“暮らしはラクに楽しく♪”
暮らしのアドバイザー 土井けいこです。
「今日を大切に」する時短家事と
暮らしがラクになる『減災収納』を
お伝えしています。
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前回は、
置き場所を変えたことで
郵便物の存在が意識に刻まれて
いつでもササッと
片づけられるようになった
わたしの体験でした。
今日は、
郵便物を溜めない人と溜める人の
郵便開封前からそのあとの
意識の違いについて取り上げます。
【前回の記事】
■郵便物を溜めない人の意識は
どこにある?
郵便物を溜めない人の中には
面倒でもイヤでもやってしまう人がいます。
溜まったときの大変さが
イヤだから早く片づけるのでしょうか。
溜めない理由はそれだけ?
郵便物を片づける目的や
処理の流れがわかっているから
取り掛かりやすいのでは…
と思うのです。
溜めない人は
郵便物が到着すると
頭の中では封筒の塊としての郵便物ではなく
中身に意識があって
することが
【郵便物の処理】から
【事務仕事】に切り替わっているのでは
ないでしょうか。
先に何をするのかわかっていると
人は行動を起こしやすく
実際の作業もサクサクと
すすむものです。
■問題を道具で解決!?
一方溜めてしまう人の意識は
いつまでも【郵便物】=封筒の塊。
する【こと】に切り替わらず
【もの】のまま。
郵便物を開封したあと
具体的に何をするのか
実ははっきりと
わかっていないのも動き出さない原因。
誰でもわからないことは
なかなか取り掛かれないです。
そうかと思えば
ごちゃごちゃを放置したまま
ファイルが整列した光景
=【ファイリング】に
関心(憧れ)がいく人もいます。
ヘタをすると先に
ファイルをたくさん買ってしまいます。
細かく分かれているファイルが便利だと
誰かが言えば
自分にとっての向き不向きを検討せずに
それを買ってひと安心?!
郵便物を溜めてしまう人は
どうすれば自分が動き出すかを考えずに
問題を道具で解決しようとする
傾向が強いように感じます。
■開封作業が進む理由
進まない理由
繰り返しますが
郵便物の処理を溜めない人は
開封する前にすでに処理の進め方を
頭の中で描いています。
片づけるとき
はじめにするのはハガキのDMなど
➀ 明らかなゴミを取り除くこと。
関心のあるご案内は手帳などへ。
➁【ゆっくり読む】と
【サッと目を通す】ものも
振り分けてしまいます。
➂【返信をするもの】と
【確認するもの】も
することが違うので分けます。
【確認するもの】とは
クレジットカードの明細や
光熱費のお知らせなど。
このあたりはメールで送られてくると
郵便物の減量化になります。
スマホのアプリで家計管理すると
紙の光熱費のお知らせはカメラで撮って即処分。
保管するかしないか。
どこに保管するのか。
溜めない人はそういうことも決めているので
悩まずササッと振り分けられます。
やっぱり
開封後の先の流れがイメージできていると
イヤも苦手も関係なく処理する
という側面はかなり大きいと思うのです。
郵便物を溜めるということは
【事務処理】を溜めるということなんですね。
■郵便物を溜めないために
動き出す前に具体的にすること
片づけサポートのとき
何度も
「まず分けましょう。
開封はあとでまとめて。
中を見るのはあとで」
というのですが
一通ずつ中を確認しようとして
そのたびに
「あとで~!」と止めていました。
なんとなく開封して
ぼんやり中身を見てしまうのが
いつもの習慣なのでしょうか。
溜めてしまう人は
作業への意識がぼんやりで
管理方法が
わからないまま開封するから
中身を見ながら
立ち往生して
時間が過ぎてしまうのかもしれません。
先が見えないで開封する作業は
しんどくて退屈。
だからなかなか取り掛かれず、
ようやく取り掛かっても
時間がかかってはかどらない…。
目的は
溜めたものをなくすことではありません。
その先の処理にあります。
溜めてしまう人は
【溜めない人】にある
先への意識と
具体的な作業の流れを
自分の言葉で
紙に書き出して
頭の中でシミュレーションしましょう。
案外ここを抜かして
いきなり片づけ始めているのでは?
*
開封してもその先が理解できていないと
期限のあるものも開封後
埋もれてしまってさがすことにもなります。
開封して書類が埋もれてしまうのがこわい。
これも開封が先送りになる原因の一つ!?
かもしれません。
開封して封筒を外すだけでも
全体の嵩は半分ほどになるのですが。
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【前回の記事】
posted : 2019年5月27日