こんにちは!
“暮らしはラクに楽しく♪”
暮らしのアドバイザー
土井けいこです。
「今日を大切に」する時短家事と
暮らしがラクになる『減災収納』を
お伝えしています。
*
コーヒードリッパー。
そろそろ壊れそう…と思って
ほかの選択肢を考えていたところ
ポロリと割れてしまいました。
長年「コーノ=KONO」をリピート買い
してきましたがあまりに脆いです。
さて次はどうしよう。
ここから楽しいおためしが始まり
ひと月あまり試行錯誤。
■竹ザルを試してみる
愛用のコーノのドリッパ―が
ボロボロで壊れかけています。
同じものを使う気持ちがないので
壊れても
あわてないように代打を準備。
まずは手持ちの竹ザルを
試すのにポットを選びます。
25年以上使ってきた
コーヒーメーカートセットだった
プラスティックのポットは
口が広過ぎて
竹ザルが半分沈むので
手持ちのポットから
ちょうどいいサイズのをさがします。
ついに壊れました。
試していた竹ザルの出番。
フィルターの晒が
潜り込みそうなので
クリップで留めて使います。
実は
竹製品は独特のにおいがあるので
そのまま使うと
コーヒーの味が変わります。
ダメもとで処理をして(※最後に処理法掲載)
いい感じで使っています。
以前掲載の写真、再び登場。
晒布のフィルターの下は
ステンレスの茶こしを使っています。
カップ1杯だけなら
茶こしでも大丈夫。
このとき、
何とか「なるものなんだな~」
と、われながら感心。
■壊れてもすぐに買わずに考える理由
暮らしていると
いろいろなものが壊れます。
壊れたとき
すぐに買い替えを考えますか?
買い替えが必須な場合もありますが
ほんとうに必要なのか…
ないと困るのか…
ほかのもので代用できないのか…。
一度立ち止まって
考えることは大事と思っています。
わたしの講座に参加される受講生さん、
「何を買ったらいいか教えてください」
という方が多いです。
買い足したり買い替えるにしても
なぜ必要なのか
どんな機能が必要なのか
予算はどれくらいなのか
条件を具体的にして考えないと
買い物を失敗しがち。
例えばテレビが壊れたら
テレビを持たない、
という選択肢が
あってもいいわけです。
わたしの場合、
コーヒーは豆を挽いて
自分で淹れたいのでドリッパーは必要。
でもすぐに買わないことで
代わりの方法にも出合い
自分が求めている機能や
カタチ、素材などが
だんだんはっきりしてきました。
■消去法で絞る、もの選び
ドリッパーが壊れてひと月以上。
その間いろいろ候補を
考えてきました。
お店で見かけた
プラスチックのコーヒードリッパーは
色もロゴも好きになれず。
キッチンの壁にカップと一緒に
ハンギングしたいとは思えなくて…。
機能や価格はもちろん大事。
「出して置く」ものは
それだけでなく
まわりのものとのバランスも大事。
ここが抜けると
雑然としてしまいますから。
安易な買い方をすると
愛着を持てずに
ぞんざいに扱いそうな気もします。
強度や不要になったときの
素材のリサイクルを考えると
プラスティックより
ステンレス素材がいい。
だけど
ステンレスのドリッパーは
二重になっていて金属で濾すタイプ。
大きさがちょうどいいものの
お値段は7,500円!
イケアではステンレスの
ドリッパーが1,000円ほどと
価格は手頃ながら
やっぱり中に金属フィルターつき。
外側だけでいいんだけど。
晒を使ってドリップしたい私には
中のフィルターが要らないのです。
■求めているものの条件は
すぐにはわからない
あれこれ考えていて気がつきました。
コーノのドリッパーを使ってきたのは
(プラスティックが嫌いなのに)
円すい形が好きで使いやすいから。
できるだけ使い捨てのものを
使わないようにと考えて
(ペーパーは処理が簡単なんだけど)
ペーパーを使わず
(ネルドリップはトライしたものの
手入れが私には難しいので)
四角い布の晒をフィルターに使うのですが
それには円すい形が都合がいいのです。
壊れてすぐに買っていたら
自分に必要なドリッパーの要素に
気づけなかったかもしれません。
■価値観を育てる時間
いまは家具でもなんでも
実物を見ないで
ネットで買えてしまいます。
大きな人生の買い物である
住まいも
見た目の「素敵さ」(と予算)で
購入を決めるのかもしれません。
自分(家族)は
どんな暮らしをしていくのか
何が大事なのか、好きなのか
じっくり検討することは
とても大事なことですが抜けがちです。
コーヒードリッパーのような
小さな買い物で
(買い直しが容易なものも)
買うときはじっくり考えます。
それが大きな買い物への判断力にも
なると考えるからです。
何が大事か
自分の軸となる価値観は
簡単にはわからないですよね。
だからじっくり具体的に
考える時間を楽しみたいです。
*
3月11日の記事で
すりこぎでコーヒー豆を挽いたことを
書きましたが
そのあとドリッパーが割れて…。
それからひと月以上
出先でさがしたり
竹ザルを使いこなすのに工夫。
その過程で自分の
もの選びの基準に気づくことが
できました。
実はこの先の展開があります。
※《追記/竹ザルのにおい対策》
熱湯に酸素系漂白剤を加えて
冷めるまで浸けました。
その後、竹のにおいには
お酢(酸性)が効くことを知って
クエン酸液にも浸けて
コーヒーを淹れても味に影響はありません。
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posted : 2019年4月22日