箪笥を持たずに三十余年。和室をくつろぎ場所など多目的に使ってきました

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“暮らしはラクに楽しく”
暮らしのアドバイザー 土井けいこです。

ていねいな暮らしのための
時短家事の工夫をお伝えしています。

きのうは暮らしを繕う
タイミングの話でした。

きょうは、 『暮らしを愉しむ』。
話題は、
和室を快適に多目的に 使いこなす
考え方です。

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■箪笥を持たない暮らし

いまの場所に住み始めたのは1998年、6月。
もうすぐ20年目です。

住みはじめに考えたのは
和室を少しでも明るくしたい、
ということ。

よくある集合住宅の
リビングに続いたL字型の和室には
窓がありません。
ふすまを閉めると真っ暗です。

和室を活用したくて
はじめから ふすまを外して
押し入れに 片づけてしまいました。

もう一つ。
テレビは和室に置くのが
うちでは自然なことでした。

前の家でも、その前もその前も
テレビは和室でくつろいで見る、
そういうものと思っていたかな?

和室に置くとテレビは
食卓からは 見えないので、
テレビを見ながらごはんを食べたいときは、
和室で…ということに。

どこに住んでも
和室をくつろぎ場所にできたのは
箪笥を持っていないことも
幸いしたでしょうか?

箪笥があればいまの和室の
空間はありません。

箪笥がないのは
クローゼットがあったから?

30年以上前の暮らしは、
押入れしかなかったけれど
空間が狭くなると思い
箪笥は持ちませんでした。

使いにくくて
ちいさくな押し入れでしたが
なんとかしのいでいたのでした。

あ、そうそうソファーを
持たなかったのも
同じような理由です。

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■和室にソファー!?
ふすまの代わりにブラインド

和室のふすまを外して 解放的にして
テレビを置いて
くつろぎスペースに。

そのために、
じつはソファーがある!

あら、ソファーは持たないって
先日いいましたよね?
ハイ!

ソファーといっても
「ゴロン」とはできない
使わなくなった板を流用した
オリジナル仕様。

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板と座布団とクッションで作った
いつでも分解できる
簡易ソファーもどき。

ふすまがあれば
ソファーコーナーもテレビも
ふすまをどちらに寄せても
暗くなって困る。
それで外してしまいました。

リビングの続きにも使えて
独立した部屋にもなるように
仕切りはほしかったのですが
なかなかいいアイディアが見つからず。

ブラインドは 埃が溜まりやすく
かなり考えましたが…。

二年前90センチ幅のブラインドを
ソファー(笑)横に つけたところ
いい具合に光が調節できて
とても感じよし。

掃除は努力することにして
一年前、
ふすまの代わりに
全面にブラインドをつけ
リビングとの仕切りができて、
和室を独立した部屋に
使えるようになりました。

 

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■4つ目のテーブルの役目

うちでは
食卓のほかにリビングの 窓辺と
ローテーブルもあります。

さらに和室には
4つ目のテーブルが。

90センチ×45センチの
小さなテーブル。

和室をくつろぎ場所として使うのに
テレビと小さなテーブルは
欠かせないアイテム。

小さなテーブルは
テレビを見ながらビールタイムや
アイロン掛けに使います。

来客が多いとき、
家族連れのちびっこたちが
絵を描いたり…。

和室が多目的に使えるのは
小さなテーブルの働きが
大きいのです。

神戸に住んでいた頃の
ダイニングキッチンは、
食卓を置くと通るのがやっとの
スペースでした。

それもあって
ベランダに向かって
DKと横並びの和室を
くつろぎスペースとして活用。

当時の6帖の和室には
高さ60センチの家具を
壁際に置いていたので
家具を背もたれに使って

座布団とクッションで
いまのスタイルに近い状態が
でき上がりました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA↑昨日の記事で洗って干した山帰来

 

■工夫に終わりなし♪

スペースに限りがあるというのは
仕方がないこと。

神戸で暮らしていたとき
限られた空間を
いかに心地よく住まうかを
ものすごく考えて工夫。

工夫をするたび
快適になったことを 思い出します。

以前の記事で書きましたが
25年前のちょうど今頃のこと。

遊びに行った 後輩の新居が
とってもスッキリでした。

それに影響を受けて
ゴールデンウイークを
8日間も使って
どこに何を収納するのか
全面的に見直し片づけ続けて…
快適な暮らしが実現!

その経験はすごい財産に。

いまの住まいにも
神戸での経験が
発想のもとになって いることが
いろいろあります。

いまの和室は 畳が6枚で
端に50センチ幅の細長い
板の間(ま)があります。

多くの場合、この板の間には
箪笥が置かれているのでしょうか?

私はテレビのほかに
植物などを置き
床の間のように使っています。
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私が箪笥を持たなかったのは
限られた空間の
自由度を確保したかったから。

和室の使い方を
考えるようになったきっかけは
スペースに限りがあったからです。

制約があるから
工夫が生まれる…
と思っています。

いまの暮らしは
震災後の仮住まいを経て
成り行きで20年目。

これから10年先を考えると
暮らしはこじんまりがいい。

どんなふうに小さくしていくか
それを考えながら
暮らしていきたいです。

 

*追伸*
カメラのせいか写真は
実際より広く見える感じがします。
壁が見えるのと

天井の高さが広々感になっているようです。
(一番高いところで2.6m)
広さと広々感は違うようです。

 

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posted : 2017年5月3日