擦り切れの繕いは、少しずつ進むちくちくノクシカタで。ダーニングより簡単♪

30年以上前、
“ノクシカタ”という
刺繍を習っていました。
バングラデシュで
暮らしていたときのことです。

あの頃を思い出して
ダンガリーシャツの
擦り切れを
何か月もかけて
少しずつ繕っています。

否応なしの“新しい日常”。
こんなときこそ
もっともっと家事をラクに!楽しく♪

「家事のお困りごと解決」
を仕事にして今年で30年。

暮らしのアドバイザー
土井けいこです。

時間を大切にする時短家事
『減災収納』という暮らし方
日々の想いと工夫を
お伝えしています。



繕いの投稿が続きますが
前回はペタっと張って
アッという間に工作的に繕う方法でした。

今日は
糸一本分を時間の区切りに
よい時間を重ねていく話です。

しかもちくちくを重ねていくと
いつの間にか
小さな味わいのある世界が生まれるのが
魅力と思っています。

繕った方法は
刺繍糸2本どりで
一度にちくちく3回ほど布をすくいます。
それを繰り返すだけ。
縫い目がガタガタ、でもOK。

穴の繕いには
ダーニングがいい。
経糸緯糸で穴をふさげるから。

でも擦り切れのうちは
ちくちく縫い重ねだけでも
補強ができます。

 

■小さな擦り切れの
繕いの始まりは6月

梅雨の晴れ間。
洗濯物を干すとき
シャツ襟の後ろ背中の部分の
擦り切れに気づきました。

乾いたところで
目立たせないように
ダンガリーの色に近い水色で
ちょこっとちくちく。

しばらくして
生地が斜めに引っ張られる部分は
傷みやすいので予防の繕いを。
残った糸で水色のところに重ねてちくちく。

途中経過を紹介。

まず繕いたい部分の外側をちくちく。
そこから中を埋めていくと
小さな達成感があるかな?

座り仕事のパソコンの合間に
立ってチ一本分ちくちく。

夏の間休んでいた繕いを
今月になって再開。

裂けそうな角の部分の補強は
ちくちくを違う角度で
3回ほど重ねます

糸の色を替えたのは
せっかくだから
繕い目立たせようと思って。

こうなると邪心が…ね~。

布に厚みが出て面白くて
止まらなくなって楽しく困ます。(笑)

実はダンガリーシャツは
二枚あって
二枚目も繕いが同時進行中。

 

■ひどいダメージも
繕うとまだまだ着れらる

こんなにダメージが
ひどくなるまで着ては
いけないのです。

実は材料に切って使うつもりで
「切る予定」の引出しに
しまってありました。

引っ張り出して繕います。
まだ着れそうでしょ?

こちらもはじめは
シンプルに繕っていましたが…。
だんだん凝ってしまう?

針に通した糸が終わると
ちくちくはひと区切り。
それをルールにすると
歯止めになります。(笑)

最初に紺色で繕った上に
深緑色と青緑色でちくちくを
重ねて補強。
裏を見せていますが
縫うのは表から。

ボロボロのところは
当て布した方がよかったかな?

とりあえず後身頃だけ。

前身ごろの引っ張られる
角を補強しないと
きっと破れます。

二枚とも途中なんだけど…。
まだまだ続く?

 

■ノクシカタは
生活の繕いから生まれた刺繍

ノクシカタは
使い込んで薄くなったサリーなどを重ねて
赤ちゃんのおくるみや
家族のブランケットとして
生活の知恵から生まれた手仕事。

大きな布でも
数センチ角とか
範囲を決めて中に向かって
チクチク埋めていくのが
ノクシカタの基本です。

もしかして
小さく範囲を決めるのが
畳何枚分もある大きな空白を埋めていく
途方もないような針仕事を
続けられる秘訣かな?

大きな布の一部分を
5センチほど小さく切り取るように
ひたすらちくちくして
ランニングステッチだけでも
美しい縫い跡が生まれます。

写真は30年以上前の買い物。
畳一枚ほどの大きさのストール。
裏の縫い目も布の重なりも丁寧で
すごい仕事ですね。

村の女性たちが
集まってノクシカタをしている仕事場を
見学したことがあります。

車座になって表情は明るく
おしゃべりしながら
手を動かしていました。

わたしが住んでいたころから
ノクシカタは
カラフルな刺繍作品や生活用品として
商品として販売。
現在、日本でも販売されています。

 

■30年以上前の刺繍糸が
コロナ禍でよみがえる

写真の刺繍糸は
バングラデシュでノクシカタを
習っていたときの残り糸なんです。

ごちゃとしていた糸の塊のまま30年。
4月外出自粛期間中に
ごちゃごちゃを
色で分ける気になりました。

色分けして
すぐに使えるようにした糸があって
ダンガリーシャツの繕いが
始まりました。

“新型コロナ”は
きっといつか収束する…。

それまでこの事態を
一日一日過ごしていきます。

収束したとき
二枚のダンガリーシャツの
繕いをしみじみ眺められたらいいな。

シャツの繕いは
最初はちょっと…のつもりが
補強を理由に
ちくちくが心地よくて
縫い重ねが続きます。

 

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posted : 2020年10月29日