豚肉が「楽うま」に変わる!驚きのひと手間保存&調理術
お肉を買ってきたら、そのまま冷蔵庫に入れていませんか? ほんの少しの工夫で、豚肉の旨味を閉じ込め、日持ちも格段にアップさせることができます。
まず、買ってきた豚肉はトレイから出して軽く塩を振るのがおすすめです。元のラップで包み、ジッパー付き袋に入れて冷蔵するだけで、ドリップ(肉汁)で旨味が流れ出るのを防ぎ、2~3日は冷蔵保存が可能になります。日付や重さをメモしておくと、さらに便利ですよ。
さらに、時間がある時には「片栗粉をまぶして冷凍」する保存法も試してみてください。しゃぶしゃぶ肉のように薄切り肉の場合、一枚ずつ剥がして塩を振った後、片栗粉を薄くまぶして冷凍します。こうしておくと、お肉同士がくっつきにくく、凍ったままサッと茹でるだけで、つるんとした食感の美味しい一品が完成します。
この「片栗粉まぶし冷凍豚肉」を活用すれば、火を使わずにできる「焼かない生姜焼き」も夢ではありません。凍ったまま熱湯で茹でて、あらかじめ煮詰めておいた生姜焼きのタレと絡めるだけ。プルンとした口当たりで、お弁当にもランチにも大活躍します。
疲れた日にこそ頼りたい!お鍋一つでできる簡単レシピ
夏バテでへとへと、台所に立つのが億劫な日でも、お鍋一つでパパッと作れるメニューがあれば安心ですよね。例えば、「豚こまとオクラのつるん柔らか和え」は、そんな日にぴったりの一品です。
塩を振って片栗粉をまぶした豚こま肉と、板ずりして下処理したオクラを一緒に茹でるだけ。灰汁を丁寧に取り、茹ですぎないのがポイントです。練りごまやポン酢を合わせた特製ダレをかければ、ネバネバつるんの食感が楽しい、栄養満点の和え物が完成します。このひと手間が、お肉の柔らかさと旨みを引き出し、食欲がない時でも美味しく食べられます。
片栗粉をまぶして冷凍すると
どうなる?

ちょこっと気持ちと時間に
余裕がある時
違う保存法にトライ。
しゃぶしゃぶ肉って
なぜかたたんでパック。
もちろん
たたんだまま調理すると
せっかくの薄切り肉の食感が台無し。
そこで一枚ずつ剥がして
広げて…
そのついでに塩を振ります。
こういうときの私はのんびり~。
すると
塩をふったついでに
片栗粉をまぶすことを
おもいつきます。

トレイの横にバット
(お皿でもお盆にラップでもOK)
を二個並べて
なん中に片栗粉。
まぶした片栗粉を振りながら右の網へ。
このとき茹であがりに
粉っぽさが残らないように
余分な粉はしっかり落とすこと。
ここまでは
去年の夏にオクラと和えたのと同じです。

実は何かをつくろうとか考えていなくて
お試しでジッパー付き袋にいれて冷凍保存。
さ~この先どうなるかな?
凍ったままサッと茹でてひと品

まず、当然のことながら
冷凍庫からお肉を出す前に
お湯を沸かします。
これ基本です。
味付けをするときは
調味料も先に揃えておきます。

粉をまぶして冷凍すると
お肉がくっつきにくい。
しゃぶしゃぶ肉のせいか
すぐに剥がれて
ちょっと解凍気味で扱いやすい。
イヤ、とにかく
下ごしらえしてあるから
頭の中でイメージできていて
実際手順もラク。

トングを使って
熱湯の中で一枚ずつ
ていねいに剥がすように湯がきます。
このときお肉にさわり過ぎないこと。
衣が剥がれますから
茹で過ぎるとお肉がかたくなるので
五感を働かせて。
余熱もあるので
8~9割の加熱で引き上げ。
(わたしはここからさらに冷蔵)。
このままひと品にするときは
赤みが見えなくなるまで。
でも茹ですぎ注意。

ほら~!
粉のとろみがお肉の旨味を閉じ込めて
見た目もおいしそう。
多めに茹でて
その日の晩ごはんのひと品に。
トッピングは
ブロッコリースプラウトにしました。
ドレッシング(タレ)は何を掛けますか?
私はいつもの練りごまとポン酢の
自家製(笑)ドレッシングにしましたが
お好みでいろいろ試してみませんか?
ちょっとずづたれにつけて
お試しを。

