肉汁が流れ出ない理由さえ知ると
だれでも簡単にジューシーな
ハンバーグができます。
ほんとうです。
*
否応なしの“新しい日常”。
こんなときこそ
もっともっと家事をラクに!楽しく♪
「家事のお困りごと解決」
を仕事にして今年で30年。
暮らしのアドバイザー
土井けいこです。
時間を大切にする時短家事
『減災収納』という暮らし方
日々の想いと工夫を
お伝えしています。
*
今日は、とても簡単というか
わたし流のハンバーグが話題。
一般的に言われていることを
しなくても
割とおいしくできると
思っています。
みじん切りした玉ねぎは
塩一つまみ加えて
ふきんで揉んで搾ります。
こうすると玉ねぎが肉になじんで
まとめたとき隙間ができにくい
と思っていますがどうでしょう?
卵をいれないレシピもあり
極論を言えばお肉とお塩があれば
おいしいハンバーグは
できるらしいです。
しかし、
そこにはポイントがある!
■ハンバーグをおいしく作る秘密
↑ひき肉に塩をして冷蔵3日目
秘密ってほどでもないですが
塩をちゃんと使うのがポイント。
お肉に塩を混ぜ込むのに
ポリ袋を使います。
ひき肉と塩を加えて
ポリ袋の外から
袋の空気を抜きながら揉みます。
ポリ袋を使うきっかけは
最後に書きますね。
わたしは手でこねない。
でも割れない。
なぜ?
塩はひき肉をまとめる(くっつける)
割れ防止の働きがあるそうです。
割れると肉汁が流れ出ちゃうので
美味しく焼き上げるには
お肉をまとめるのがポイント。
たぶんポリ袋の中で
空気を抜くように
塩を混ぜ込むことで
ミンチをくっつけているんだと
思うのです。
肉がくっつくと割れないので
肉汁中に閉じ込めます。
しかも塩がお肉の水分を保って
パサパサ防止にも大活躍!
塩はお肉の量の0.7~8%。
といわれています。
ちゃんと量った方がいいですね。
ちょっと脱線。
うちでは買ってきたお肉は
ひき肉だけでなく
パックから出して
塩を一つまみほどふって揉んで冷蔵。
肉汁も出なくて旨味が増す感じ。
■手でこねない方が
美味しくできる理由
塩で揉んだひき肉のポリ袋に
ほかの材料も入れて
ポリ袋の上から揉みます。
ところで
手こねするとき
プロはボウルを氷水に浸けたり
手を氷水で冷やしながら
こねています。
手の温度で肉の油が溶けると
パサパサに。
ポリ袋を使うのは手抜きじゃない。
おいしくできるって
信じてもらえるかな?
ポリ袋の中に空気が残らないように
平らにます。
空気が中に残っていると
焼くとき割れます。
こねずに空気を抜くのが
わたし流。
火の通りが同じになるために
均等に分けます。
ポリ袋を切り開いて
油をまぶしながら形を整えます。
油でコーティングすると
さらに水分を閉じ込めて
ジューシーに仕上がります。
小麦粉でコーティングする方法も
あるようです。
■常温から焼く
フライパンは温めずに
ハンバーグを載せてから加熱。
火加減は最初は中火くらいで
フライパンの油が泡立ったら弱火。
半分くらい白っぽくなるまで
じっくり焼きます。
火加減が難しければ
はじめから弱火でじっくりと。
フライパンの中で
ハンバーグが動くようなら
焼き色がいい感じについている証拠。
全部ひっくり返して
蓋をして蒸し焼き。
ふっくら~。
焼き上がりは
竹串を挿して確かめます。
豚肉だから
しっかり火を通しますが中はしっとり。
うちではポン酢で食べます。
(なんでもポン酢、笑)
わたしは牛肉を好まないので
豚ミンチでハンバーグもどき。
だからポン酢が合います。
合い挽きや牛肉なら
豚肉より早めに焼け具合を
確かめるといいかな?
■残りのたねで肉だんご
バットに広げたたねは
半分残して翌日肉だんごに。
お鍋の具にすると
いいお出汁がでます。
ポリ袋から
スプーンですくって
ハンバーグと同じように
常温から中火で焼きます。
フライパンを振って
たねが動くようなら
ひっくり返します。
焼きたてを食べることもありますが
焼けたのを冷凍保存して
別の日に玉ねぎやピーマンを加えて
甘酢あんかけなどにすることも
あります。
*
ハンバーグは
材料を揃えてフライパンにのせると
じっくり焼くだけ。
後半は蓋をして
さらにじっくり蒸し焼き。
その間につけ合わせや
サラダをつくって
道具も洗って片づけておくと
後がとてもラク~。
塩をひき肉によく混ぜて
油をまぶして弱火でじっくり焼いて
ひっくり返して蓋をして
じっくり焼きます
肉だねの大きさにもよりますが
焼き時間の目安は
上下弱火で6分ほど
《追伸》
ポリ袋を使い始めたのは
20年近く前の雑誌の仕事がきっかけ。
ミニキッチンの収納と料理の実演で
洗い物を少なくしようとして
考えました。
使いやすいキッチンをつくって
段取りを図にして
実際にハンバーグを調理。
この話は改めて取り上げます。
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posted : 2020年11月19日