最近は
収納グッズ整列美が流行で
常備薬まで容器を白でそろえて
全部に中身をテプラ表示。
揃った印字って
慌てているとき
パッと目に入るかな?
一つ一つラベルを読んで
目で追うって
つらいときにできるかな?
*
こんにちは!
暮らしのアドバイザー
土井けいこです。
「今日を大切にする」時短家事と
暮らしがラクになる「減災収納」
をお伝えしています。
*
今日は
常備薬の置き場所置き方を例に
家族みんながわかる
置き場所と置き方が話題です。
■具合いがよくないとき
機能する薬箱の条件
常備薬の置き場所は
どこがいい?
そのとき頭で考えるのはNG!
置き場所のポイントは?
一秒でも早く
薬を手にして飲めるのをイメージ。
そう考えて飲み薬の置き場所は
うちではキッチンです。
薬はたいてい
水と一緒に飲みますから。
置く位置は
背伸びしたりかがんだりせずに
立ったまま
手が届くところに。
中を開けると一目瞭然がいい!
常備薬の置き場所置き方は
頭で考えていけません。
具合がわるいときの
自分や家族の姿を思い浮かべます。
■常備薬をキッチンの
一等地に置く理由
キッチンに常備薬を置いている理由は
水があるから
だけではありません。
常備薬の位置は腰高で
スッと手が出せる高さ。
10年以上前に雑誌で見たのですが
キッチンに近い(入るすぐ手前)
動線のいい(まっすぐの)位置の家具の引出しに
薬が取り出しやすそうに入っていました。
引出しの中は適度に隙間があり
見やすく整理されていたのが
印象に残っています。
その引出し位置は
腰高でした。
(赤字の部分が置き場所のポイント)
それを見たとき
薬の置き場所の条件が
備わっていると思いました。
常備薬の置き場所は
高すぎても低すぎてもNGです。
少し引き出すと見える位置には
使用頻度が高い薬など。
引き出すと見えるから
床に近い位置でもいい?
見えても取るのに
しゃがみこまなければいけないのは
具合がわるとき
しんどくないですか?
なので腰高の位置。
なんとなく
置き場所を決めるのはNG!
特に薬はダメです。
頭が痛いときを思い浮かべて
「薬の置き場所はどこがいい?」
と自問します。
五感をフルに働かせる
発想が大事です。
■常備薬の中は最小限
《うちの場合》
それで、
具合いがわるくて
薬箱を開けるときどんな感じですか?
早く目的のものを手にしたい。
…とわたしは思います。
なので常備薬の中身は最小限。
たくさんもの(情報)が
詰まっていると
目が泳いで探してしまいますから。
ぎっしり隙間なく詰まっていれば
サッと手にしたいものも
取り出しにくい。
なので
空き瓶を利用するなど
薬も道具も取り出しやすく工夫。
中身は
飲み薬と
体温計など小さな道具類と
絆創膏。
それらは
「ここにないと困る」
とイメージしたもの。
すべて真上から見て
一目瞭然に配置。
必要があればメモも。
↑トゲヌキ
トゲヌキの
瓶に入れた小さなドライバーは
あかり付き拡大鏡の
電池の入れ替え用。
トゲヌキや体温計など
引き出した時見えない奥の道具を使うときは
かごごと引出して
カウンターの上で出し入れ。
繰り返します。
薬箱の中には
【飲み薬など常備薬】
【体温計など道具類】
【絆創膏】
とここでも3つの【塊】で
把握しています。
■誰でもわかるように
なくていいものはほかに置く
最小限何を入れるかは
家庭によってそれぞれ。
うちでは薬箱を
最小限にする意味もあって
常備薬のストックは
置き薬システムを利用。
「置き薬」の薬箱を
キッチンの薬箱にしないのは
開封済みがなくなるまでは
在庫は必要ない情報だから。
薬屋さんが置いていった薬箱は
玄関に置いてあります。
薬屋さんが
玄関で清算するからです。
最小限という視点で
日用品などの消耗品で
ラベルや箱を取る場合があります。
薬の容器はどうでしょう。
パッケージは
多くの薬が並んだ店頭で
必要な情報がわかるように
表示されています。
薬は
余裕がない状況で使うもの。
容器を入れ替えて
ラベルを張るより
そのまま使う方が
なんの薬かわかりやすいです。
容器をそろえたい場合も
急いでいるとき慌てないように
【飲み薬】と
【キズ薬】は
一目で区別がつくように工夫が大事です。
ところで
うちではキズ用の塗り薬(綿棒)は
洗面台の鏡の裏です。
「使う場所が置き場所」。
手を洗ったときや
お風呂上りに使うからです。
【大けが】や
【高熱】の時に必要なものは
【常備薬】から分けて別の場所へ。
限られた状況で使うものは
分けた方が
わかりやすいからです。
この話は次の機会に取り上げます。
*
どこに何があるのか
家族がわかるって
暮らしの基本。
特に薬は家族誰でもが
パッと見て脳にピン!とくるように
わかりやすくしておくことが
絶対大事!
だって
(同居の家族がいても)
独りのときに
具合わるくなることは
(家族の誰にでも)
いつでも起こりうることだから。
posted : 2020年2月7日