アジサイの咲く景色に憧れて20年。思わぬきっかけでアジサイが咲き続ける

今日は七夕です。

朝、窓の外が
真っ白になるほどの雨。

大きな被害が出ている
九州の大雨が止みません。
断水や停電で
大変な状況が続いているとのこと。
被害がこれ以上広がらないことを
願うばかりです。

こんにちは!
暮らしのアドバイザー
土井けいこです。

ベランダの鉢植えアジサイ。
今年も小さく咲きました。
肥料もあげず
それほど手入れもしないのに
咲いてくれてありがとうね。
そんな気持ちです。

好きなのは白か青系なんだけど
はじめに色づいたのがピンク。

それでも咲いてくれたのが
うれしいです。

きょうは、
この20年あまり
アジサイを育ててきた中で
感じたことや
気づいたことを
手紙にしました。

最後まで読んでもらえたら
うれしいです。

 

■アジサイがいっぱい咲く
小さな庭へのあこがれと現実

ベランダで咲いた小さなアジサイ。
カタツムリの絵と一緒に楽しみたくて
一輪だけ切り花にします。

アジサイの季節になると
「畳一枚、庭があったら…」
と思います。

もしも…もしですよ。
小さな庭があったら…
今の季節アジサイでいっぱいに
なるかな?

アジサイがいっぱい咲いている
景色にあこがれているんです。

だけど
植物の世話は
植物への愛がないと続きません。

庭を植物でいっぱいにする人から
野草やアジサイを
何度かいただきました。
どれだけ世話をしているか
伝わってきます。

薄っぺらなあこがれでは
植物の手入れは
続かないですよね。

 

■アジサイを育てられなかった
本当の理由

植物に思いはありますが
何かに夢中になったら
ベランダの鉢植えに水遣りを忘れ
枯らして何とか復活…ということを
何度かしでかしています。

だから
アジサイがたくさん咲く庭は
ムリ~(笑)

でもね、
アジサイの咲く景色にあこがれて
20年ほど前
アジサイの苗を何度も何度も買って
鉢で育てるのにトライしたんです。

花が青色になるように
土もいろいろ頑張ったけど
うまくいかなかったですね。

経験も知識もない
素人のトライだから
ダメで元々。

うまくいかないことは
かなしいけれど
悪いことじゃない。
次へのトライへつなげるチャンス。
そうおもっていたかな?

ところで
うまくいかないとき
原因を調べたりすると
経験が深まります。

あ、アジサイ育てが
何度もうまくいかなかったのは
原因を考えなかったから!

それに
切り戻しを慎重になり過ぎました。
大胆さも必要なんですね。

花芽を摘んでしまっても
何年か待てば花が咲くことは
のちに体験することに。

びくびくしながらでは
うまくはいきません

 

■アジサイの季節のできごとで
気づくこと

↑昔のデータから見つけた写真

2013年のこの時期のこと。

春先、花屋さんで美しさに魅了されて
買って大切に育てていた(はずの)
ベランダのアジサイが
炎天下で萎れていました。

水遣りを忘れていることに
気がつかないほどの事態が
起こりました。

このときのアジサイは
その後どうなったんだろう?
萎れたのが回復したところまで
覚えていますが
その後を覚えていません。

大変な事態に
アジサイには気持ちがいかず?

そうじゃない?
できあがったものを買うと
お値段張るので執着はあるけれど
愛着はなく
みすぼらしくなると放置…。

あこがれての買い物は
買った時が満足のピーク。
そんなものです。(苦笑)

 

■二度目の「買い物」で
思わぬ体験

ダメにして二年後、2015年の春。
あきらめきれず
もう一度アジサイを買いました。

たまたま買ったのが『マジカル』。
これが思わぬ体験を引き寄せます。

その年の9月の終わりには
濃い黄緑色になり
やがて渋い色に変化して
真ん中の小さな花は終わっていましたが
花びらのように見えるガクが
色づき続けて年越し。

真冬のある朝…凍っていました。

長持ちしたことで
十分に関わっていたので
躊躇なく切り戻し。

すぐに新芽が出て
なんと、
半年後には青い花が!

咲き終わには
迷わず大胆に切ります。


↑2018年
二年後、うれしい再会。

↑2019年

↑2019年
↑2019年

3年後の去年は
2018年のブルーでもなく
今年とも全然違う色でした。
建物大改修のため
室内で元気に過ごしましたね。

↑2020年7月5日
今年は紫色に。

 

↑2016年の春、
スーパーで
ピンク色(なのに)の鉢植えを
680円という
手ごろな値段につられて買いました。

「買った」のはそれが最後。
↑2020年6月初めそのあとピンク色に

冒頭の切り花にしたのが
4年前のそれです。

4月の終わりに小さな葉っぱの中に
小さな小さな花芽を見つけるときが
一番うれしくて
そこから咲き終わりまで
2か月も楽しみが続きます。

できあがったものを買うより
育てる方がだんぜん楽しい。

もう「買い物」はしない…
かな?(笑)

 

■「あこがれ」は
「あこがれ」として心に置く

近所の道端の曲がり角に
素晴らしくたくさんのアジサイが
咲いています。
アナベルっていうのかな?

いいな~。
畳1枚でも地面があったら
梅雨時が楽しいだろうな~。

また言ってます。(笑)
そんなに思うのなら
鉢植えで
増やす努力をしたらいいのに、ね。

ベランダでもアジサイを
たくさん咲かせることできるでしょ。
でも、
しようと思っていないのです。

本気で思ってないことを
ちょっと云ってるだけ…
こういうことはよくあります。
でも云ってる本人は
そのことに気づいていないことが
多いですよね。

地面いっぱいに咲くアジサイは
あこがれ。
あこがれはイメージの世界に
置いておきましょ。

うまくいかないことも
根気よくトライし続けると
それだけで自信につながり

納得して気持ちよく(?)
あきらめることもできます。

あれ?
「たくさん咲かせて
切り花で楽しみたい」
それがいっぱい咲かせたい
本当の理由と気づきました。

今年咲いたアジサイ。
三輪のうち一輪を切り花で
楽しみましたから
小さくあこがれを実現です。

庭ではなくても
よかったのでした。

最後まで読んでいただき
ありがとうございます。


posted : 2020年7月7日