【災害対策保存版】懐中電灯。停電の瞬間とその後への備え。どこにどんなタイプがあれば安心?

暮らしのアドバイザー 土井けいこです。

「今日を大切に」する
時短家事&減災収納を、
お伝えしています。

先週、北海道で洪水があり
その後私が住む関西も豪雨に。

そして週末西日本各地の
豪雨大災害が明らかに。
晴天の今日も新たな洪水が発生。

逃げる間もない水の怖さを体験し、
大切な人を亡くし、
先の見えない不安の中にいる人を思うと
ことばが見つかりません。

被害を受けていない人は
なにをしたらいいのでしょう。

現地への直接間接の支援のほかに
自分の暮らしを点検することも
忘れてはならないことと思っています。

日本中を見れば
日常を送っている人が
ほとんどと思います。

特に地震は
ふだんの備えで軽減できる
被害があるはず。

今日は、地震だけでなく
豪雨停電時にも必要な
懐中電灯を備える話です。

↓うちの玄関の人感センサーライトは
通るたびに点灯

ホルダーから外して懐中電灯にもなる

■ふだんとつなげて
身体の感覚で存在を覚える

23年前の神戸の地震の
体験をこのホームページでは
何度もお伝えしています。

1995年1月17日の地震直後、
寝ていた場所から這い出して…。

廊下に出て真っ暗な中、
懐中電灯を取りに行こうとしたんです。

いつも目覚ましに使っていた時計が
非常用点滅灯までついた
ラジオ付き時計だったことに
気づいたのは
後日…だいぶたってからのこと。

ふだんの意識が
「目覚まし時計」だったから
私の身体にはそれが非常灯(しかもラジオ付き)
としては
沁みていませんでした。

この体験から用意しているだけでは意味がない。
ふだんからその存在を
身体に沁み込ませておかなければ
備えていないのと同じと思っています。

だから私の備えは
ふだんも役に立ことが前提です。

↑地震感知ライト懐中電灯としてはフル充電で6時間

■就寝中の備えは
地震感知ライトと引き抜き常備灯

私が真っ先に備えるのは
すでに体験した就寝中の地震対策です。

そこで、
まず寝ている部屋の
出口横のコンセントには
揺れと停電で点灯して灯の存在を知らせてくれる
地震感知ライトを差してあります。
いつもは消灯後10秒点灯で足元灯に。

さらに枕元に
引き抜きタイプの常備灯を。

地震感知ライトは
リビングの出入り口近くの
コンセントにも差してあります。

先日の大阪北部地震(朝8時前)の後のこと。

震源地から電車で1時間ほど離れた
私のところでは、
停電にはなりませんでしたが
コンセントに差し込んだ
地震センサーライトが点いていたのを
(ショックで呆然としていたけれど)覚えています。
どうやら地震を感知して点灯したようです。


コンセント差し込みがゆるく外れそうなのが難点

 

■就寝時対策の非常灯
メリット&デメリット

先月6月18日の朝、
地震感知ライトは
どのくらい点灯していたのか。

メーカーによれば
揺れを感知して10分点灯。

地震ではなくても
停電で自動点灯。
暗くても灯の在りかがわかのは安心。

コンセントから外して
手持ち=懐中電灯として使う場合は
満充電で6時間

…といっても永久ではないそうです。
メーカーによると
内臓電池の寿命は約3年とのこと。

うちのはもう3年超えています。
そろそろ点灯時間が短くなる頃?
その前に買い替えか。

一方
常備灯=引き抜きタイプ
自分の手で引き抜き、それと同時に点灯。
そのため寝室に備える場合は
枕の下とか蛍光テープなどで在りかが目に入るか
即手が届くとところに置く必要があります。

メリットはスイッチをいれなくても
引き抜くとパッと灯が点くこと。

デメリットは
ホルダーから外したら
電池を抜くか電池にテープでも貼らないと
ずっと点きっ放し。

メーカーによると
単3電池3本で約70時間
連続使用可能

長時間使用可能はメリット。

うちのはひもなどをつけられるつくりに
なっていません。
手に持たなくてもいいように
工夫が必要です。

重さ約130グラムは意外に重いです。
長さ約19.5センチ
持つ部分の周囲は10センチほどあり
子どもの手には負担。
大人向きと思われます。

↓引き抜き常備灯

 

