セレンディピティ―!?扉裏に調理道具を吊るす方法を夜中に発見♪

“セレンディピティ”。
この言葉と出合ったのは
いつだろう。

Wikipedia
セレンディピティとは
素敵な偶然に出合ったり
予想外のものを発見すること
ふとした偶然をきっかけに
幸運をつかみ取ること

こんにちは!
暮らしのアドバイザー
土井けいこです。

「今日を大切に」する時短家事と
暮らしをラクにする『減災収納』を
お届けしています。

小さな気づきを得て
それをきっかけに
わくわくしながら
使いやすくて
見て楽しくなる
調理道具の置き場所ができました。

それを
“セレンディピティ”
と思うのは
わたしの思いこみ!?(笑)

今日は
わたしの愛する(笑)
調理道具の置き場所ができた
いきさつが話題です。

 

■“セレンディピティ”!
扉裏の調理
道具がリフレッシュ!

とにかく台所道具が好き。
道具が並んだ状態を見ているだけで
うれしくなります

見てうれしくて
見ていると使いたくなって
料理につながる!?

扉裏に下げた調理道具は
調理台の上に
ぶら下げても
引出しに入れても
収まりよくないものを集合

使用頻度はいろいろ。

長年一つひとつフックで
扉裏にぶら下げていましたが
物の入れ替えがしにくくやめました。

代わりの方法を考えあぐねて
“あるものを使う”というテーマの改善が
宙ぶらりんのまま一年…。

それが楽しいスペースに変身!

見た目のバランスと
取り出しやすさはどちらも大事。
試行錯誤で
いい具合を見つけています。

よく使う道具3つは
取り出しやすい一番上に配置。
使うときは
扉を半開きで上からサッと取ります。

こんなわくわくする場所ができたのは
思わぬタイミングの気づきがきっかけ。

気づきから扉裏の景色が生まれる過程を
“セレンディピティ”と呼んでいます。

 

寝る前深夜に“わくわく”の予感

調理道具の置き場所が変身のきっかけは
2020年3月。
4か月前
トイレットペーパーが
店頭からなくなって
半月あまりたった頃の夜のことでした。

仕事机のパソコンの電源を
切ろうと机のそばまで行ったとき
机の下に置いてあった
白いワイヤーラックが
目に入ります。

元々は
2013年に廃棄した冷蔵庫の仕切り棚。
デスク周りの配線の整理に
ワイヤーラックとして
使うつもりで置いてありましたが
ずっと置いたままで
見えているはずが
存在を忘れかけていました。

…ところが、
その夜は
ワイヤーラックが目に入った瞬間
ひらめきました!

「あそこのあれに使える!?」。

しかし、寝る直前の深夜ですよ~。

ひらめいたら即やります
やってみないと
アイディアの芽が
しぼんでしまうから。

ワイヤーラックをもって
途中でほかの場所に立ち寄り
使用中の“横ブレしにくいフック”を
調達して
イザ、目的のキッチンへ。

ラックをコンロ前の壁に立てかけると
それだけで何やらいい感じ。

さっそく
調理道具を取り出して
ハンギング。

“横ブレしにくいフック”が
バッチリです。

深夜のひらめきで
うまくいく予感を感じながら

道具をもとの状態に戻して
その夜は眠りにつきました。

 

■白紙に戻す効果

次の日の朝。
前の夜のことはすっかり忘れて
キッチンへ。

寝ぼけまなこに
立てかけた白いラックが目に入り
昨夜のわくわく感が
よみがえります。

仕事を済ませて
午後になって
扉裏にラックをマステで貼ってみます。

見通しがついたところで
ラックも含めて全部外します。

イメージを膨らませながら
別の日、扉裏の汚れを拭き掃除。
取れないと思ってあきらめていた
20年来のベタベタザラザラの汚れが
ツルツルすっきりきれいに!
いつも言うことですが
本気ですると結果は出るのですね。

なんだか心が落ち着きます。
掃除に集中するって
自分の中の不安を遠ざける効果が。

気づきから扉裏の掃除につながり
ほかの場所へ掃除と改善が
どんどん広がりました。

さて…これからラックを
どうやって扉につけるかな?

 

■わくわくしながら
走りながら考える
休み休み走る

扉裏に
台所道具をハンギングする
お試しがスタート。
ズリ落ちないように
マグネットはあとどれくらい必要?

左右1個ずつから
さらに真ん中も増やします。

ステンレスパネルを
調理道具のハンギングで使ったことで
シンク下の扉裏掃除道具収納の
改善につながりました。↓

横長のパネルを使って
均等に垂直に荷重がかかるように
ステンレスマグネット
6個を均等に配置でどうかな?

もう一つ問題あり。
扉を開閉のたびに
ものが動いてパタパタ音するのを
どうにかしたい。
どうなる?

耐荷重とパタパタ音
両方を解決すべく
ジオマグネットを使って
数日の間、あれこれトライ。

“横ブレしにくいフック”の幅を
そのまま使うと全具にブレ道具のにくいけど
道具の引っ掛け穴に合わせて調整が必要。

ペンチで狭めて
取り外しをしやすく改良。

出し入れのしやすさは大事。
なので
既製品には小さな改善も必要
です。

耐荷重対策に都合のいいことに
ワイヤーラックが
鉄に皮膜加工のようで
マグネットがしっかりつきます。

ぶら下げるものが
もう一か所くっついてくれると
ズリ落ちしにくい。

ぶら下げる道具は
どれもステンレスだけど
マグネットが
効くのと効かないのがあります。
それははどうする?

くっつかない道具には
磁石のつく二重リングをつけて。

ラックにつけたジオマグネットに
リングがくっつくと
道具が揺れにくい。

試しては取り替えて
また次を試して…。

やがて耐荷重OK!
パタパタ音も解消!

使いながら
新たな気づきを得て
改善は続きます。

2020年3月『コロナ禍』。
世界中の人が忘れることのない時期。
深夜、
廃品ラックが目に入ったのは偶然。

そこから掃除と改善が
あちこちに広がり
楽しい調理道具の置き場所が
できました。

ノーベル賞を受賞者が
「発見したのは偶然。
それが(受賞の)研究につながった。
いわば“セレンディピティ”」
というとか?

わたしがつかんだ幸運は
ノーベル賞には及ばないけれど(笑)
これはわたしの
“セレンディピティ”小さな幸運。

偶然の発見はわりとよくあること。
それを放置せず
試行錯誤を経て
小さな幸運をつかみ取っていく力
自分で育てていくもの。

 

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posted : 2020年7月22日