家事時間をデジタルタイマーで計ると、どんな効果があるのでしょう?

10月になりました。
ふとしたきっかけで1年前の10月1日、
食器棚の拭きそうじをしていたことがわかりました。
そのときは気分転換のつもりだったので
棚1区画、食器を出して拭いて戻しただけ。

何分かかったのかな?
タイマーを使って食器棚の拭きそうじを
再現してみることにしました。

 

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あなたの時間を大切に。
時短家事で暮らしはラクに楽しく♪
暮らしのアドバイザー土井けいこです。

 

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もう21年も前のことですが、
食事の後片づけで、
たくさんの食器洗いをする時、
時間を計ってみたことがありました。。

調理台周りも拭いて片づけて、
食器を全部洗い水切りかごに収めて…
あと5分頑張れば
食器を拭いてかごを空に片づけまでできることがわかった。

それは、
家事にかかる時間が
数字でわかると頑張れることを実感した経験でした。

 

さて、食器を出して拭いて戻す、
1年前のできごとの再現ですが、
棚1区画だけのつもりが4区画に。

4区画出したところでタイマーを止めると
2分かかっていません。

 

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空になったところでお掃除クロスで拭きます。

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指の腹に力を入れて拭いたら汚れが取れました!
というか、汚れていました。

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もっと拭きたくなりますが、
用事は「食器を出して拭いて戻すのに何分かかるか」
なので、脱線はしませんよ。

出したコップを上から見ると、
このまま全部シンクに浸けて重曹湯(※)で洗いたくなりましたが
タイマーかかっているのでその気持ちには
ここでもブレーキがかかります。

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底だけちょこっと拭いて、
棚に戻します。

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戻したところで
タイマーを見ると、8分切っています。
食器棚4区画は
「10分片づけ」にいい具合、とわかりました。

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家事にかかる時間を図ることのメリットは
いくつもあります。

まず、タイマーをオンにすることで
作業開始!という意識のスイッチが入ります。
やることがあちこちに飛びやすい私にはとても効果あり。

数字の大きなタイマーがそばにあれば
視覚的に時間が進むのが見えるので
時間が進むというか、時間が減る感じでしょうか?

時間をムダにしてはもったいないという感覚になるような、
だから、途中で違うことに気がそれそうになるときも
踏みとどまれる気がします。

 

タイマーで家事にかかる時間を計ってみると、
思っていたより少ない時間でできることがわかります。
イヤなことはものすごく大きな時間に思えているからですね。

食器洗い、トイレ掃除など
ひとつ一つの家事にかかる時間が
具体的に数字で把握できていると、
忙しさの中でも「隙間時間でできる」と
思えるようになります。

かかる時間がわかっていれば億劫と思う気持ちも
むやみに湧いてこなくなるからです。

それでも億劫なときは
本当に疲れているとき。

そういう時は休憩が必要ですね。

 

家事時間をデジタルタイマーで
数字で「見える」ようにすると、
いろいろな意識が働くことがわかります。

家事をイヤイヤする感覚から、
自分の意志でする、
という感覚に変わる気がします。

 

私が講座で、タイマーを使って時間を区切る
「10分片づけ」をお薦めするようになったのは、
暮らしの中で、家事にかかる時間への意識を持つことが
自分の時間を大切にすることだと気がついたからです。

家事をする時間も自分の人生の時間ですから。

 

1年前の出来事は、
出して拭いて戻して…2~3分もかかっていなかった。
だから気分転換になったのですね。

 

《追記1》重曹湯※
お湯に重曹を入れるとアルカリPHが高くなって汚れが落ちます。

《追記2》雑誌に記事掲載
1年前の10月1日の夜

棚の拭きそうじをしていたのは
数日後に控えた雑誌の取材の準備でもでもありました。
昨日の「暮らしを愉しむ」のコーナーで、
その雑誌を紹介しています。

ただいま書店で発売中
「大人のプレミアムPLUS1LIVING」
に、小さな記事が掲載のお知らせも
昨日の「暮らしを愉しむ」のコーナーで、しています。
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《追記3》写真

カメラ修理中で新しいコンデジで撮影。うまく撮れません。
しばらく代打です。使いこなせますように。

《追記4》食器棚から他へ移すもの
ふきんとタイマー(7:54)が写っている写真に
白い棒(ワインの空気抜き)が写っています。
飲み残しのワインの保管場所はキッチンなので
ワイングラスと一緒でなくていいことに気がつき
戻さず、キッチンへ移しました。

 

 


posted : 2016年10月1日