今日は七夕です。
朝、窓の外が
真っ白になるほどの雨。
大きな被害が出ている
九州の大雨が止みません。
断水や停電で
大変な状況が続いているとのこと。
被害がこれ以上広がらないことを
願うばかりです。
*
こんにちは!
暮らしのアドバイザー
土井けいこです。
*
ベランダの鉢植えアジサイ。
今年も小さく咲きました。
肥料もあげず
それほど手入れもしないのに
咲いてくれてありがとうね。
そんな気持ちです。
好きなのは白か青系なんだけど
はじめに色づいたのがピンク。
それでも咲いてくれたのが
うれしいです。
きょうは、
この20年あまり
アジサイを育ててきた中で
感じたことや
気づいたことを
手紙にしました。
最後まで読んでもらえたら
うれしいです。
■アジサイがいっぱい咲く
小さな庭へのあこがれと現実
ベランダで咲いた小さなアジサイ。
カタツムリの絵と一緒に楽しみたくて
一輪だけ切り花にします。
アジサイの季節になると
「畳一枚、庭があったら…」
と思います。
もしも…もしですよ。
小さな庭があったら…
今の季節アジサイでいっぱいに
なるかな?
アジサイがいっぱい咲いている
景色にあこがれているんです。
だけど
植物の世話は
植物への愛がないと続きません。
庭を植物でいっぱいにする人から
野草やアジサイを
何度かいただきました。
どれだけ世話をしているか
伝わってきます。
薄っぺらなあこがれでは
植物の手入れは
続かないですよね。
■アジサイを育てられなかった
本当の理由
植物に思いはありますが
何かに夢中になったら
ベランダの鉢植えに水遣りを忘れ
枯らして何とか復活…ということを
何度かしでかしています。
だから
アジサイがたくさん咲く庭は
ムリ~(笑)
でもね、
アジサイの咲く景色にあこがれて
20年ほど前
アジサイの苗を何度も何度も買って
鉢で育てるのにトライしたんです。
花が青色になるように
土もいろいろ頑張ったけど
うまくいかなかったですね。
経験も知識もない
素人のトライだから
ダメで元々。
うまくいかないことは
かなしいけれど
悪いことじゃない。
次へのトライへつなげるチャンス。
そうおもっていたかな?
ところで
うまくいかないとき
原因を調べたりすると
経験が深まります。
あ、アジサイ育てが
何度もうまくいかなかったのは
原因を考えなかったから!
それに
切り戻しを慎重になり過ぎました。
大胆さも必要なんですね。
花芽を摘んでしまっても
何年か待てば花が咲くことは
のちに体験することに。
びくびくしながらでは
うまくはいきません。
■アジサイの季節のできごとで
気づくこと

↑昔のデータから見つけた写真
2013年のこの時期のこと。
春先、花屋さんで美しさに魅了されて
買って大切に育てていた(はずの)
ベランダのアジサイが
炎天下で萎れていました。
水遣りを忘れていることに
気がつかないほどの事態が
起こりました。
このときのアジサイは
その後どうなったんだろう?
萎れたのが回復したところまで
覚えていますが
その後を覚えていません。
大変な事態に
アジサイには気持ちがいかず?
そうじゃない?
できあがったものを買うと
お値段張るので執着はあるけれど
愛着はなく
みすぼらしくなると放置…。
あこがれての買い物は
買った時が満足のピーク。
そんなものです。(苦笑)
■二度目の「買い物」で
思わぬ体験
ダメにして二年後、2015年の春。
あきらめきれず
もう一度アジサイを買いました。
たまたま買ったのが『マジカル』。
これが思わぬ体験を引き寄せます。
その年の9月の終わりには
濃い黄緑色になり
やがて渋い色に変化して
真ん中の小さな花は終わっていましたが
花びらのように見えるガクが
色づき続けて年越し。
真冬のある朝…凍っていました。
長持ちしたことで
十分に関わっていたので
躊躇なく切り戻し。
すぐに新芽が出て
なんと、
半年後には青い花が!
咲き終わには
迷わず大胆に切ります。
↑2018年
二年後、うれしい再会。
↑2019年
↑2019年↑2019年
3年後の去年は
2018年のブルーでもなく
今年とも全然違う色でした。
建物大改修のため
室内で元気に過ごしましたね。
↑2020年7月5日
今年は紫色に。
↑2016年の春、
スーパーで
ピンク色(なのに)の鉢植えを
680円という
手ごろな値段につられて買いました。
「買った」のはそれが最後。
↑2020年6月初めそのあとピンク色に
冒頭の切り花にしたのが
4年前のそれです。
4月の終わりに小さな葉っぱの中に
小さな小さな花芽を見つけるときが
一番うれしくて
そこから咲き終わりまで
2か月も楽しみが続きます。
できあがったものを買うより
育てる方がだんぜん楽しい。
もう「買い物」はしない…
かな?(笑)
■「あこがれ」は
「あこがれ」として心に置く
近所の道端の曲がり角に
素晴らしくたくさんのアジサイが
咲いています。
アナベルっていうのかな?
いいな~。
畳1枚でも地面があったら
梅雨時が楽しいだろうな~。
また言ってます。(笑)
そんなに思うのなら
鉢植えで
増やす努力をしたらいいのに、ね。
ベランダでもアジサイを
たくさん咲かせることできるでしょ。
でも、
しようと思っていないのです。
本気で思ってないことを
ちょっと云ってるだけ…
こういうことはよくあります。
でも云ってる本人は
そのことに気づいていないことが
多いですよね。
地面いっぱいに咲くアジサイは
あこがれ。
あこがれはイメージの世界に
置いておきましょ。
*
うまくいかないことも
根気よくトライし続けると
それだけで自信につながり
納得して気持ちよく(?)
あきらめることもできます。
あれ?
「たくさん咲かせて
切り花で楽しみたい」
それがいっぱい咲かせたい
本当の理由と気づきました。
今年咲いたアジサイ。
三輪のうち一輪を切り花で
楽しみましたから
小さくあこがれを実現です。
庭ではなくても
よかったのでした。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
posted : 2020年7月7日