

片づけが苦手という方の中には
よくあることで
収納スペースに
役目を決めずに
なんとなくものを(どんどん)
しまい込んでしまうのです。

聞き取り後
提案したプランに基づいて
改善を実施した結果
納戸の役目として
3つの【くくり】
決まっていきました。

A【季節利用のもの】
「季節外のストーブや扇風機」
B【使用頻度が低い家電など】

「使用頻度が低いキッチン家電」

C【掃除道具】

その他
【外に持ち出すもの】

「資源ごみの仮置き場」
「外出時に持ち出すもの」
(バッグ、ひとに渡すものなど)
という具合に
はっきり役目が決まって
確実に機能する収納に。

 

■絶好の収納が
活かされていなかったのはなぜ?

実際に行って一番驚いたのは
納戸の位置です。
靴を脱いだ目の前に納戸があるのです。

コートやかばんを置くには
絶好の場所。
だから納戸に
【外出時に持ち出すもの】
を置くという役目ができたのです。

活用できなかったのは
日々通る玄関前の収納スペースと
捉えていなかったから。

なんとなく「納戸」と
思っていたのかもしれませんね。

実は核になる問題は
ほかにありました。

改善ではメインの課題解決に向けて
時間を使いましたので
納戸の収納改善は
終了間際の1時間ほどでした。

改善後は
「納戸」というより
「日々確実に開け閉めする場所」
なっています。

納戸は
玄関前といいましたが
それはリビングの入口のすぐ横でもあり!
超がつく一等地!

もったいなかったと同時に
活用できるようになって
ほんとうによかったです。

 

■収納スペースの役目を決める効果

収納スペースに役目が決まっていると
やみくもに
ものを放り込まなくなります。

決めた役目が
実情に合わなくなれば
修正ができます。

そのうえで
「ここにあると暮らしやすい」
というものを
どのように置くとわからなくならないか
出し入れがしやすいかを
日常的に考えるようになっていきます。

片づけが苦手な人の多くは
収納スペースに
役目が必要ということを
知らないまま
収納方法(ものをしまい込む方法)を
いきなり考える
のでは?

いえいえ、
考えていなくて(プランを持たず)に
なんとなく
収納グッズを入れてしまいます。

Aさんも改善前は
人が立てない階段下に
開閉が必要な扉付収納を
入れていました。

納戸に役目を持たせたことで
ほかの場所にバラバラにあったものが
役目に添って一カ所に集合し
根本的問題解決の一助に。

オンライン講座のあと
動き出したAさん、
(前にもいいました)
ひどい肩こりと
片頭痛が消えたそうです!

改善実施でさらに意識が変わって
ご自身による改善が続いています

5月には再びオンライン講座で
お会いして
その後の問題を整理して
新たな課題を見つけていきます。

 

《追記/2020年2月22日現在》

一年かけて
何度の使い方を検討し続けて
暮らしに合わせて
何度の役目が変化しています。

A【季節利用のもの】
「季節外のストーブや扇風機」
B【使用頻度が低い家電など】

「使用頻度が低いキッチン家電」

C【掃除道具】 ➡ 脱衣場へ

C【資源回収】

その他
「外出時に持ち出すもの」➡ 別の場所へ
(バッグ、ひとに渡すものなど)

 

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【今日の内容に関連した記事】

書き直した記事には
わが家の使いにくい廊下収納が
事例で出ています。

使いにくい収納も
役目をはっきり持たせると
活用できるようになります!

▼納戸の使い方/うちの場合

 

 

 

 


posted : 2019年4月28日