“おもい”を話せる人との再会の時間。何かに気づいて…「あ、痛ぃ‼」

25年ほど前
不思議な出会いがありました。
その人がうちに来ます。
会うのは10年ぶり?

暮らしのアドバイザー
土井けいこです。
今日は
人とのつながりが話題です。

お昼を一緒に食べながら
お互いに近況報告をする
と思うのですが
どんな時間になるかなぁ。。。

さあ、再会です。

 

仕事へのおもいを話したい
自分に気づく

事前に
料理の下ごしらえはしてあり
来られたので仕上げを…。

料理に専念して
ササっと仕上げるはずが
自分のここ数年の仕事のことを
話していて
料理が進みません。

わたし
話をしたかったんですね。
外出自粛期間を経て
最近は人と会う機会も増えましたが
仕事の話ができる人はいなくて…。
あ~、そこ渇望していたんだと
自分の状態に気づくのでした。

器の写真はあとで撮りました。
実際は向かい合ってはいなくて
ソーシャルディスタンスを
キープ。

お料理のことは
別の機会に取り上げます。

 

「緊急事態宣言」中の思いを
口にする自分

さあ、ランチ。
コロナ禍の前から病気をされて
長年続けてきた
団体のトップの職を退いたこと
病気は完治していないことなど
最近の様子を聞きます。

話を聞くうちに

このたびのコロナ禍で
「家で過ごすしかない状況を
どう受け入れるか試されている…」
そういうことを話す自分に
わたし自身が驚きます。

土井「え?あれ?
わたしそう思っていたんですね」

「世の中にはもともと
病気などいろいろな事情で
外出ができない人たちがいます」

土井「そうですよね。
そういう人への
想像力も試されている…」

新型コロナ対策で
外出自粛中の気持ちや
その間考えたことを
わたしははじめて人に話していることに
気がつきます。

そういう話(おもい)を
共有できる人なのです。

 

知らない世界の話を聴く

それにしても
歩いてきた道が違い過ぎます。

お昼を食べて
ほうじ茶を飲みながら
彼女が
「もうひとつ」の“しごと”について
静かに話します。

ひとりの人の戦中戦後の体験談
を編集しているとのこと。
その内容は重く
なんというか
背中を丸めては聴けません。
ひたすら耳を傾けるのに
脳みその未開の部分を
たぶん相当使っています。

彼女は
福祉関係NPOなどの
役員もされているそうです。

常に弱い立場に置かれている人たちに
向けるまなざしは
哲学的背景があってのこと。

世の中は広くて深くて
知らないことや世界があり
自分が知らない歴史が
ある…。

せめてそれだけでも自覚していると
社会への関心の持ち方が
違ってくるのではないか…
と思いました。

 

「おいしい」お土産
「あまい!」じぶん

すごい話を聴きながら
お茶を淹れに席を立ちつつ…。

土井「そういえば
暮らしを楽しむことに
関心がなかったですね…」
(かなりぶしつけ!?)

「そうです」とさらりと
いわれます。

社会の底辺に常に目を向けてきた
その人にとって

仕事も家事をすることも
あたりまえのことなのだと思います。

写真はお土産にいただいた
自家製の山椒の実と新生姜酢漬け。
(食べてしまってから撮りました)。

それに着ていた着心地よさそうな
お似合いの白いブラウスは
最近本を買って作ったそうです。

たぶんコンプレックスとは無縁!?
そう感じたのですが
そうだとすれば人間としての根幹が
しっかりとあるからと思います。

稀有な人。
そういう人と自分が
どうしてつながっているのかな?
不思議。

大きくて重い
社会的な責任を負って
生きてこられたであろう道のりを
想像しつつ…
じぶんのあまさが「痛い」。

あ!それに気づくための再会!?

25年前、
30代と40代だった二人が
60代と70代に。

久しぶりの再会に
あちこち話はとびながら
話が途切れることがなく
気がつけば5時間経っていました。

 


posted : 2020年6月28日