じゃがいもと玉ねぎ、冷蔵NG?常温OK。保存にカゴと新聞紙バッグが活躍

じゃがいもと玉ねぎの保存は常温。
それが生活の知恵。

と、思っていたのですが
あることをきっかけに
疑問が湧いてきました。

いまは冷蔵が当たり前?

こんにちは!
暮らしのアドバイザー
土井けいこです。

「今日を大切に」する時短家事
暮らしがラクになる「減災収納」
をお伝えしています。

うちではじゃがいもも玉ねぎなども
キッチンの一角で
カゴや新聞バックに入れて常温保存。
それには理由があります。

今日は
じゃがいもと玉ねぎの保存方法を
取り上げます。

じゃがいもの
低温障害と食中毒対策。
それぞれ今一度確認の機会に
なりますように。

常温で保存するポイントを知って
冷蔵庫をいい具合に利用しましょ。

 

■じゃがいもの保存
低温障害と食中毒対策を確認

うちでは長年じゃがいもは必ず常温。

じゃがいもを冷蔵すると
低温障害を起こすのでは⁉︎

近年の冷蔵庫は
機能が進んでいるから
野菜室ならじゃがいもでも
大丈夫なのかな?

今まで冷蔵庫を
何台も使ってきたけれど
どれも冷凍庫と冷蔵だけ。

チルド?パーシャル?
そういうの知りません。(笑)
野菜室もありません。

いろいろ調べると
じゃがいもの保存は10度~15度が
適温のようです。

野菜室は5度~10度。
紙袋にじゃがいも入れると庫内も汚れず
適温対策にいいのでは?

低温保存のじゃがいもは
甘味が増しますが
糖質が調理法によっては
有害物資となることがあり
健康への影響が懸念されています。

低温保存で糖質が増したじゃがいもを
高温で揚げたり炒めると茶色く焦げやすい。
焦げがよくない。

なので
揚げたり炒めたりするときは
皮をむいて水にさらします。

フライドポテト用冷凍じゃがいもは
水にさらして対策をとっている
という記述も見ました。

水にさらすと
でんぷん(糖質)が抜けますから。

韓国料理で知られている
じゃがいもといかの炒め物を
つくることがありますが
そのときじゃがいもを水にさらします。
水にさらすと
炒めても崩れにくく焦げにくい。
理にかなっているのですね。

茹でたり煮たりなど水を使う
調理法は100度を超えず
汁気があれば焦げませんね。

低温保存でどういう調理をすると
健康被害につながるのか
理由を知って
適した保存方法をと調理方法を。

詳しくは記事の最後のリンク先
確認ください。

もう一つ。
じゃがいも(特にメークイン)
の皮が緑色になったのを見たことが
ありませんか?
緑色は日差しや蛍光灯の光が原因。
うっすら緑色のを
店舗でも見かけるので
買うときも買った後の保存も注意。

ご存じとは思いますが
緑色の皮は色の部分を分厚く剥きます。
じゃがいもの芽を取り除くのと
理由は同じで食中毒対策です

2019年7月、
校庭で育てたじゃがいもを
児童が食べて食中毒が報道。
毎年のように起こっています。

畑の土掛けが足りなかった?
保存中に日光や蛍光灯が当たった?

緑色になっていなくても
未熟なじゃがいもは
食中毒になりやすいと
今回いろいろ調べて知りました。

農家で作られたのと違って
家庭菜園(学校も)でつくったじゃがいもは
未熟になりやすいので注意が必要。

新じゃがも未熟?
美味しいけれど
食べる量を少しにしたほうが
いいかな?

