きょうは、
20年にわたる
お鍋収納の試行錯誤の話です。
「私」の時間を大切に。
こんにちは。
暮らしのアドバイザー土井けいこです。
ていねいな暮らしのための
時短家事をお伝えしています。
↑自分で作った持ち手カバー
フライパンの下は炭シート
■使いにくさを拾い出して
出し入れしやすい収納へ
現在の住まいに暮らして20年目。
キッチン収納は扉タイプで
棚板は一枚。
お鍋の収納に
コンロ下のスペースを
使いこなすのに
ずいぶんと試行錯誤。
はじめの2~3年は
使いにくさを拾い出し
棚の高さを調節。
そうこうするうち
棚板を増やし
2個重ねから1個置きが定着。
20年の間に
入れ替わったお鍋がありますが
一個置きの基本は変わらず。
収納スペースを使いこなすには
ずっと考え続けることが欠かせません。
ものの使いやすさも年々変わって
使用頻度が変わり
買い替えることもあります。
何を持つのかを考え続けることと
限られた収納スペースを
いい具合に使いこなすことは
切り離せない関係です。
それと並行して
出し入れしやすい収納法も
考え続けます。
この3つのバランスを
見つけるために
時々お鍋を全部出して
棚卸=ものをひとつ一つ点検します。
収納スペースの使い方の関連記事を
最後にリンク貼ります。
収納改善を考えている方の
参考になりますように。
■基本は1個置き
はみ出したものは分散収納
コンロ下を
お鍋の収納拠点にするのは
使う場所の直近だから。
手持ちの半端な板を使ってDIY。
1枚しかなかった棚板を
3枚に増やして奥行を変えた
ひな壇式に。
だけど、
棚板3枚で1個置きにするには
しまうお鍋の高さが制約を受けます。
そこで
大きなパスタ鍋は作業別収納と考えて
シンクの上へ分散収納。
お水を入れてから
コンロへ運ぶのだから
作業動線にもかなっています。
手が届くように
棚板の位置を下げて
(↓元の棚受けの位置)
お鍋をひっくり返して収納。
日々手にする小さな片手鍋は
調理台の上目の高さにハンギング。
これも1個置きのアレンジ。
20年の間に使用頻度に変化があって
【来客時の料理に使うお鍋類】は
コンロ下から移動。
踏み台を使う場所に分散収納。
こちらはまとめて出すので
一カ所に重ねてOK。
■フライパンは
特別扱い(笑)別の場所に収納
私の場合、
ステンレス三層のフライパンは
煮魚などに使う【お鍋】の分類。
一方で鉄が好き。
だからフライパンは鉄がいい。
そういうこともあって
【鉄のフライパン】は4種類も
持っていました。
お鍋とは別の場所に1個置き。
ちょっと特別扱い。(笑)
いや、もし【お鍋のくくり】に
入れていたら
コンロ下の1個置きは難航したはず。
【鉄のくくり】にまとめたらとっても使いやすくて
どれも大活躍です。
この美しい(?)置き方をするために
何度も「10分片づけ」を実行。
その過程で
鉄製スキレットを一つ手放し
あれこれほかの場所に分散。
しまい場所も見直しました。
一年前の9月の記事に
棚卸点検の様子が掲載に。
■収納グッズを急いで買うのは
なぜだろう?
最近の住宅の収納は
引出しタイプが多いようですね。
キッチン道具の収納に
引出し収納。
扉より引き出しの方が
収納方法むずかしそう。
だって大きな引き出しは
重ねたくなりますよね?
収納が使いにくいときは
理想の状態をしっかり描きます。
理想の状態って
絵に描いた餅ではなくて
現状を踏まえて
目指すところを
はっきりさせるってこと。
そこに向かって
使いにくさ=問題点を
具体的に拾い出します。
私もそうやって
試行錯誤して
使いやすくしてきました。
収納の制約と思いつく限りの
収納方法もあれこれ書き出します。
この作戦タイムは重要です。
それができたら
今度は手を動かして
ものを一つひとつ点検して
より良い置き場所置き方を
見つけていきます。
収納グッズを買うのは
それからです。
問題点を十分咀嚼しないうちに
収納グッズで問題解決ができる
と思ってしまう?
どうしましょ…。
*
お鍋やフライパンは
重ねると使いにくいです。
使いたいものがひっかかり
出しにくい。
取り出すたびにストレス…。
ひっかかるので
立てる収納も1個置きを原則に。
道具として使いこむ。
それには
収納に合わせる
という発想が必要。
それがが使いやすい収納への
確実な道、と思います。
【本日のポイント】
・収納スペースに合わせて
確実に役に立つものを絞り込む
・全部出してものを
ひとつ一つ点検する
・問題点を十分咀嚼しないうちに
収納グッズで問題解決ができる
と思うのはNG
・立てる収納も1個置きを原則に
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posted : 2017年10月23日