バッグの中のごちゃごちゃと外出時の忘れ物、帰宅時の習慣で解決

外出先で
かばんの中からものを取り出すのに
いつも焦りながら探していた…
それがある時期までのわたしです。

ところが
あるときを境に
頭の中とバッグの中が連動して
スッキリ把握できるようになり継続中。

継続できているのは
外出中留守を守る
直径30センチのかごの存在と
帰宅後のひと手間があるからです。

こんにちは!
暮らしのアドバイザー
土井けいこです。

「今日を大切にする」時短家事と
暮らしがラクになる「減災収納」
をお伝えしています。

前回は
「バッグの中のずっと続く整理法」
でした。
まだの方は前回の記事
ぜひ先に読んでくださいね!

今日は、
バッグの中のごちゃごちゃ防止を
陰で支える
帰宅時にバッグを空にする習慣と効果を
取り上げます。

 

■帰宅後にバックを空にするメリット

「どうして次の日も持って出るバッグを
いちいち空にするのですか?」
講座の受講生さんに聞かれました。

モノに手を触れて目にすることで
ものの存在が記憶されます。

バッグに入れた記憶が確かであれば
外出先で何か必要なとき
目当てのものが
パッと目に入らないとしても
気持ちは焦りません。

わたしの場合、
バッグの中が
把握できていなかったときは


どこにあるか
一瞬わからずに(場所が浮かばず)
焦ってかき回すので

あるのに「ない!」が口癖に。

代わりの方法で
用を済ませた後になって
見つかることがよくありました。

しかもあちこちかき回すので
中がごちゃごちゃに。

バッグを空にすることを
日々繰り返すと
間違いなくバッグの中のものが
把握できるようになります。

出したり入れたりすることで
入れっぱなしのときとは違って
手に持つわけですから
ものの存在感が、
手と目で脳に刻まれるのです。

ものの出し入れは
点検の意味を持っていて

出して入れなおすことを
繰り返すことで
バッグの中は整い
焦ってかき回すこともなくなり
いつの間にかバッグの中は
ごちゃごちゃも解消!

 

■外に持ち出すものの戻る場所
「基地」があるメリット

ものの存在感が記憶されるだけでは
ないんです。

外に持って出たものを
「基地」に戻すとき
(バッグをからにするとき)
翌日に不要なものを
取り除くことができます。

すると
翌日に必要なものが
「基地」にスタンバイすることに
なります。

入れっぱなしの頃は
当日バッグを変えることもあり
忘れ物に原因に。

いまは、
バッグの中を空にするというより
外出先に持ち出すものを
管理する拠点として
「基地」に戻す
と考えるようになっています。

【いつも外に持ち出すもの】
3つのポーチは、
バッグと「基地」を
行ったり来たり。

出かける前にバッグに
3つのポーチを入れると
「基地」(かご)の中は空っぽに。

忘れ物がないことが見てわかります。

服装や持ち物の量に合わせて
かばんを別のものに替えても

帰宅時に「基地」にまとめたものを
そっくり移す(基地を空にする)だけなので
忘れ物をすることはありません。
たぶん…(笑)。

少なくとも
出先で「ない!」と焦ることは
確実に減ります。

バッグを替えない人は
入れっぱなしでもいいのでしょうか?

バッグが同じかどうかは関係ないです。

バッグを空にするとき、
今日の済んだ用事(モノ)と
【いつも持ち出すもの】をラクに分ける。
そこに意味があります。

次も持ち出すものを「基地」に戻して
再びバッグに入れるとき
中身を整えることができます。

中身を把握するだけでなく
どこに何があるのか
頭の中にモノの位置=地図が
できることにもなります。

入れっぱなしだとその機会をつくるのも
ひと仕事になってしまいそうです。

 

■機能する「基地」の条件

基地の場所は
帰宅後あちこち動かないうちに
ラクに置ける場所が適しています。

わたしの場合は
玄関から靴を脱いですぐ開けるドアから
まっすぐ3歩のところです。

ドアから「基地」まで
自分の動きを遮るものはなし

まっすぐ進む途中基地のそばには
何も置いてないテーブルがあり
バッグの中のものを
いったん出すこともできます

バッグから物を取り出すとき
いったん出す場所が
あるかないかで
取り出しやすさが断然違います。

戻しやすさを考えると
「基地」の置き場所は、
腰高で上から中が見えることと
深さがポイント

わたしの「基地」=かごの直径は30センチ。
【いつも持ち歩く】3つの
ポーチの幅が約27センチ。
深さはかごもポーチも約20センチなので
入れやすいです。

「基地」にふさわしい収納は、
そこに入れる
バッグの3つの入れ物(ポーチ)の
大きさを考慮して決まっていきます。

人によって持ち物が違いますから、
諸条件を満たすものは当然それぞれです。

バッグに入れるものを
はっきりさせるのが出発点です。

「バッグの中のものを出したら
ごちゃごちゃになる」と
いった人がいます。

ほかのものが
散らかったテーブルに
バラバラと
出してしまうのは
もちろんNGです!

バッグを空(から)にするのが
習慣になると
かばんに入れっぱなしでは
スッキリしません。

メリットの方が
身体に沁みているようです。

かばんの中が把握できるようになって
帰宅後は
わずかな時間ながらほんの少し気持ちゆっくり
一日を振り返りながら
バッグの中身を「基地」へ移します。

その繰り返しで
中身を管理する意識も育ちます

バッグを空(から)にすることが
次の日、
出かける前の余裕につながっていると
実感する日々です。

 

【「基地」を決めるポイント】

●帰宅後あちこち動かないうちに
まっすぐ行ける場所

●バッグから取り出したものを
いったん仮置きする場所がある

●容れ物は腰高で上から中が見えて
深すぎないこと

 

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posted : 2019年7月23日