新しい日常…。
こんなときこそ
もっともっと家事をラクに!楽しく♪
家事のお困りごと解決を
仕事にして今年で30年。
暮らしのアドバイザー
土井けいこです。
*
手のひらからはみ出すほどの
ジャンボオクラをいただきました。
おなじみのオクラは
時々固いのがありますが
ジャンボオクラは
とても柔らかで美味しい。
ジャンボなオクラの断面が楽しくて
いいこと思いつきました。
今日の話題は
お鍋一つでカンタン調理の
ひと品です。
明日から9月ですが
猛暑が続きます。
お料理にくたびれている人の
お役に立てたらうれしいです。
暑さでバテそう。
だからこそ楽に作って
しっかり食べましょ!
■
そこでちょっとアイディアが。
塩をまぶして冷凍の豚コマを
炒めようと思って
流水解凍してあったので
片栗粉まぶして茹でて
“ダビデの星”をトッピング。
豚コマが
片栗粉効果で口当たりプルン~。
塩をしてあったからかな?
お肉が柔らかでなかなかいけます。
■茹でた豚コマとオクラ
お鍋一つでパパっとひと品

前日の思いつきを
翌日も作って再現。
繰り返すのは覚えるポイント。
お鍋にお湯を沸かします。
ラップを剥がしたトレイの豚コマに
❶まんべんなく振り塩。
トレイの上で混ぜます。
混ぜるのに剥がしたラップを使いました。
❷豚具を使って片栗粉をまぶします。
ここで冷蔵、冷凍でストックにすると
重宝です。

沸いたお湯で
❸先にオクラをまるごと
1分ほど茹でで取り出します。
(オクラは塩を振って
まな板の上で転がして板ずりして
よく洗ったのを使います)
❹豚コマがかたまらないように
ほぐしながら入れて
沸騰するまで放置
豚肉ですからしっかりと火を通します。

沸騰までの時間を使って
❺たれをつくりましょ。
空きびんに
大まかな量でねりごまを入れて
そこにポン酢を加えます。
お味噌とポン酢でも合いそう。
空きびんの蓋を閉めて
振って混ぜ合わせてお味見。
うちのポン酢は出汁で割った甘め。
加減してくださいね。
暑いうちにペーパーで越した
ゆで汁で薄めてもいい。

豚肉が沸騰してきたら
❻灰汁を取ります。
おいしく食べるポイントですから
ここはひと手間かけましょ。
もう少し茹でるので
❼この間にオクラを切ります。

茹でた豚肉の水切りは
灰汁をすくい取ったボウルを利用。
別のザルに水切りした豚肉と
切ったオクラを移します。

ザルの中で軽くふわっと混ぜ合わせ。
ボウルでもいいけど
うちはザルの方がサッと手に取れるので
どっちでもいいときはザル~。
■美味しく食べる
3つのポイント


❶茹で豚の灰汁取り
❷茹でた後の水切り
❸盛り付け
ザルから器に盛りつけるとき
(お鍋やフライパンでも同じ)
両手を使って
おかずをすくいあげるように持ち上げて
ふわっと器に置くように盛ります。

たれをかけて混ぜ合わせると
オクラの粘りが出て
たれがオクラにまとわりついて
おいしく見えないかな?

そう思って
たれは盛りつけてからかけました。
ネバネバでたれがお肉によく絡むので
たれの量は控えめで十分。
シンプルな料理を手抜きにしないコツは
ちょっとだけ
丁寧な気持ちを添えることかな?
「おいしくな~れ♪」
食べるとき混ぜると
ネバネバとつるんが一体化して
おいしい~。
しゃぶしゃぶ肉でなくても
塩漬けと片栗粉のとろみ効果で
いい感じ。
つくる量はうちでは二人分で
オクラ1パック。
豚肉260gほど使いました。
たくさん食べられるので
豚コマが特売の日に
多いかな?というくらい作っては
どうでしょう。
多めの豚肉とオクラは
おかわりのときに混ぜ合わせると
使わない分を冷蔵できるので
翌日のお昼の麺類に
トッピングはいかがですか?
■自分もラクできる
家族が自炊する
豚こまの保存方法

写真はわたしが留守をする前日のもの。
いつもは留守のひとに
こんな親切なことはしません。(笑)
暑い日々、たっぷり豚肉が食べられて
助かったとのこと。
塩をまぶしただけで
旨味と保存性がアップ。
カンタンな下ごしらえと
メモをしたことで
気負わずおいしくたっぷり
食べられたそう。
その後
自分で下ごしらえを覚えました。

全体に塩を振って
(お酒もいいですね)
ポリ袋で
3日ほど冷蔵可能。
おしょうゆに浸けるのも
同じように日持ちOK。
暑くて買い物してすぐは
できないことも多いけど
5分頑張れたら
料理へのハードルがなくなる感じです。
ちなみに
“ダビデの星”をトッピングしたのは
塩して2日冷蔵後冷凍したの
流水冷凍したのを使いました。
*
へとへとに疲れたときは
豚肉は炒めるより茹でる方が省エネ。
お鍋一つでできるって
暑いとき疲れたときありがたいです。
先の下ごしらえは
暑いときだからこそ
お肉の日持ちにもおいしさにも
お役立ちと思っています。
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posted : 2020年8月31日

