コロナ禍の中で、高齢の大切な人に会うために考えた手作り透明マスク。意外に涼しい

いろいろなマスクが
出回って手作りもいろいろ。

マスクをすることで
出先で無意識に口を直接
触らないのもメリット。

コロナと暑さ。
こんなときこそ
もっともっと家事をラクに!楽しく♪

家事のお困りごと解決を
仕事にして今年で30年。

暮らしのアドバイザー
土井けいこです。

*

コロナで
大切な人と会えない夏を過ごした人が
たくさんいます。

悩んだ末に
どちらに決めたにしても
その過程はつらかったと思います。

人と人が会うことが難しい事態に
こんなに長くさらされるなんて…。

今日の話題は
大切な人と会うために
あるもので透明マスクをつくった
わたしのおもいです。

 

■マスク着用の日常化で困ること

多くの人が
マスクを着用するようになって
困ることがいくつかあります。

そのひとつは人の顔が
半分以上マスキングされていて
顔も表情もわからないってこと。

これまで何度か
聴覚障がいの団体から
仕事の依頼があり
聴覚が不自由な人たちの前で
「家事の困りごと解決」の講座を
してきました。

要約筆記が
プロジェクターにありましたが
参加されたみなさんの
わたしへの眼差しに熱い思いを感じたのを
思い出します。

人は耳だけで
話を聴いているのではなく
唇や口元の動き
目も含めて顔全体の表情で
相手の話を受け止めているのですね。

 

■「わたし」のことをわかってほしい
おもいから透明マスクづくり

先日、
遠方の認知症の人との面会が
15分だけ許可が出ました。

大切な人との面会です。
(前回は覚えていたけれど)
わたしの顔を覚えているかどうか…。

しかもマスクで顔を半分覆っていたら
わからないのでは?

明日会う…という日、
思い立ち手持ちの材料で
透明マスクをつくりました。

会ってみると
わたしの名前は口から出てこない…。

笑顔ははじめの一瞬でほとんど不機嫌。
不機嫌な表情さえ懐かしくもあり
見知らぬ人への態度ではないかなと思ったり。

通気のためドアを開けた個室で
アクリルの衝立越しの面会は
それほど違和感がないものの
衝立の向こうの人は
高齢で耳がかなり遠いわけで

衝立とマスクのダブルで
こちらの話が
本人には聞こえていないようです。

大きな声で話すわけにもいかず
切ない短い面会時間が過ぎ
手を握ることもできずでした。

それでも透明マスクを
つくってよかった。

遠くに離れていて
おいそれとは会いに行けないわけで
名前は出てこなくても
顔を見せられたこと(会えたこと)で
わたしの心残りが少しは減るかな…?

体調がよくないと聞いたとき
もしも自分が感染していたら?
会うことでの感染のリスクと
その結果の周囲への重大な影響を思い
頭の中がぐちゃぐちゃになるほど
思いが揺らぎました。

それでも
15分でも面会の許可が出たことで
ありがたい再会となりました。

 

■透明マスクづくり
試行錯誤の過程

大事な人に会うために
急遽作った透明マスクは
フィルム状のPP袋と
針金を使って鼻の凸に合わせて
顎まで覆う立体に。

その後目的を変えて
着用感の改良を重ねて
上の写真のように変化。

試行錯誤の過程で
薄くて広く顔を覆う方がいいかと
手持ちの100円ショップの
PP袋でつくって使ってみると
ペラペラで風が吹くと顔に張り付きダメ。

フィルムですから
口に張り付くと口を塞いで危険です。
薄いのはNG

そこで文房具店で買った
手持ちのコレクトの
A5(210㎜×150㎜)サイズ
20枚で400円を試用。
15センチ幅を利用して
袋のまま
約9センチにカッターで切って
二重に使います。

フィルムが厚いとペラペラせず
口や顔には貼りつかず。
ゼムクリップをつないだことで
可動性があり
フィルムを指で挟んで
ひょいと持ち上げやすいので
マスクをしたままボトルの水が飲めます。

ゼムクリップを通す
フィルムの穴の位置も試行錯誤。
穴の位置は
ちぎれない程度に角に近い方がいい
そうすることで口に張りつかず
クリップの穴は
はさみでつまんで三角に切ってもOK。

ゼムクリップは
肌にくっつかず違和感なく
クリップの大小を組み合わせて
顔に合わせてサイズ調整OK。

輪ゴムは耳にフィット感よく
意外に目立たないのです。

ガチャ玉クリップで立体にしてみます。
まだ外で試していません~。
改良と試用は続きます。

布マスクはこの暑さでは
息苦しいですね。

フィルムマスクの使用感は
布や使い捨てのと比べると
意外に涼しい。

使用後は
洗って繰り返し使えます。

 

■透明マスクをつくる
もう一つの理由

透明マスクを手作りのきっかけは
相手に顔がわかるように
という思いでしたが

改良を重ねているのは
もう一つ理由があります。

わたしは話に夢中になると
声が大きくなる…。
周りの人に迷惑をかけるので
かなり悩みました。

声の大きさをコントロールできたら
いいのですがそれが難しい。

四六時中声が大きい?
話に夢中になると
声が大きくなり
自分でそれに気がつきにくい。

人がいるところに行かなければいい?
それはさみしい。

それで布マスクを使うのですが
表情が見えないと
会話の楽しさが半分に。
なるほど。

透明マスクはどうかな?

ほかにも
自分の声が大きいことに
気づけるように
小さな仕掛けをしています。

声が大きいことで
周りに迷惑をかけるのは
コロナ以前からのことなんですけど。(汗)

市販の透明マスク
=マウスシールドの
評価(検証)も今後出てくると思われます。

今回透明マスクをつくってみたのは
あくまでも
目的は顔が見えるのと
会話の唾飛ばしを減らすこと。
リスク回避ではなく
リスクを小さくしたい。

窮すればアイディアが。
どんなことも楽しみに変える
!?
伝えたかったのは
そういうこと!

 

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posted : 2020年8月30日