日常的に隙間時間を利用して
気軽に点検する片づけを
『10分片づけ』と呼んでいます。
中のものを出して点検するだけの
気軽な『10分片づけ』です。
今日は、わずか10分の片づけで
大きな安心感を得た話です。
今日の記事は、9月7日『土井けいこの時短家事』をもとに
『減災収納』の視点で加筆しています。
暮らしのアドバイザー土井けいこです。
「暮らしがラクになる『減災収納』」9回目。
ふだんの暮らしに役に立ち、
災害時にも役に立つことをお伝えしています。
前回、地震対策のラッチの取り付けが
うまくいかなかった話をしましたが、
ラッチの取り付けで試行錯誤してくたびれながらも、
なんとなく、流れで
しまってあるものの点検をする気になりました。
全部出すとは言っても、
かける時間は10分なので、
収納の中、下半分に点検スペースを限定。
↓出して上から見ます。
上から「見る」(俯瞰)と、
いろいろ気づくことがあります。
使っているものはステンレスがほとんどでした。
奥にしまい込んでいたものはたまにしか使わないもの。
ほとんどが割れ物。
壺と土鍋の間の手前の漬物用重し、確かにないと困るのですが、
どうしてこんな重たいものを
いつも立っている扉の中にしまってあったのか?
大きな地震が起これば、
これが足元に飛び出していたかもしれません。
使っていないモノを
別の場所に移したり、処分したりして、
扉の中は奥が見えるようになり、スッキリ。
調理台の下をどうして片づける気になったかといえば、
ラッチの付け替えで、
扉を開けたまま作業して、
中が目に入っていたからではないかと思います。
ラッチの取り替えをしなければいけない、
と思っていたけれど、
本当に取り掛かりたかったのは、
中の片づけ、と気がつきました。
難しいことにフォーカスして
「10分」でできることをしないでいました。
できることから始める、これを忘れてしまいます。
心のどこかで
危ないもの、しかも使っていないものを
しまっていることはわかっていたんです。
それをラッチの取り付けで安心感を得ようとしていました。
「危ないな~」と思っていたものを
出してしまったら、
(地震対策用のラッチをつけなくても)
なんだかすごく安心。
安心感を得たところで、
続いてちょこっとお鍋のしまい場所も点検。
白い重たいお鍋を一番下に移しました。
重たいものは下へ。
これは基本。
それなのに、棚の高さが合わずそのままに。
棚の位置をつけ直すまでは、
ギュッと押し込んでおきます(笑)。
中のものも減らしたり、
置き場所を替えたりするだけで、
安心感は確実に大きくなっています。
もっと早くにしていれば、
安心感はもっと早く手に入れられたんですよね。
9月3日の投稿で、
「なんとなく持っているものが散乱するのはかなしい」
と書きましたが、
あと片づけのつらさの前に
大けがをしないように、すぐできることはすぐしたいです。
完璧じゃなくても
すぐできることをやってみることが大事。
まず、使っていないのに
しまいこんでいるものを出して
「見る」ことから始めてはいかがでしょうか?
ふだんの暮らしが快適になる『減災収納』。
まずは、危ないな~と感じている場所があれば、
そこにあるものを出して、眺めてみましょう。
わずか10分の小さな片づけ。
なのに、やってみると大きな安心感が得られます。
【『暮らしの困りごと解決/テーマ別2時間講座』のご案内】
地震対策が気になりながらできていない人におすすめする
安心感が得られる講座
9/17(土)収納の工夫&地震対策『減災収納※』講座
地震対策が気になりながら、
どこから手をつけたらいいのかわからない
そんな方に、
暮らしがラクになる収納の工夫が地震対策にもなる
具体的な方法をお伝えします。
今日からすぐできることがわかり、
安心感が得られる講座です。
■暮らしの困りごと解決/『減災収納』2時間講座
9月17日(土)@北大阪急行緑地公園駅近く(服部緑地公園前)
■時間
10時半から12時半
■参加費2500円(税込)
資料代378円(税込)…小冊子「居心地のいいキッチン」をご持参の方は不要
お申込み・お問い合わせはこちら↓
詳しくは、「講座の知らせ」をご覧ください。
9月下旬の講座『暮らしの困りごと解決サロン』の日程もお知らせしています。
posted : 2016年9月12日