いままで症状が出なかったのは
たまたま摂取量が少なかったから
かもしれませんから。

食中毒の原因となる天然毒素は
水にさらしても

茹でても取り除けないそうです。

くれぐれも
低温障害と混同しませんように

 

■玉ねぎの保存は通気性と日蔭
その理由

玉ねぎとじゃがいものも保存に
共通するポイントが通気性と日蔭。

でも理由は違う。

玉ねぎの場合は乾燥がポイント。
とにかく湿気で腐りやすく
日が当たると芽が出やすい。

これは知識ではなく
経験的に学んだこと。

昔から玉ねぎを
ストッキングに入れて
結んで日陰にぶら下げて
下から順に切って
使う方法があります。

昔からの方法は
理にかなっていますね。

「なんでも冷蔵庫」では
停電のとき対処できません。
昔からの暮らしの知恵を知らないのは
もったいないことです。

でも多くの家庭では
風通しと日陰は難しい…。

 

■通気と湿気と光対策の収納方法を
あるもので試す

そこで
玉ねぎとじゃがいもを
常温保存する方法として
蓋つき段ボール箱はどうでしょう?
湿気吸ってくれそうです。

箱の汚れ防止に
新聞紙(紙袋など)を敷いて
蓋をすると
持ち手の穴は新聞で
光が入るのを防ぎ通気は確保。

特に玉ねぎの湿気対策には
新聞紙で包むのが有効ですが
新聞紙がない家が多いですよね。
段ボール紙の活用も方法です。

 

■我が家の保存方法

無印良品ワイヤーバスケットを
切った段ボールで仕切って
玉ねぎの湿気対策。

新聞バッグは通気性抜群。
たたんだ新聞紙を底に入れて
補強したところ
意外に耐荷重あって丈夫で
じゃがいもを
1キロ入れてバーにかけても
びくともしません。

開いた上には
分厚くたたんだ新聞紙を
蓋にして光対策。

新聞紙がない場合は
麻袋や布のマイレジ袋で壁掛けも方法?

ポイントは手が底に届く深さ(浅さ)。
紙袋を中袋に使って
上を折って蓋にすると使えそうです。

 

■買う量と保存方法で
美味しく食べきる
じゃがいもは
料理の目的があって
買うのが長年の習慣。

高気密高断熱の住宅で
暮らす知恵かな?
じゃがいもも玉ねぎも
特に夏場は早く使いきります。

春の新玉ねぎの場合は
水分が多く傷みやすいので
切って野菜保存袋Pプラスに入れて
冷蔵。
Pプラスは根菜類には不向きですが
切れば保存効果あり
すぐ使えて便利。

ついでに云えば
玉ねぎを半分使うときは
半端に残さず全部切って
使わないない分は冷凍。
加熱時間が短くとても便利です。

夏は冷蔵するものが多く
野菜室もいっぱいかな?
じゃがいもは3日ほどなら
光遮断して常温も方法。

調べたところ
野菜室は湿度があり
玉ねぎは傷みやすいようで
冷蔵室がいいみたい。
経験的にご存じかもしれませんね。

じゃがいもが冷蔵で
お米が常温だとしたら
なんだか違う…って思います。

お米の保存方法は
別に取り上げます。

むやみに怖がらずに
何がよくないのか
理由を正しく知って
対策をとることが大事。

食品の保存方法に頓着がない
健康被害だけでなく
食品の劣化や傷み
食品ロスにもつながります。

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【こちらの記事もおススメ】

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《じゃがいも保存の適温と低温障害
保存方法の引用とリンク》

情報を知ったうえで
うのみにせず正しく理解して
暮らしに活かしましょう。

消費者庁
根菜類は常温(14度以下)で保存。一般的に冷蔵庫の野菜室は5度~10度
夏場は野菜室利用。

農水省
ジャガイモを冷蔵すると、糖の濃度が高くなり、揚げたり炒めたりしたときにアクリルアミドという有害物質のできる量が増える可能性があります。冷蔵保存したジャガイモは、煮物や蒸し物といった水を使った調理に使えば、アクリルアミドもできにくく、甘味も増しておいしくいただけます。

カゴメ
常温で正しく保存する。でんぷんが低温障害をおこすので冷蔵庫には入れない。

 

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posted : 2020年7月6日