■トイレと脱衣所には
人感センサーライトで安心感

夜中にトイレなどに起きたときのために
廊下に蛍火程度の常夜灯をつけてあります。

停電で上部が明るく点灯し
引き抜くと懐中電灯になるタイプです。

トイレのドアを閉めて中にいるとき
停電=真っ暗になることも考えて
トイレの中に
人感センサーライトを
トイレットペーパーの横に置いています。

もちろん停電時をイメージして
ドアを開けた瞬間点灯するように
ドア正面が置き場所。

脱衣所にも
人感センサータイプを設置。

ポイントは
人(温度)にパッと反応する位置に
センサーライトがあること。

ライトが
人を感知する範囲と角度を確認か必要です。

停電はめったにないので
そうなって初めて役目がわかります。

でもふだんから
人を感知して点灯していると
そこに「安心」があることを
ふだんから身体で実感できます。

トイレのセンサーライトを
電池対応にした理由と
トイレセンサーライトや
脱衣所のコンセント差し込みタイプの
ホルダーがNGの理由など
詳しくはこちらに。

電池の総合管理場所の記事はこちらに。

 

■充電、電池、ソーラー
3タイプを組み合わせる

コンセント充電タイプには
地震で自動点灯と
停電で自動点灯と
明るさ(暗さ)を感知する常夜灯タイプがあり
それがいくつか組み合わさっている
ものが多いです。

うちでは
廊下とキッチンには
蛍光色常夜灯&停電で点灯して
ホルダーから外して
懐中電灯にもなるタイプを使っています。

常夜灯としては
電球色の方が安心感があると
思っています。
次の買い替えには電球色に。

 

窓際に置くだけで
充電できるといえばソーラー充電タイプ。
3つ備えています。

一つはラジオとサイレン付きで
手巻き充電もできるタイプ。
置き場所はいつも充電できて
目に入るベランダ際に
小さなラジオも一緒に。

もう一つは小型のラジオ付き。

さらにもう一つは
浮き輪のように吹いて膨らませて
水に浮く防水タイプ

これは余震が心配なとき
入浴中
お風呂場に持ち込むと安心です。

↓底にソーラーパネル。
中央の赤い小さなボタンでON/OF F。
スイッチかわかりにくく押しにくいのが難点です。

 

■いろいろな場面をイメージして
人に合わせて備える

東日本大震災のとき
計画停電で困った人は
たくさんいたと思います。

直接聞いた声では
単1電池の大きな懐中電灯しか
備えていなくてしかも一つだけ。

家族のうち
ひとりがトイレに持ち出すと
室内はろうそくの明かりだけに。

家族人数分だけ
小さな携帯用懐中電灯が必要です。

高齢者には
操作が簡単で分かりやすものを。

指先でスライドするスイッチより
暗くても感触でわかる
ボタンを押すタイプが

使いやすいかもしれません。

↓台の上に置いて手のひらで押すと点灯

↓仕事場のパソコンの目の前電話の横に常備

 

直後を過ぎて自宅避難が長引くと
人が囲める灯=ランタンがほしいですよね。

小さな懐中電灯は
ペットボトルの口に
キャップの代わりにねじってつけて
広く照らしてくれるランタンにもなるタイプ。↓


置いてみた場所はトイレ。
両手があけらると身支度がラク。

中に水を入れるとより光が反射されます。
ふだんは電池のストックを中に保管。
使用済みのボトルをもう1本用意して
ふだんから水を入れておくといいかな?

大雨の中の夜間の避難を考えると
防水のヘッドライト
あると安心です。

 

地震と大雨は
別々に起こるとは限らないです。

今日の記事が
ふだんアウトドアに関心のない方にも
いつか備えようと思っている方にも
備えるきっかけになることを
願っています。

いろいろ載せましたが
私も一つひとつ揃えて
時々入れ替えています。

一度に全部ではなく
できることから備えませんか?

はじめに3,000円とか
予算を決めて
何を備えるか一番心配なことの対策を
できることから始めると安心感が得られる
と思っています。

 

*追伸*

先週、豪雨の最中、
玄関のセンサーライトが
つかないことに気づき
電池ケースを開けて見ると液漏れ。

青錆びは紙やすりで取れて
センサーライトは復活。
日ごろのメンテナンスも必要ですね。

 

《追記1》2018/09/17 
▼北海道の全域停電の際、
「ろうそく火災」を防ぐための
啓発がテレビで放送に。

電池で灯を確保すると安心。
とはいっても長引く停電では
電池が足りなくなったりすることも。

また使用後の電池が
大量にゴミとなります。

ろうそくには電池の灯にはない
持ち味もあります。

電池式とろうそくの灯を
使い分けられたらと考え、

ろうそくを安全に使う工夫を
北海道地震の後記事にしました。

【停電への備え関連記事】


▼我が家の手持ちの懐中電灯とヘッドライトの
明るさ、使いやすさ、点灯時間などを比較
【こちらの記事もおススメ】

▼どんなどんなタイプを備えるかと同時に
電池の在庫管理も欠かせません。

▼2020/09/06投稿

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【暮らしがラクになる「減災収納」】
地震対策記事こちらに掲載

 

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posted : 2018年7月9日